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映画「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」舞台挨拶の様子。(撮影:マチェイ・コモロフスキ)

コレクターズ「さらば青春の新宿JAM」舞台挨拶「バンド人生をみんなに紹介できる作品に」

ナタリー

18/11/23(金) 18:10

本日11月23日に東京・新宿ピカデリーにて、映画「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」の舞台挨拶が行われた。

映画「THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~」はTHE COLLECTORSが主演を務め、彼らが昨年12月に東京・新宿JAMにて行ったワンマン「WELCOME TO THE FLOWER FIELDS AND THE MUSHROOM KINGDOM」の模様や同会場の歴史、東京のモッズシーンについて触れたドキュメンタリー作品。公開初日を迎えたことを記念して行われた今回の舞台挨拶には、THE COLLECTORSのメンバーである加藤ひさし(Vo)、古市コータロー(G)、山森“JEFF”正之(B)、古沢'cozi'岳之(Dr)と本作の監督を務めた川口潤が登壇した。

公開初日を迎え、加藤は「こんな大きなスクリーンの前でご挨拶する日が来るなんて、夢にも思っていなくて。今日はしゃべりますよ!」、川口監督は「新宿ピカデリーで自分の作った作品が上映できるなんて。感慨深いです」とうれしそうに述べる。さらに映画の内容に関して、加藤は「コレクターズのヒストリーが垣間見えるだけでなく、1980年代初頭に生まれた日本のモッズシーンが今も脈々と続いていること、さらに僕個人のバンド人生もみんなに紹介できる作品に仕上がりました」と紹介した。

「この映画を一言で表現すると?」という質問には、古市は「ある意味では青春映画と言えるかもしれませんね」、山森は「1986年当時のコレクターズと同じことを(今のコレクターズで)やったことで、また一体感が強くなったなって思いました」とコメント。また古沢は「1986年はまだ小学校4年生だったんですよ。そのときにこんなライブをやっていて、改めて尊敬するなって。そしてずっと活動を続けていけたらなって感じたきっかけにもなりました」と自身の思いを明かした。

この映画で初めてコレクターズと密接に関わったという川口監督は「名前は昔から知っていたんですけど、キャリアも世代も先輩で。一緒にお仕事させてもらうときはどういう方だろうな……と思っていたんですけど、今ステージに立っている感じと同じような気さくさで、その様子が上手く収められたかな」とバンドとの関係性を語った。その発言を受け、加藤は「『カメラを止めるな!』がヒットしたんだから、途中『もうゾンビ映画にしない?』って言ったよね」と冗談まじりに語りつつ、「(川口監督は)そんなにモッズシーンを知らなかったらしくて。でもそのおかげで、この映画で初めてモッズシーンを知る人にもわかるような視点で作ってくれたのはよかったね」と太鼓判を押した。加えて古市もPodcast「池袋交差点24時」にて、自身が「マーティン・スコセッシ監督に負けてないよ」と話したことに触れ、「世界の川口ですよ」と川口監督の背中を力強く押した。

さらに新宿ピカデリーで今から39年前の1979年11月、加藤たちに強い影響を与えた映画「さらば青春の光」が公開されたことも話題となった。加藤は「大学1年生の頃、朝から並んでここで『さらば青春の光』を観たんですよね。まさか同じ映画館で自分の映画が上映されるとはね」と感慨深そうに語った。このほか舞台挨拶では、昨日11月22日に加藤が58歳の誕生日を迎えたことを記念し、バースデーケーキがプレゼントされるというサプライズもあった。新宿JAMの元店長・石塚明彦氏がケーキを持ってステージに登場し、来場者全員で加藤の誕生日を祝った。

最後に川口監督は「映画でしかつかみ取れないようなものを封じ込めることができたと思います。映画館で観ることで、よりそういったものがつかめるんじゃないかと」とコメント。そして古沢は「この映画を機会に日本中、世界中にモッズというものが広まったらいいなと思います」、山森は「1986年のコレクターズと今のコレクターズ、両方出てきます。ぜひ楽しんでください」、古市は「皆さんに観てもらうのは楽しみでしょうがなかったんですけど、これから上映が始まると思うと緊張しますね」と各々の思いを告げた。そして加藤は「ライブシーンの音はロンドンでミックスダウンしてきました。ものすごいいい音で聴けます。『ボヘミアン・ラプソディ』と同じくらい……いやそれ以上なので!」と彼らしいコミカルな語り口で舞台挨拶を締めくくった。

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