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“国を冒涜する”驚きの詐欺計画が セザール賞5部門受賞『天国でまた会おう』本編映像

リアルサウンド

19/2/24(日) 11:00

 3月1日公開の映画『天国でまた会おう』の本編映像が公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、ピエール・ルメートルがフランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞に輝いた同名小説を、自らが共同脚本として書き上げ映画化された注目作。セザール賞で13部門ノミネートの末、脚色賞や監督賞など5部門受賞を成し遂げた。

 1918年、休戦目前の西部戦線。生き埋めにされたアルベールを救ったエドゥアールは、その時に顔に重傷を負ってしまう。パリに戻った2人を待っていたのは、戦没者は称えるのに帰還兵には冷たい世間だった。仕事も恋人も失ったアルベールと、生還を家族にひた隠しにするエドゥアール。そこに、声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が加わった。一度は負けた人生を巻き返すために、彼らは国を相手にひと儲けする大胆な詐欺を企てる。

 公開された映像は、エドゥアールが思いついた驚きの“詐欺計画”をアルベールに伝えるシーン。パリでひっそりと暮らし始めた2人にエドゥアールの想いをすべて理解する少女ルイーズが加わったことで、エドゥアールは生きる気力を取り戻し絵を描き始める。エドゥアールの世話を甲斐甲斐しく続けてきたアルベールも嬉しそうに見せてもらうが、それは、世間の戦没者追悼記念碑建立のニーズの高まりに乗じて、大金をせしめる詐欺を働くための絵だった。詐欺計画を嬉々として伝えるエドゥアールのどこか飄々とした態度に対して、アルベールのリアクションからは生真面目さと臆病ぶりが伝わってくる。

 アルベールを演じるのは、監督のアルベール・デュポンテル。当初、他の俳優がキャスティングされていたが急病により出演できなくなり、スケジュールが空いていてかつ監督ゆえ役柄への理解も深いという“便宜的”な理由でアルベール役として出演もすることになった。しかし、共同脚本として映画製作にも関わった原作者のピエール・ルメートルは、キャスティングのトラブル発生に際して、「アルベール・デュポンテルがアルベール役を演じてくれることを密かに神に祈っていました。そしてそれが叶ったのです」と告白した。

 御曹司エドゥアールを演じるのは『BPM ビート・パー・ミニット』のアルゼンチン人俳優ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。この映像では、うめき声と全身の動きだけでその高まるテンションを表現。デュポンテルは、「エドゥアールの視線、動き方、生意気で冷やかすような表情、ナウエルはそのすべてを持っていました。彼はその視線に、登場人物の想いを凝縮させたんです。あとは私が撮影するだけでした」と共演者を絶賛した。(リアルサウンド編集部)

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