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ラジオや配信で加速する人気 今夜Mステ初出演、Official髭男dismの楽曲力の高さを紐解く

リアルサウンド

18/11/30(金) 8:00

■2018年ラジオNo.1ヒットソングに

 今夜、Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)が、音楽番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)へ10月17日にリリースした新曲「Stand By You」で初出演する。

 通称“ヒゲダン”として親しまれている彼ら。現在スマッシュヒット中の「Stand By You」は、ラジオ全国27箇所でのパワープレイ(月間1,100回以上オンエアされ、2018年現時点までの月間オンエア数1位)を記録。人気曲「ノーダウト」の再生回数を上回り、ラジオ発 → 音楽サブスク(定額制音楽サービス)経由で口コミによって楽曲の良さが話題となっているナンバーだ。さらに、国内AM&FM局のオンエア回数を集計するBillboard Air Play Chartで4週連続1位にはじまり、音楽認識アプリ・Shazamで楽曲表示数1位獲得、YouTube再生回数が公開から1カ月で200万回突破、音楽サブスク再生数が1カ月で累計500万回再生突破などなど、様々な記録を打ち出している。

 昨今、シンガーソングライター・あいみょんの人気にも顕著だが、平成最後となった音楽シーンにおいて、スピッツや小沢健二など90年代J-POPを彷彿とさせるメロディを大事にしたポップミュージックの再評価が感じられる。ヒットが再生回数やプレイリストによって可視化されるSpotifyでも、Official髭男dismは人気プレイリスト「トップ50(日本)」、「Tokyo Super Hits!」、「Top Hits Japan」、「On Replay – メガヒットリプレイ」などへ多数リストイン。純粋に楽曲力の高さが問われる音楽サブスクでの評価を見れば、彼らの楽曲が音楽ファンへ熱量を持って伝わっていることは明らかだ。

(関連:Official髭男dism、神様、僕は気づいてしまった、みやかわくん…いま注目集めるニューカマーの新作

■新しい音楽の楽しみ方のサイクルの創出

 一度耳にしただけで記憶に残るメロディの美しさ、声を大切にした曲作り、こだわりぬいた楽曲構成力に、多くの音楽ファンが魔法のごとく魅了されている。ラジオで耳にしたリスナーがApple MusicやLINE MUSIC、Spotifyなど音楽サブスクで楽曲をリピートするという、“新しい音楽の楽しみ方のサイクルの創出”が興味深い。何より、ラジオでかかっている曲をスマートフォンなどの内蔵マイクに聞かせることでタイトルを表示してくれるShazamでランキング1位を獲得していることが、音楽ファンに検索を促せていることの裏付けだ。聴き馴染みの良さ、歌唱力、楽曲力がフックとなった表れだろう。

■聴き応えある楽曲に仕上げる編曲センス

 Official髭男dismは2012年に結成。昨今の洋楽シーンともリンクする、コード感がシンプルながらもメロディが残るダンサブルなサウンドで、モータウンやソウルミュージックをルーツとした、ピアノを中心とする日本語ポップスバンドとして、2018年4月にメジャーデビューしたばかり。

 注目されたきっかけは、2018年1月に放送された音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)だった。“蔦谷好位置、いしわたり淳治の売れっ子音楽プロデューサー2人が選ぶ2017年の年間 ベストソング特集!”において、音楽プロデューサー蔦谷氏が「Tell Me Baby」を2017年の“思わず車を路肩に停めて聴き入った1曲”としてセレクト。メロディやコード進行はシンプルなのに、聴き応えある楽曲にする編曲センスが素晴らしいと絶賛。その結果、名実ともに評価が高まった。

■シンガロングしたくなるポップアンセムの誕生

 ターニングポイントは、2018年4月11日にリリースしたメジャー1stシングル、月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)の主題歌「ノーダウト」だった。長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が信用詐欺師として大活躍する伏線入り組んだユニークな物語を、流麗なるメロディで軽妙に盛り上げた。なかなか読みづらいバンド名“Official髭男dism”であったが、音楽ファンから「Official髭男dism(ヒゲダン)いいよね!」という声が一気に増えたのだ。

 そして、「ノーダウト」人気を上回ることとなったのが新曲「Stand By You」だ。ハンドクラップで加速し、思わずシンガロングしたくなるポップアンセムが誕生した。同曲でいよいよ今夜の『ミュージックステーション』への初出演が決定。すでにフェスなどでは入場規制がかかるほどの人気者の彼らだが、その聴き馴染みの良いキャッチーなサウンドと歌へのこだわり、テクニックが裏付ける日本トップレベルのポップセンスによって、J-POPシーンをネクストレベルへ導いてくれることだろう。引き続き、世界へ誇るべき日本の音楽シーンのゲームチェンジャー、Official髭男dismに注目したい。(ふくりゅう(音楽コンシェルジュ) )

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