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左から鈴木敏夫、大村秀章、大島宇一郎。

ジブリパーク新情報発表、鈴木敏夫が愛知県との協業理由を「大村知事に口説かれた」

ナタリー

19/5/31(金) 21:21

2022年秋、愛知の愛・地球博記念公園内にオープンを予定しているジブリパークの合同記者会見が本日5月31日に開催された。

愛知県庁本庁舎にて行われた会見には愛知県知事の大村秀章、中日新聞の代表取締役社長・大島宇一郎、スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫が出席。ジブリパーク整備の概要とともに、整備および管理運営について連携・協力する基本合意を締結したことを発表した。

会見ではまず大村がジブリパークの基本方針を伝える。「愛知万博の理念と成果の継承」「スタジオジブリ作品を伝え残し唯一無二の価値を付与」「多様な利用者がともに楽しめる公園づくり」「歴史的成り立ちに配慮し将来にわたって愛され続ける公園づくり」「公園内の既存施設・活動との共存」が指針となることを明かした。続いて事業費について「スタジオジブリの映画の世界を忠実に再現していくとなると、基本設計では事業費をはじきだせない状況です。実際に詳細設計をしてみて、大きさをどうするか、材質をどうするか、そういう細部までの詳細設計を今年度します」と説明。入場料に関して「どのような管理運営をしていくか3社でしっかり協議して、その中で入場料も検討してまいります」と話し、来場者目標を聞かれた際には「来場者目標は詳細設計の中で見えてくるもので、キャパシティの問題もあります。三鷹の森ジブリ美術館やサツキとメイの家は完全予約制でやっています。どのぐらいの収容能力がある施設を作るかは、これから進めていきます」と回答した。

鈴木は宮崎駿とジブリパークの話をすると「どうしてこんなことになったんだろう」という結論になることを吐露しつつ、「やっぱり、大村知事に口説かれたということ。東京へ来るたび何度も、7、8回も事務所に足を運んでいただいた大村知事の情熱のたまものかと思います」と協業に至った理由を述べる。「今回の合意書はある種の結納。運営することは結婚するということ。ならば今日の気持ちはマリッジブルーかなと思いました(笑)。結納を交わしてその場から逃げたくなる。でも、今日来ました。来たからには前向きに取り組んでいきたいと思います」と冗談を交えながら語った。

鈴木は、ある人物から「愛・地球博記念公園というのは地元の人にとって本当に大切な場所。だからそこへ土足で入ってきて、ジブリまみれにするな」と意見をもらったと述懐。「テーマパークを作るのか、あくまで公園なのか、ということについてジブリの中でも議論しました。結果出てきたのは、テーマパークの要素を若干入れながら公園を整備する、ということです。いろんな人が楽しんでいる、その邪魔をしようとは思いません」と考えを伝える。

鈴木とは会うたびに中日ドラゴンズの話で盛り上がる間柄だという大島。これまでに「ジブリの大博覧会」「思い出のマーニー×種田陽平展」「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」に携わってきたと言い、「常設の公園の管理をするのは初めてですが、これまで多方面の事業で培ってきたノウハウを生かして、来場いただいた方に心の底から楽しんでもらう空間作りに全力であたりたいです」と意気込んだ。

会見ではジブリパークのロゴとポスターも公開された。鈴木はロゴについて「ジブリの字は宮崎駿が書いたもの。作ったのはずいぶん前なので、『パーク』は僕がマネをして書き足しました。ジブリは家内制工業なんですよ」とニヤリとした表情を浮かべ、デザインに込めた思いに関しては「ジブリらしくあろう、それ以外にないです」と言い切る。ポスターは、現地を歩いた日に撮った写真がもとになっていると説明した。「自然の地形を生かすのか?」と尋ねられると、「大原則は生かしたい。(長久手は)条例もある。なんでも平地にするのはつまらないと思っているので、どう生かすかはテーマです。どうやって折り合いをつけていくのか、楽しみです」と回答。すでにいろいろなプランを考えていることを明かすも、「映画だけじゃなく、芝居とかもやってみたいけど、近づいてから発表します」と期待を煽った。

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