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宮藤官九郎が『いだてん』に仕掛けたワクワク感 生田斗真、満島真之介ら“天狗倶楽部”にも注目!

リアルサウンド

19/1/5(土) 6:00

 1月6日から放送となる大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)。宮藤官九郎が脚本を手掛け、1912年に日本で初めてストックホルムオリンピックに参加した男・金栗四三(中村勘九郎)と、1964年に東京オリンピックを招致した男・田畑政治(阿部サダヲ)の2人がリレー方式で主人公を演じる。

参考:『いだてん』『グッドワイフ』『3年A組』の日曜ドラマが本命に? 注目作揃いの1月ドラマ

 横尾忠則が担当した題字やビジュアルは、金栗が走っている場面をイメージさせる独特のものになっており、ほかにも本編の演出に大根仁が入っていたりと、大河ドラマのファン以外にも気になるニュースが次々と報じられている。

 キャストとしても、落語の神様と言われた古今亭志ん生をビートたけしが演じ、物語のナレーションも行う。志ん生の弟子を志願する五りん役の神木隆之介や、若かりし日の志ん生役の森山未來、彼と交わる浅草の遊女・小梅役の橋本愛や、人力車夫の清さん役の峯田和伸など、個性的な豪華俳優たちが名を連ねる。

 それに加え、昨年12月には、第4弾の出演者として、星野源、松坂桃李、松重豊、小泉今日子などが新たに加わることも発表され、大きな期待が高まっているのではないだろうか。

 放送に先駆けて、12月にはマスコミ向けの試写会と記者会見も行われた。オープニングでは、大友良英の音楽とともに、実際のオリンピックの資料画像と、田畑を演じる阿部サダヲが泳いでいる映像などが混在した不思議な映像が流れ、細かいところまで何度も観たいものになっていた。

 ドラマ本編は、東京オリンピックが始まる数年前の1959年から始まり、ストックホルムオリンピックが行われる数年前である1909年の日本があざやかに交錯する作りで、とにかく、数多くの登場人物が次から次へと登場する。第1話では、講道館柔道の創始者であり、日本スポーツの父と呼ばれる嘉納治五郎を演じた役所広司がさすがの存在感を見せている。

 そんな中でも、インパクトを残すのが、金栗と同じ時代を生きた、天狗倶楽部というスポーツ愛好会のメンバーではないだろうか。

 メンバーは、生田斗真演じる三島弥彦に、ヤジ将軍と呼ばれた満島真之介演じる吉岡信敬、そのほか、近藤公園、武井壮なども主要メンバーとして登場する。

 この天狗倶楽部が、実に暑苦しく、なにかあったらすぐに脱ぐし、騒がしく、いかにも宮藤官九郎が考えたキャラクターという感じなのだが、この倶楽部は実際に存在したものであり、彼らの行動は、かなり史実に基づいているとのこと。

 中でも、先日の『田中圭24時間テレビ』(AbemaTV)でロドリゲス小島を演じ、“暑苦しさ”に拍車がかかっている満島真之介が『いだてん』の中でも大いにはじけており、今年はさらに注目されるのではないかと思われた。

 天狗倶楽部の面々は、都会的でハイカラなお金持ちのお坊ちゃんで構成されているのだが、彼らと対照的で、前半の主人公の金栗は、熊本から出てきたぼくとつで純粋な男である。対照的なキャラクター性が第1話の中でも見えており、そんな面々が、日本から初めてのオリンピック選手としてストックホルムオリンピックに参加することになるまでに、どんな関係性が生まれるのかが、前半の見どころになりそうだ。

 そのほか第1話には、東京オリンピック招聘のために奔走する後半部分の主要人物も登場するため、60分間があっという間に感じるものになっているだろう。

 また、かなりの資料にあたり、史実から鮮やかにフィクションを生み出すことも、この『いだてん』の醍醐味になりそうだ。

 金栗は、オリンピックに初めて参加した人というだけでなく、後には、我々がお正月に見ている駅伝を発案した人でもある。そんなドラマチックな人生を送った金栗四三という人物を、宮藤官九郎がいかに料理してくれるのか、今からワクワクが止まらない。(西森路代)

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