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松坂桃李が車いすの建築士に 山本美月と初共演のラブストーリー『パーフェクトワールド』4月放送

リアルサウンド

19/1/30(水) 6:00

 松坂桃李と山本美月が初共演する連続ドラマ『パーフェクトワールド』が、4月期のカンテレ・フジテレビ系火曜21時枠で放送されることが決定した。

参考:『娼年』は女性の性的欲望を可視化して賞賛する 松坂桃李、覚悟の演技が生んだ説得力

 本作は、岩田剛典と杉咲花の共演で『パーフェクトワールド 君といる奇跡』として映画化もされた、女性コミック誌『Kiss』(講談社)で連載されている有賀リエの同名コミックが原作のラブストーリー。大学時代に事故に遭って脊髄を損傷し、車いすに乗っている建築士の主人公・鮎川樹が、生涯1人で生きていくと決めていたものの、高校の同級生・川奈つぐみと再会し、心通わせ合うことで変化が訪れていく模様を描く。

 カンテレ制作の火9ドラマの主演は『サイレーン』(2015年10月期 ※当時は火10時枠)以来2回目で、連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは今回が初となる松坂が演じるのは、渡辺設計事務所の一級建築士・鮎川樹。スポーツ万能で好青年、高校時代はバスケットボール部のエースであったが、大学3年の時に事故に遭遇。脊髄損傷で下半身が不随になったショックは大きく、高校時代からの夢であった建築士になることもあきらめかけていたが、さまざまな支えを受け、苦難を乗り越えた結果、建築士となった。現在はバリアフリー住宅の設計をするなど活躍しているが、本心では恋もバスケも、もうしないと心に決めている役どころだ。

 松坂とは初共演となる山本は、相手役となる同級生・川奈つぐみを演じる。つぐみは、絵が好きで高校時代は美術部に所属し、美大を目指していたが、自信がなく、受験を断念。インテリアデザイン会社に就職したものの、事務職についており、初恋の相手・樹との再会によって彼女もまた大きな変化を遂げつつある。そんな2人が職場の飲み会をきっかけに偶然再会するところから物語は始まるが、惹かれ合うほどに、親の反対や恋敵の出現、病気やケガなどの問題に直面していく。

 脚本を手がけるのは、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)の中谷まゆみ。演出は、『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ系)の三宅喜重、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレビ系)の白木啓一郎が担当する。

【松坂桃李 コメント】
■『サイレーン』以来、約3年ぶりの火9ドラマ出演オファーを受けての心境
『サイレーン』は僕のGP帯初主演ドラマだったので、思い出が多く、みんなで苦難を乗り越えた作品で、今でも鮮明に覚えています。また今まで夫婦のお話はあったのですが、実は、連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは初めてなので自分の中では新鮮で、「ラブストーリーやるのか~、そわそわするな」と嬉しい面もあれば、表情が崩れるような、正直こそばゆい面もあります。さらにハンディキャップを背負いながらのラブストーリーなので、リアルさとハンディキャップを抱えた生活ならではの葛藤や共感も丁寧に描ければいいなと思っています。

■初共演する山本美月の印象
アニメやゲームが好き…、同じニオイがします(笑)。勘違いしないで頂きたいのですが、僕はオタクというのは、何かひとつ、極めた者がもらえる称号だと思っていて、山本美月さんはそれを持っている方だと思います。山本さんには及ばないですが、そこをきっかけに、お好きなものを見聞きし、歩み寄っていきたいです。
女優さんとしては、思い切りがすごくいい印象というか。監督の意図に沿って全力でやるというイメージがあります。役に対しての思い切り、忖度(そんたく)でやるということではなく、純粋にそこに対しての気持ちよさを感じます。あと年上男性からすごくモテそう(笑)。ハッとさせられるような視聴者の方目線に近いのが、つぐみの目線であって、そこを皮切りに恋愛が始まり、共に困難を乗り越えていくと思うと今から楽しみです。

■いろいろな意味で障害や困難の多い恋愛になることについて
困難を受け止められる男はかっこいいですし、憧れがあります。ただ僕はなるべく平和にことを進めたいタイプなので、困難を乗り越えて進んでいくという部分については妄想をしています(笑)
恋愛は人生を、より色濃くさせる経験のひとつで、職業ドラマや刑事ドラマでもラブストーリーによって、気持ちが動かされているものが多い。樹がつぐみと出会い、惹かれていくと同時に諦めていたバスケをもう一度しようと思い始め、心にフタをしていた自分が変わっていく。主人公の人生観や価値観が恋愛によって変わっていく様は表現していきたいなと思っています。

■ラブストーリー以外に感じる魅力
車椅子生活というのは、自分の役どころの大きなポイントだと思うので、撮影現場にどう入っていくかは重要だと思います。撮影がはじまらないと分からないことが多く、勝手も違いますし、慎重にやっていかなければならないと思っています。

■具体的な役作りについて
原作のモチーフにもなっている車椅子に乗った建築士・阿部さんとお会いして、どのように生活されているのか、仕事をされているのかをご自宅と仕事場にお邪魔し、拝見させて頂きました。どの所作が難しいことなのかもわからないくらい自然にされていたので、後からそうだよな、とハッとさせられました。自然に見せるためには相当練習が必要ですし、とにかく頑張るしかないという気持ちが今は大きいです。

■建築への興味
建築は全く僕が通らなかった道ですが、住む方に嬉しいサプライズを考える、とても素敵なお仕事だと思います。バリアフリーを前提に、物理的な住みやすさだけではなく、心の住みやすさを追求したデザイン、気持ちいい空間をつくるということの大切さを伝えていく作品になればいいなと思っています。

