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ぴあ

トークイベント 「アニメーション作家じゃなくてギャルって呼んで」に登壇した冠木佐和子(右)。

冠木佐和子がキャリア回想、東京藝大浪人か多摩美進学か迷い「2ちゃんねるで相談」

ナタリー

18/11/5(月) 14:42

冠木佐和子のトークイベント 「アニメーション作家じゃなくてギャルって呼んで」が本日11月5日に北海道・新千歳空港ターミナルビルにて開催中の第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭で行われた。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭やザグレブ国際アニメーション映画祭で評価された短編アニメ「肛門的重苦 Ketsujiru Juke」などで知られる冠木。本映画祭では長編コンペティションと学生コンペティションの審査員を務めている。冠木の過去作が上映されたイベントでは、彼女がこれまでの経歴を振り返った。

幼少期から絵を描くのが好きだったことから東京藝術大学を受験するも不合格になり、浪人するか、合格した多摩美術大学に進学するかどうか迷った冠木は「2ちゃんねるで相談しました。そこで『絶対に多摩美に行ったほうがいい!』と言われたので進学することにしました」と語る。大学では2年次にアニメを作る授業があり、そこで初めてアニメ制作を経験したという。3年次でもアニメ制作を経験し、作業が大変だったことから卒業制作はイラストに変更しようとしたものの、周囲の説得によりアニメを作ることを選んだと明かした。

卒業後はアダルトビデオ会社に新卒で入社した。冠木は当時を思い返し「卒業制作の1つだった『肛門的重苦 Ketsujiru Juke』がいろんな映画祭にノミネートされて、映画祭に行くために仕事を休んだりしてました。会社でも『ここまで仕事をしないADは初めてだ』と言われていて、アニメ制作に戻ったほうがいいのではと勧められるぐらいだったので、会社を辞めました」と回想する。その後、東京藝術大学の大学院を受けようとするも願書の募集が終わっていたことから、母校の多摩美術大学大学院へと進学し、再びアニメ制作に本腰を入れていったと話した。

大学院時代には「好きな人の肛門に隠れたい」という発想から生まれた「MASTER BLASTER」などを発表。「うたのおにいさんに憧れている先輩に“夜のおにいさん”になってもらおう」と思い制作した「おかあさんにないしょ」については「YouTubeにアップしたら『多摩美にはこんなのしかいないのか』というコメントがつきました(笑)」と明かす。続けて「夏のゲロは冬の肴」を紹介した際には「当時YouTuberになりたかったんですが、誰かがこの動画を通報して削除されてしまい、それから投稿ができなくなってしまったのでYouTubeやだなあ……と思うようになりました」とこぼした。

このほかNHK「テクネ 映像の教室」で発表した「えーん」や、同映画祭のインターナショナルコンペティション・ファミリーに出品された「ゴキブリ体操」のカットされた部分がスクリーンにかけられた。冠木が終始飄々としながら作品背景やエピソードを語る様子に、観客が都度笑い声を漏らしていた本日のイベント。最後に冠木は上映の不備などを謝罪しながら「ちょっとしっかりしたいと思います」と苦笑いを浮かべ会場を後にした。

なお第5回 新千歳空港国際アニメーション映画祭の閉会式とコンペティション部門の授賞式は、本日11月5日に行われる。

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