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いま、最高の一本に出会える

タケヤキ翔

私と音楽 第3回 YouTube動画クリエイター・タケヤキ翔が語るB'z

ナタリー

19/2/15(金) 17:06

各界の著名人に“愛してやまないアーティスト”への熱い思いを聞くこの連載。第3回はYouTubeのチャンネル登録数100万人超えの人気動画クリエイターであり、音楽活動も行っているタケヤキ翔が登場。高校時代から10年以上追いかけているB'zについて、その魅力を語ってくれた。

ライブではお茶目な稲葉さんに会える

ファンになったきっかけはYouTubeでいろんな動画を観ているときにたまたま「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」の映像を発見したことです。それまで存在は知っていたし、曲を耳にすることはあったんですけど、学生時代は学校や同年代の間で流行っている音楽を聴くタイプだったので、コブクロとかw-inds.、ORANGE RANGE、GReeeeNとかが好きだったんです。だからあまりB'zは聴いてこなくて、ちょっとうるさいのかなって思っていたんです(笑)。でも初めてB'zのライブ映像を観たときにその迫力にびっくりして、それからいろんなライブ映像を観ているうちにどんどんハマって。初めて買ったCDは「The Best "ULTRA Treasure"」と「B'z The Best "ULTRA Pleasure」だったかな。そのうちそれじゃ足りなくなって全部欲しくなっちゃって、アルバムもDVDも大人買いしました。今ではB'z Party(ファンクラブ)に入って親や友達や後輩も巻き込んで一緒にライブに行っています。

周りに“B'zが大好き”っていう人があまりいなくてけっこう寂しいんですけど、ライブ映像を観てもらえれば絶対にカッコよさは伝わると思うんですね。まずは演出がとにかく派手。ステージが回転したりバイクが飛んだりする演出もあったり。あと、「juice」っていう曲のときによくコール&レスポンスがあって、最後は稲葉浩志さんがロングトーンで締めるんですけど、それもカッコいいんですよ。「恋心」では、手の振り付けがあるのでそれを稲葉さんと一緒に踊って一体感を感じられる。ライブ中の稲葉さんはお茶目なんです。コントをやったり、一時期よくステージに井戸が出てきてそこに向かって稲葉さんが叫んだり、金の井戸から松本孝弘さんさんが出てきたこともありました。最近はまったく出てこないですけど、あれなんだったんだろうな(笑)。そういう遊び心があるところが素敵ですよね。

昔はホットパンツが稲葉さんの代名詞だったらしいですけど、ずっと前からもうホットパンツは履いていません。僕が初めて生で観たライブ「B'z LIVE-GYM 2012 - Into Free-」での衣装は、赤のチェックシャツにGパンだったし。でも「B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-」では「ギリギリchop」の演奏中、ズボンをバッて引っ張って、ホットパンツ姿に変わるっていう演出があってめっちゃ沸かせてましたよ。あれはぜひ生で観たいですね。あと“B'zのライブあるある”なんですけど、稲葉さんは歌ってるときの声量がすごいじゃないですか。でもMCになると声が小さくて、よく聞かないと何を話しているのかわからないんです。だから家でライブ映像を観るときは、MCの瞬間だけボリューム最大にして、曲が始まったら慌てて下げるっていう(笑)。

高校時代、失恋を癒した曲

取材前に「好きな曲ベスト3を挙げてくれ」って言われていたんですけど、決めかねています(笑)。でもまず「TIME」は外せませんね。これは失恋を歌った曲なんですけど、稲葉さんが横浜の港の見える丘公園で作ったそうですよ。「BLOWIN'」のカップリング曲で25年以上前に出た曲ですけど、初めて聴いたときも全然古さを感じなかった。確か高校時代、失恋したときに聴いたんだったかなあ。歌詞の情景が自分に重なったというか。

2曲目は「恋じゃなくなる日」にします。これは「FRIENDS」というミニアルバムに入っている曲なんですけど、「いつかのメリークリスマス」「僕の罪」、インスト曲(「Love is…」)を挟んで「恋じゃなくなる日」っていうこの4曲の流れがすごくよくて、通しで聴くことで完成するんです。その中でも特に「恋じゃなくなる日」は高校生の頃に初めて聴いて以来ずっと好き。ファンの間でも人気の曲です。これも失恋の歌で、当時また別の子に失恋したときに聴いていました(笑)。