■意気込み
連ドラとしては初めてのラブストーリー、全力で頑張ります! 積み重ねていける、連続ドラマならではの利点を生かし、山本美月さんと力を合わせ、作品に向き合っていきたいと思っています。

【山本美月 コメント】
■原作の感想や見どころ
人を愛する心をまっすぐに表現している作品だと思いました。
樹の障害を通して、私自身知らなかったことがたくさんあり、とても考えさせられました。私は少女漫画を普段あまり読まないのですが、久しぶりに読むと恋愛のもどかしさがなんだか新鮮に感じ、恋が愛へと変化する気持ちを見させていただいたような気がします。

■初共演する松坂桃李の印象
今回初めてお会いするので、テレビで拝見した印象で恐縮ですが、とても完璧な人!というイメージがあります。役者として先輩の松坂さんとご一緒させていただけるのは、とても嬉しいですし、頼もしいです。このような恋愛ドラマに出ることがあまりないので、松坂さんはじめ、キャストみんなで楽しい現場が作れたら嬉しいです。

■いろいろな意味で障害や困難の多い恋愛になることについて
たとえどんな障がいがあっても、その人を好きだという気持ちはきっと抑えることは出来ないと思います。色々な形の障がいがあるとは思いますが、それを2人でどう乗り越えるかを一緒に考えながら、時にぶつかり合いながら、共に進めていけたら素敵だと思います。

■ラブストーリー以外に感じる魅力
恋愛ドラマに参加をすることがあっても、恋愛の部分に大きく関わる経験が少なかったので、とても楽しみです。また、私はこの漫画を読んで、障がいを抱えている方の気持ちを全然理解出来ていなかったことに気付かされました。身体障がい者用の車の存在だったり、スポーツ、視線の低さ、ほんの少しの段差が車いすの方にとって、大きなハードルになってしまうことだったり。きっとまだまだ知らないことはあるとは思いますが、このドラマを見ることで、身体に障がいを抱えている方々の気持ちを理解してもらえたらと思います。そして、どんな人でも同じように暮らせる世界になったらと思う方が少しでも増えたらと思います。

■撮影に向けて、どんな役作りをしたいか
原作がしっかりとあるものなので、イメージをなるべく近づけられたら、と思います。
実際に現場で監督や演者同士でお会いすると、色々と変わることは多いとは思いますが、自分の中のつぐみの樹への恋心を今から少しずつ育てて、ドラマと一緒にたくさん悩みながら成長させていけたらと思います。

【原作 有賀リエ コメント】
松坂桃李さんは、新しい作品を見るたびに「すごい役者さんだなあ…」と思ってしまう、いつも次の作品を楽しみにしている役者さんでした。そんな松坂さんが樹役と聞いた時は、嘘じゃないだろうかと信じられなかったです。きっと樹の内面はもちろん、脊髄損傷の細かい仕草も丁寧に表現してくださるだろうと、安心感と期待でいっぱいになりました。
山本美月さんは、その可愛さはもちろん演技が前から大好きで、特に涙を流す時の表情が頭に残って離れない女優さんでした。山本さんに決まった時は本当に嬉しかったです。笑顔や涙の仕草が、つぐみのイメージにぴったりと重なっていくのを感じました。
プロデューサーの河西さんは原作側に何度もご説明にきてくださり、丁寧に企画を進めてくださいました。私もドラマのスタートを楽しみにしています!

【プロデューサー 河西秀幸 コメント】
このドラマは、樹とつぐみが純粋な気持ちで、さまざまな困難を乗り越えながら幸せに向かっていくラブストーリーです。原作をはじめて読んだ時、素敵なラブストーリーだけでなく、障がいについても深く描かれており、衝撃を受けました。障がいに対する自分の無知さを痛感するとともに、ぜひともこの素晴らしい作品を連続ドラマで丁寧に制作させて頂きたいと思いました。
樹は事故以降、恋愛もしない、旧友とも関わらず、閉じこもった世界で生きてきたものの、同級生のつぐみと交流していく中で、さまざまな事を取り戻していく、非常に繊細で難しい役です。『サイレーン』でもご一緒した松坂桃李さんにぜひとも演じて頂きたく、難役をお願いしました。松坂さんと一緒に、原作のモチーフとなった車いすの建築士・阿部一雄さんに取材をさせて頂いたとき、松坂さんの役作りに対する真摯(しんし)な姿勢などを間近で拝見し、このドラマに対する熱い想いを感じました。
つぐみはピュアな心の持ち主で芯のある女性ですが、樹との恋愛にはさまざまな葛藤を感じながら懸命に生きていきます。そんなヒロイン像が、『嘘の戦争』などでもご一緒した山本美月さんとシンクロし、迷いなくオファーをさせて頂きました。樹を想い、恋を楽しみ、そして恋に悩む姿に、きっと共感して頂けると思います。
樹は車いすでの生活を余儀なくされておりますが、そもそも完璧な人間などおらず、登場人物それぞれが何かしらの問題を抱えています。お互いが足りない部分を補って、手と手を取り合うことで、もしかしたら完璧な世界=“パーフェクトワールド”が生まれるのでは…という想いを伝えたいと思います。
親の反対だったり、純粋な恋愛を阻む恋敵の存在だったり、ラブストーリーの醍醐味(だいごみ)をたくさん楽しめるドラマですが、同時に障がいというものにも真摯(しんし)に向き合い、視聴者の方々が知らない現実を描写することで、いろいろな問題も問いかけたいと思います。
ぜひ、身近な方と一緒に「自分だったらどうするのか?」など、話題にしながらご覧頂けると嬉しいです。

(リアルサウンド編集部)

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