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石井裕也監督、少女漫画原作の映画化に挑戦 安藤ゆき原作『町田くんの世界』6月7日公開

リアルサウンド

19/1/16(水) 12:00

 『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督最新作『町田くんの世界』が6月7日に全国公開されることが決定した。

参考:なぜ『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は2017年を代表する1作になったのか

 本作は、第20回手塚治虫文化賞を受賞した、『別冊マーガレット』で2015年から2018年まで連載されていた安藤ゆきによる同名コミックを実写映画化するもの。運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん。しかし、彼には困った人のことは絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力が……。そんな町田くんに、突然の出来事が訪れ、優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る。

 石井監督にとって今回、自身初となる漫画原作、しかも昨今続く少女漫画原作の映画化という、自身も“例外的”と語るほど、これまでの監督のイメージとは一線を画するジャンルへのチャレンジとなる。なお本作は、デジタル全盛の時代に逆行する35mmフィルムで全編が撮影される。

<コメント一覧>
■石井裕也(監督・脚本)
人を好きになる気持ち、愛とかそういうものは、普通であれば恥ずかしくて口に出すのもはばかられますが、やはりどう考えても人間にとって必要なこと。それが今、本当にやるべき題材だと感じ、それをまったくてらいもなく、恥ずかしげもなくやってる“少女漫画原作の力”に僕も乗っかりたいと思いました。この作品では、本当に例外的なことをやりまくっています。まさか自分が少女漫画原作をやるとは思っていなかったので、逆に振り切れたというか、冒険的になれたし、映画的な自由を得られたんだと思います。

■北島直明(プロデューサー)
石井監督が作る少女漫画原作の映画を僕自身が観たかった。例えば、その材料を誰が調理するかで全然違う料理になるように、監督と話していると、【町田くんの世界】を映画として再構築したらどんなものが仕上がるのか、それが楽しみで仕方がありませんでした。
恋愛映画や、恋愛漫画って、『好き』とか『嫌い』とか、登場人物達が皆“恋愛を知っている”という前提で物語が進行していきます。ほとんどの作品が、【モテない子が急にモテるようになる】あるいは【三角関係になる】といったいくつかの基本フォーマットで物語が進んでいくのですが、どのキャラクターも『人を好きになる』という根本を深く考えていない事が多いんですよね。大人だって『好き』という感情を明確に説明できる人は少ないはずなのに、なぜか皆、『恋愛』は知っているんです。家族への好き、友達への好き、片思いの人への好き、恋人への好き、夫・妻への好き、子供への好き…違いを説明できますか?
【町田くんの世界】は『人を愛する事』はしっているのに、『好き』っていう事が分からない主人公・町田くんが、『好き』を学ぶ物語です。その過程で、恋愛を知っている“はず”の登場人物たちが、改めて、『好き』を学ぶ物語でもあります。兎にも角にも、絶対に予想できないラストシーンを用意しましたので、エンディングを観て、皆さんの『好き』が見つかってくれたら嬉しいです。石井監督の才能が爆発しています!

■安藤ゆき(原作)
一人の人間から生まれた小さな作品がたくさんの人が構築する大きな企画になっていくということは、わくわくする一方で不思議な気持ちでいっぱいです。この映画の関係者の一人になれたことを幸福に思います。

(リアルサウンド編集部)

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