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いま、最高の一本に出会える

『いだてん』『グッドワイフ』『3年A組』の日曜ドラマが本命に? 注目作揃いの1月ドラマ

リアルサウンド

19/1/4(金) 6:00

 大晦日の幸せ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)、元旦の『相棒』(テレビ朝日系)、正月時代劇『家康、江戸を建てる』(NHK総合)、さらにはあの名作で平成30年を総括しようという『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(フジテレビ系)と、年末年始というのは、ドラマ好きを全く持って退屈させてくれない。だが、なにより注目すべきは、これから始まる1月クールの連続ドラマだろう。

◯見どころ満載の3作品が日曜日にズラリ

 まずは、期待のドラマが大混戦、日曜日放送の3本。TBSは、昨年『アンナチュラル』、『中学聖日記』(共にTBS系)の2作を手がけた塚原あゆ子が演出を担当するというだけで期待せずにはいられない日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)。全米で大ヒットしたドラマをリメイクしたリーガルドラマである。主演の常盤貴子も楽しみだが、対する『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)でも抜群の安定感だった唐沢寿明、滝藤賢一に加え、吉田鋼太郎という東京地検特捜部の3人の組み合わせが実に魅力的だ。

 NHK大河ドラマ『いだてん』は大河ドラマには珍しい近現代を描く点が若干の不安要素ではあるが、それを簡単に打ち消してしまうだけの布陣が揃っている。『あまちゃん』(NHK総合)の宮藤官九郎、音楽に大友良英、演出にはあらゆるNHKドラマの傑作を演出してきた井上剛に加え、『モテキ』(テレビ東京系)の大根仁の名前まで並び、キャストには羅列したらキリがないほどの、思わず膝を打ちたくなる名優や、個性派、演技派それぞれ一流の俳優たちが顔を揃える。

 そして、『トドメの接吻』、『今日から俺は!!』と、新しいエネルギッシュなドラマ枠として定評のある日本テレビ系の22時30枠において新しく始まるドラマは、菅田将暉主演の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』。大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK総合)で若さ溢れる若君を、『トドメの接吻』でドラマの中を自由自在に渡り歩き、山田孝之と共演した『dele』(テレビ朝日系)では明るく優しい、奥に小さな孤独を抱えた好青年、『まんぷく』(NHK総合)では主役オーラを消し去り、真摯で真面目な若手弁護士を演じるという、イメージを固定せず常に新しい魅力を更新し続ける菅田が、次はどんな顔を見せてくれるのだろうか。生徒役には、永野芽郁、上白石萌歌、今田美桜という昨年話題を集めた若手女優たちだけでなく、『あなたには帰る家がある』(TBS系)の萩原利久、『恋のツキ』(テレビ東京系)の神尾楓珠など期待の若手俳優たちが揃う。脚本は『家族ゲーム』(フジテレビ系)の武藤将吾。あらすじからいくと『獣になれない私たち』(日本テレビ系)にも例え話で登場した長谷川和彦監督の映画『太陽を盗んだ男』(1979)を彷彿とさせないこともないのだが、どういった学園物語が展開されるのだろう。

◯2年ぶりに戻ってきた『家売るオンナ』

『家売るオンナの逆襲』(c)日本テレビ
 外せない“ドロドロ枠”はカンテレ製作の『後妻業』(カンテレ・フジテレビ系)。『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐―』(フジテレビ系)や『不惑のスクラム』(NHK総合)で昨年、イメージを大きく変えつつ好演した高橋克典、そして薄幸では終わらない、したたかな悪女といったら木村多江。『あなたには渡さない』(テレビ朝日系)に続く木村佳乃が演じる女の戦いはいかに。

 そして、シリーズものは基本的に触れないのだが、『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)は別だ。昨年の『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)が恋愛ドラマとして見事だった大石静、『家売るオンナ』がテレビドラマ初プロデュースであり、その後多くのテレビドラマを作ってきた小田玲奈プロデューサーが、前作から2年経った不動産業界と北川景子演じる三軒家万智をどう描くのかが注目である。

 気になる2本は『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)と『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)だ。

 『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』(共に日本テレビ系)の遊川和彦が脚本だけでなく演出も担当する『ハケン占い師アタル』。彼の描く一見突飛で愛のあるキャラクターが、今度は現代の会社事情に切り込む。出てくるのは毒か愛か。

 オジサマたちのシェアハウスというハートウォーミング風の見た目に西島秀俊の出演が意外な『メゾン・ド・ポリス』。脚本が『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐』『僕のヤバイ妻』(関西テレビ/フジテレビ系)の黒岩勉、そして演出が『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)の佐藤祐市と聞くと、その柔和な見た目に踊らされてはいけない気がしてくる。

 そして深夜ドラマはテレ東がなんだかスゴイ。『さすらい温泉 遠藤憲一』の湯けむり美女、『フルーツ宅配便』(共にテレビ東京系)のデリヘル嬢と、女優陣が気になって仕方がない2本は、規制だらけの現代のテレビドラマの枠の中でどう暴れるのか。『フルーツ宅配便』は、映画界で今最も勢いがある白石和彌がいかに派手にやってくれるのかも期待だが、昨年の秀作『モリのいる場所』などシンプルな日常に可笑しさを滲ませる沖田修一の演出も非常に楽しみである。ふじきみつ彦脚本、光石研主演の『デザイナー 渋井直人の休日』(テレビ東京系)も、黒木華はじめ目を疑うほど豪華で魅力的な俳優陣が揃い、1本の上質な映画ができそうだ。30分連続8回、石橋菜津美、土村芳が出演するNHK『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』も興味深い。平成元年生まれのアラサー女子たちが、“危機と不安の象徴”ゾンビを前にしてどう動くのかを劇作家・櫻井智也が描く。

 さてさて、今年も楽しみだ。(藤原奈緒)

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