Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

新しい地図、“アイドルな3人”は格別だ 『ななにー』が生み出す3つの大きな楽しみ

リアルサウンド

19/3/4(月) 6:00

 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるSNSバラエティ番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)、通称『ななにー』。3月3日放送回は、ひな祭りということもあり、SNSを沸かせた人気者たちが集結した「日本バズり大賞」や、ゲストと今年イチの“いいね”を目指す「バズ祭り」、女性だらけの「ななにー人狼!ひな祭りSP!」などを開催した。

(関連:稲垣&草なぎ&香取が切り開く新たな世界 『ななにー』での四柱推命占いから感じたこと

 改めて感じたのは『ななにー』には、大きく3つの楽しみがあること。1つめは、言わずもがな3人の素顔が見られる点だ。7.2時間という長尺の生放送だからこそ、思わぬハプニングも少なくない。そんなときに見せる3人の対応力の高さに、いつも惚れ惚れとする。もしかしたら、30年以上アイドルとして走り続けてきた彼らにとっては、当たり前のことなのかもしれない。だが、それが彼らの唯一無二の存在感を強調する。何が起こるかわからない生放送で、予定調和的ではない面白さと、見たいものを届けてくれる安心感があるという絶妙なバランス。特に今回のように「初めまして」のゲストが多く登場する場面では3人の頼もしさが、より増して見える。

 そして、2つめは彼らと共に新しい世界を覗き見できること。これまで知らなかったことを、3人と共に発見し、驚き、笑い、感動するという体験は、他ではなかなかできない。今回の「日本バズり大賞」では、計算機の操作音で音楽を演奏したり、トルコ行進曲を高速指パッチンで奏でたり、1000個以上のルービックキューブで作った稲垣の似顔絵アートが登場したり……と、インターネットがなかったら、こんなにも広く知られることがなかったのではないかと思われる一芸が次々と披露される。

 また、鮮やかな筆さばきで龍の絵が描かれていくさまを、じっくりと見届けることができるのもインターネットテレビならでは。アートを愛する香取が興味深げに見つめる姿も印象的で、“もしかしたら、香取の次の作品に生かされるのではないか”などと考えてドキドキする楽しみも。振り返ってみれば、人狼ゲームの面白さや、そもそもSNSへの親しみも『ななにー』と3人をきっかけに知った、という視聴者も少なくないはず。彼らがいつも「知らない」を楽しんでくれるから、私たちは世界に興味を持ち続けることができるのだろう。

 そしてラストは、もちろん彼らのライブが定期的に見られるということ。新しい地図を始動した当時、彼らは歌に関してまさにゼロからのスタートになった。そこから、小西康陽が生み出した「72」、麻生哲朗と菅野よう子による「雨あがりのステップ」、ぼくのりりっくのぼうよみが手がけた「KISS is my life. 」、SASUKEの「#SINGING」、川谷絵音の「SUZUNARI」……と、1曲、また1曲と、新たな歌が生まれ、そのたびにNAKAMAの輪が広がっていくのを感じた。そんな大切な楽曲を「ななにーライブ」で、ゲストと共に歌う姿は、特別な思いが湧き上がる。ファンミーティングでも、歌番組でも見られない、まさに『ななにー』だけのスペシャルなステージだ。

 今回の放送では、KREVAが登場。KREVAと香取は同じ学年の生まれだ。以前早くからアイドルとして活躍する香取と自分を同級生の女子に比較されたエピソードを語り、同じステージに立てたと満足げにしていたのを思い出す。今回、KREVAは「#SINGING」の振り付けを覚え、3人と一緒に踊り、特別にラップパートも作って披露した。そんなKREVAのパフォーマンスを受けて、軽やかなダンスで応える3人。彼らの中に変わらぬリスペクトと愛があることが、4人の笑顔から伝わってくる。また、こんなふうにコラボレーションが実現してほしいと願わずにいられない、記憶に残るライブだった。

 映画や舞台、SNSに、香取にいたってはアーティストとして個展がスタートするなど、驚くべきスピードで活躍の幅を広げている彼ら。だが、やはり歌い踊ることを楽しむ“アイドルな3人”は格別だ。いつか『ななにー』でしか見ることができない、ライブ祭りが開催されないか。そして『ななにー』が3人とNAKAMAにとって、いつもワクワクできる楽しい遊び場であり続けてほしい。そんな夢を見られること、そして「また4月も遊ぼうね」と言える幸せを噛み締めながら、3月を過ごしていきたい。(佐藤結衣)

アプリで読む