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米津玄師やチャットモンチーを生んだ徳島の新星、スピラ・スピカの魅力とデビューまでの歩み

リアルサウンド

18/8/8(水) 8:00

 “スピスピ”の愛称で親しまれるピュアポップロックバンド、スピラ・スピカが、8月8日にメジャーデビューシングル『スタートダッシュ』をリリースする。表題曲は、TVアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』(テレビ東京系)2期のエンディングテーマとなっているため、アニメを通じて彼らの存在を知った視聴者も多いのではないだろうか。今後注目度大の3ピースバンド、スピラ・スピカの魅力と、彼らがメジャーデビューに至るまでの歩みを紹介しよう。

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 奈良県から上京してきたスピラ・スピカだが、ボーカルの幹葉はもともと徳島県出身。「スタートダッシュ」のWeb限定CMでも、幹葉はバリバリの阿波弁を披露している。徳島県出身のアーティストといえば、米津玄師やチャットモンチーといった面々がまず思い浮かぶ。ほかにも、アンジェラ・アキ、声優の豊崎愛生、ダニー(ザ50回転ズ)など、これまでにも多くの才能が徳島県から輩出されてきた。紅一点ボーカルの幹葉率いるスピラ・スピカは、今後徳島県を代表する次世代アーティストとなりうるだろう。

 幼い頃から歌うことが大好きで、徳島に住んでいた中高生時代も学祭などでバンドを組んでいたという幹葉。そんな彼女が大学の進学先である関西で知り合ったのが、現在のメンバーである寺西裕二(Gt)とますだ(Ba)だった。バンドメンバー募集サイトを通じて出会った3人は、2013年よりスピラ・スピカの前身バンドであるスノーマンを結成。男性メンバーらの出身地・奈良県を中心に、新たな音楽活動をスタートさせた。

 とはいえ結成後しばらくは、幹葉のカナダ留学なども重なり、表立った活動はできなかったという。だが、彼らの転機となったのは、2015年に行われたオーディション『eo Music Try 2015』。ヤバイTシャツ屋さん、yonige、パノラマパナマタウンといった現在大注目のバンドを含めた約720組の中から、スノーマンは準グランプリに選出されたのだ。しかし、その後またしても思い通りに活動を広げられなくなってしまい、思い悩んだ幹葉は一時徳島に帰ってしまうほどであったそうだ。

 そんな幹葉が「このバンドで歌うのは最後にしよう」と決めて臨んだ、スノーマン名義でのミニアルバムのレコーディングだが、完成した音源を聴いて「やっぱりこのバンドで歌いたい」と思い直し、自分たちを応援し支えてくれるファンに、もっともっと元気を与えられるような存在になりたいと考えるようになったという。

 そして、2018年1月にバンド名をスピラ・スピカに改名。「スピラ」はラテン語で希望、「スピカ」は青白く光る一等星という意味。“聴いてくれる人の一等星になって、暗く辛い夜でも光り輝く希望になりたい”という想いを込めてつけた名前だ。

 MVやSNSへの投稿でも、はじけるようなコミュニケーションと笑顔が印象的な幹葉。スピラ・スピカの音楽からはもちろん、きっとこの笑顔にたくさんの元気をもらっているファンも多いことだろう。

 同年5月には、インディーズ時代の軌跡を刻み込んだアルバム『雪と星と僕ら』をリリース。そして、これまでの苦難を3人で乗り越えて、今月いよいよメジャーデビューを果たすこととなった。

 メジャーデビューを飾るのにぴったりなタイトルの「スタートダッシュ」は、透き通りつつも力強い幹葉の歌声が印象的な、疾走感あふれるナンバー。楽曲はもちろん、白と青を基調としたMVも非常に爽やかだ。また、この曲の作詞には元チャットモンチーの高橋久美子も参加している。歌詞では『ガンダムビルドダイバーズ』の世界観を描きつつ、スピラ・スピカが現在に至るまでの足取りや想いも二重に込められているのだろう。

 また、シングルでは、等身大の女子目線での応援ソング「想い描いたら」、遊び心いっぱいな「じゃんけんキング」と、カップリングの2曲もそれぞれ毛色が異なる仕上がりとなっている。 元気をくれるような歌声と笑顔、そして親しみやすい阿波弁と、魅力たっぷり幹葉を中心に、聴く人に多くの希望を与えてくれるスピラ・スピカ。メジャーデビューを迎えてからの足取りもとても楽しみだ。また、寺西とますだはそれぞれアニメ・漫画好きということで、今後のアニソンシーンでの活躍にも期待したい。
(まにょ)

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