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「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」初日舞台挨拶の様子。(撮影:マチェイ・コモロフスキ)

コレクターズ加藤「さらば青春の光」封切り回想、初ドキュメンタリーは同じ新ピカで

ナタリー

18/11/23(金) 19:29

「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」の初日舞台挨拶が本日11月23日に東京・新宿ピカデリーで行われ、THE COLLECTORS、監督を務めた川口潤が出席した。

建物の老朽化により、2017年末をもって37年の歴史に幕を下ろした東京・新宿JAM。本作ではこの老舗ライブハウスに縁あるTHE COLLECTORSが、閉店直前にワンマンライブを行うまでの過程を追いながら、1980年代から現在に至る東京モッズシーンを検証していく。

リーダーでボーカルの加藤ひさしは、初日を迎え「こんな大きなスクリーンの前で挨拶する日が来るなんて、夢にも思っていなくて。ステージではよく歌いますが、今日はしゃべりますよ!」と挨拶。映画に関しては「コレクターズのヒストリーが垣間見えるだけでなく、1980年代初頭に生まれた日本のモッズシーンが今も脈々と続いていること、さらに僕個人のバンド人生もみんなに紹介できる作品に仕上がりました」と紹介した。

「この映画を一言で表現すると?」という質問に、ギターの古市コータローは「ある意味では青春映画と言えるかもしれませんね」とコメント。「山口冨士夫/皆殺しのバラード」といった音楽ドキュメンタリーを手がけてきた川口は、本作で初めてTHE COLLECTORSと密接に関わったという。川口は「名前は昔から知っていました。キャリアも世代も先輩で。どういう方だろう……と思っていたんですけど、今ステージに立っている感じと同じような気さくさで。(映画には)その様子がうまく収められたかなと」と内容に触れた。

この発言を受け、加藤は「『カメラを止めるな!』がヒットしたんだから、途中『もうゾンビ映画にしない?』って言ってたよね」と冗談を飛ばしつつ、「(川口は)モッズシーンをそんなに知らなかったらしくて。そのおかげで、これまでモッズシーンを知らなかった人にもわかりやすく作られている」と太鼓判を押す。加えて古市も自身のPodcast「池袋交差点24時」で「マーティン・スコセッシに負けてないよ」と発言したことに触れ、「世界の川口ですよ」と背中を力強く押した。

新宿ピカデリーでは今から39年前の1979年11月、加藤たちに強い影響を与えた映画「さらば青春の光」が公開されたことも話題となった。加藤は「大学1年生の頃、朝から並んで観たんですよね。まさか同じ映画館で自分の映画が上映されるとはね」と感慨深げだ。このほか舞台挨拶では、11月22日に加藤が58歳の誕生日を迎えたことを記念し、バースデーケーキがプレゼントされるサプライズも。新宿JAMの元店長・石塚明彦氏がケーキを持ってステージに登場し、会場全体で加藤の誕生日を祝った。加藤は「いきなり58歳ってバラされて罰ゲームみたいだね」と笑いながら、ろうそくを吹き消した。

最後に川口は「映画でしかつかみ取れないようなものを封じ込めることができたと思います。映画館で観ることで、よりそういったものがつかめるんじゃないか」とコメント。そしてドラムの古沢'cozi'岳之は「この映画を機会に日本中、世界中にモッズというものが広まったらいいなと思います」、ベースの山森“JEFF”正之は「1986年のコレクターズと今のコレクターズ、両方出てきます。ぜひ楽しんでください」と挨拶する。そして加藤は「ライブシーンの音はロンドンでミックスダウンしてきました。ものすごいいい音で聴けます。『ボヘミアン・ラプソディ』と同じくらい……いやそれ以上なので!」とコミカルな語り口で音響への自信をのぞかせ、イベントを締めくくった。

「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」は、新宿ピカデリーほか全国でロードショー。

(c)2018 The Collectors Film Partners

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