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ぴあ

デザイン:加藤賢策/LABORATORIES、 画像提供:山口情報芸術センター[YCAM]

エキソニモ×YCAM『メディアアートの輪廻転生』展 「作品の死」から考える

CINRA.NET

18/7/21(土) 18:19

アートユニット・エキソニモが共同キュレーターを務める展覧会『メディアアートの輪廻転生』が、10月28日まで山口・山口情報芸術センター[YCAM]で開催される。

千房けん輔と赤岩やえによるエキソニモは、1996年からインターネット上で活動を開始。2000年からインスタレーションや、ソフトウェア、デバイス、ライブパフォーマンス、イベントプロデュースなど活動の幅を広げ、2006年に『アルス・エレクトロニカ』ネットビジョン部門ゴールデン・ニカ賞を受賞した。同年に山口情報芸術センター[YCAM]で個展『WORLD B/意識を裏返し、B面をPLAYせよ』を開催。2015年から活動の拠点をニューヨークに移している。

故障や技術環境の変化によって動かせなくなるなど、作品を残す上で多くの困難を抱えたメディアアート作品に着目する『メディアアートの輪廻転生』では、山口情報芸術センター[YCAM]と関わりのある100人を超えるアーティストに実施したアンケートをもとに、従来の作品保存とは異なる視点で作品の「死」と「転生」について模索。会場には巨大な『メディアアートの墓』が設置され、その中に「死」を迎えた作品群を展示する。

参加アーティストは岩井俊雄、エキソニモ、江渡浩一郎、高嶺格、徳井直生、八谷和彦、藤幡正樹、ラファエル・ロサノ=ヘメル、ナムジュン・パイク。10月13日には梅田哲也によるパフォーマンスが行なわれる。詳細は山口情報芸術センター[YCAM]のオフィシャルサイトで確認しよう。

エキソニモのコメント

未来を照らし出すと捉えられている“メディアアート”の寿命は実は短い。機材を作品に含んでいるだけに壊れたら動かなくなってしまう。OSがアップデートしただけで動かなくなる作品も多い。
その維持の難しさは、近年世界中の美術館でホットなトピックになっている。
そんな儚いメディアアートからなる「アートの魂のありか」について、新しい切り口で考えてみることができるのではないだろうか。
今年15周年を迎えるYCAMのスタッフたちとの議論の中から今回のテーマが浮かび上がってきた。
「メディアアートの輪廻転生」とは?過去にYCAMと関わってきたアーティストへと投げかけた問いへの返答から、それぞれが持つアートの死生観を紐解きます。それは、アートだけの問題ではなくて、私たちが生きていく中で大切にするべき“価値”とはなんだろう、それは“どこ”にあるんだろう、という普遍的な問いへとつながってくるかもしれません。常に新しく前に進む事が求められるメディアアートが、いや、現代の私たちが、ふと足を止め少し考えを深めてみる機会になれば、と思っています。

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