最後の1曲を何にするかは本当に難しい……でも「夢見が丘」に決めました。「ねがい」のカップリング曲なんですけど、これは複雑な“人の心”みたいなものを歌った曲で、メロディがカッコいいんです。「ねがい」をリリースするときにどっちを表題曲にするかけっこう悩んだらしいです。ライブではほとんどやらない曲で、僕もDVDでしか観たことがなかったんですが、2013年の「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」で演奏してくれて。あれは感動しましたね。それからはやってないと思うから、レア曲って感じなんですよ。

「やっぱB'zだよね!」

僕、2011年以降のツアーは毎回観に行ってるんですけど、2015年の「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」は1列目で観ることができました。稲葉さんがほんともう、1、2mなんじゃないかっていう距離で歌ったんですよ。直で声が聞こえて、顔の汗が流れるのも見えるぐらい近くて。こんなに近くで観られることはもうないかもしれませんね。稲葉さんのソロライブにももちろん行っています。チケット抽選で当たってZepp NambaのSS席で観たことがあるんですけど、いつもより近くて「稲葉さんのソロいいやん!」って思ったんですよ。でもそのあとにB'zのライブを観たらまた「やっぱB’zだよね!」って(笑)。松本さんのギターと稲葉さんの声は本当にベストマッチなんですよね。

一番感動したライブは「B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」です。2日連続で観に行きました。そのツアーでは昔のライブの演出を再現してくれて、「ALONE」のときに稲葉さんが演奏するピアノの上に松本さんが立ってギター演奏をしたり、「LOVE PHANTOM」で上のほうから稲葉さんが飛び降りたり。それまでDVDで何度も観てきた演出ですけど、生では観たことがなかったから「本物や!」って興奮しました。ライブがよ過ぎていつもよりグッズもたくさん買っちゃいましたもん。

グッズは相当集めていて、マフラータオルはライブ中のタオル回しに使うから毎回買います。あとはツアーTシャツとか。ほかにもいろんなグッズを購入してます。「178(イナバ)」って書いたナンバープレートとか、家に帰って買ったものを改めて見て「これなんやろ?」って思うものもありますよ。買ったはいいけど結局使い方がよくわからず、部屋に置いてチラチラ見てニヤッとするだけ(笑)。ツアートラックのミニチュアは可愛くて毎回買っちゃうんです(ヘッダ写真)。家に入りきらないものもあるから実家にも置いてます。

好き過ぎて歌い方が似ちゃう

稲葉さんて完璧じゃないですか。顔もカッコよくて頭もよくて、英語も話せて歌もうまい。それなのに歌詞では女々しいこと言っていたりする。「なんでもできるのにそんな部分もあるの?」っていうギャップがたまらないんですよ。プライベートが謎な感じもミステリアスさが増していいんですよね。B'zをリスペクトし過ぎて、自分が書く歌詞とか歌い方も「なんか似てない?」って指摘されたりしたことがあって。だから自分の作品を作るときはあえて逆を意識しています。「似ないように、似ないように」って。

ファンクラブの会報誌とかインタビュー記事とかはひと通り目を通すようにしているんですけど、少し前にYouTubeで稲葉さんと福山雅治さんの対談の動画を見つけて、「うわー、どんな音楽的な話すんねやろ」って観たら、ほとんどUFC(格闘技)とかプロレスの話で(笑)。それと稲葉さん、テニスも好きみたいでこの前は錦織圭さんと対談してる動画をYouTubeで見つけました。ほかにも落語やバイクの対談企画とかに出ているし、本当にいろんなことに興味があってすごいと思います。その流れでYouTubeを好きになってくれないかな(笑)。それで僕の動画を観てもらって……そしたらいつか会えないですかね(笑)。

最後に、もしかしたらB'zのお二方がこれを読んでくれるかもしれないのでちゃんとここで気持ちを伝えたいんですけど(笑)。「稲葉さん、松本さん、ここまできたら理由はひと言で言えないくらい大好きで、これからもこの気持ちは変わりません。なので、これからも体に気を付けてずっといい曲を聴かせ続けてください」……このメッセージはぜひ、載せてください(笑)。

タケヤキ翔

大阪を拠点に活動している動画クリエイター。YouTubeでドッキリ、やってみた、女装企画、家族ネタなどを配信。また2019年からは新たな音楽活動のスタートに向けて、カバー楽曲動画の配信も行なっている。

取材・文・構成 / 中村佳子(音楽ナタリー編集部) 撮影 / 阪本勇

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