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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

柳家花緑 私の落語人生

立川談志、春風亭小朝

全10回

第6回

19/3/12(火)

春風亭小朝【註1】師匠との一番最初の思い出は、僕がまだ10歳くらい、九太郎としてデビューして間もない頃でした。有楽町のシアタークリエが芸術座だった時に、あの劇場で小朝独演会がありまして、そのゲストとして僕が出演させていただくんですよ。小朝師匠、新しモノ好きですからね〜。デビューした私が目に止まったんだと思います。師匠の一番弟子の圓太郎兄さんがその時、前座で入っていましたから、僕の着物を畳んだり、着せたりしてくれていたんです。今でもよく兄さんと「お前の着物を畳んだんだぞ~」「スイマセン~」なんて話していますね。圓太郎兄さんはその日が初高座だったそうです。僕はウチの師匠に習った『芋俵』をやりまして、それを小朝師匠がカセットテープに録ってくれたのが今も家にありますよ。で、その時のギャラは、お金だと親に没収されるだろうってことでテレビゲームでした。まだファミコンが出る前の、アメリカ製のスゴいゲームをもらって、それで遊んでいたのを覚えています。小朝師匠とはその頃からの付き合いなので、今も「花緑坊は~」なんて子供のように呼ばれています。小朝師匠が歌舞伎座で何度か独演会をやった時も、何回目かの時に呼んで一席やらせていただきました。まだ建て直す前の歌舞伎座ですね。そうやって、経験させてくれるんですよね。

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