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『下町ロケット』阿部寛チームVS神田正輝ら帝国重工の結末は? 新春ドラマ特別編も放送決定

リアルサウンド

18/12/24(月) 6:00

 日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)が12月23日に最終回を迎え、そのラストでは2019年1月2日21時より「新春ドラマ特別編」が放送されることも発表された。今回の最終回で佃航平(阿部寛)たちの物語は一旦の完結となったが、まだまだ残された伏線は多くあり、「新春ドラマ特別編」が実質の最終回と見て間違いないだろう。

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 とは言え、最終回という肩書き通り、これまでで最も熱い物語展開だったことは確か。どちらのエンジンとトランスミッションの性能が上か評価する「佃製作所VS帝国重工」の勝負は、今期の『下町ロケット』における一つの山場と言っても過言ではない。

 先に伝えると、結果は佃製作所の圧勝。一貫して『下町ロケット』の大きなテーマであるモノづくりの精神が佃らを勝利に導いた。これは「新春ドラマ特別編」にも繋がっていくポイントだが、佃らにあって帝国重工の的場俊一(神田正輝)やダーウィン・プロジェクトの伊丹大(尾上菊之助)にないのは、モノづくりの心である。「町工場ごときに」といつまでも下請けを見下し、「ショータイムの始まりだ」と余裕ぶっている的場は、自分たちの技術力を過信し続け、佃製作所に足元をすくわれる。伊丹は的場への復讐に目が眩み、部下の失敗も気付けない、信頼のない職場を作り上げてしまう。

 それに比べて佃製作所にあるのは、泥臭く諦めないモノづくりの心。無人トラクター・アルファ1が原因不明のエンストを起こしたことに、島津裕(イモトアヤコ)や立花洋介(竹内涼真)らは気の遠くなるような作業と向き合って原因を解き明かす。佃は的場に「あなた現場に何回来ましたか?」と問いかける。それは、帝国重工が開発する無人農業ロボットの先には、利用する農家の人がいるということを示している。

 佃製作所だけではない。難しい立場ながら佃らの技術力を信じた財前道生(吉川晃司)、無人農業ロボットのプログラムを開発し、佃とともに農業の未来を祈った野木博文(森崎博之)、佃製作所の走行試験に協力し佃らの思いに賛同した殿村家、佃チームの全員が日本の農業の未来を願って前に進んでいる。「どうか同じ夢を見てくれませんか? 我々がつくる無人農業ロボットが、いつか日本の農業を救うという同じ夢を。復讐や憎しみだけじゃ未来はつくれない。夢を持つことでしか前に進めないんだ!」と佃は的場に熱く説いてみせるが、乾ききった的場の心には届くことはない。

 性能試験に勝利した佃製作所は、殿村家の田んぼでアルファ1、改めランドクロウを走らせる。そこはかつて豪雨で駄目になってしまった田んぼ。絶望的な状況でも諦めずにいれば、きっと這い上がれる。雲間から差す、希望の光に向かって佃は叫ぶ。「俺達は夢を見続けよう! 走れ! 走れランドクロウ! 俺達の思いをのせて、走ってくれ!」。『少年ジャンプ』連載作品の最終回のような熱い終わり方に、決してぶれない“池井戸潤イズム”を感じずにはいられなかった。

 そして、物語は続いていく。「こんなところで終わるわけにはいかないんだ!」と不屈の精神を見せていた的場。「ダーウィン停止」のメールを受信した伊丹、と「新春ドラマ特別編」に繋がる多くのポイントがあるが、予告では殿村家の田んぼに豪雨が再び再来。帝国重工とダーウィン・プロジェクトの最終対決も繰り広げられる。真の最終回は、どのような決着を迎えるのか。 (文=渡辺彰浩)

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