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ディーン・フジオカと吉沢亮、『レ・ミゼラブル』で互いに親近感 「他人じゃないような気がする」

リアルサウンド

18/12/25(火) 21:30

 12月25日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにてフジテレビ開局60周年特別企画『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』のキャスト登壇イベントが開催。ディーン・フジオカ、井浦新、山本美月、吉沢亮、香里奈、奥田瑛二の6名が登場した。

 2019年1月6日に放送される本作は、文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した不朽の名作『レ・ミゼラブル』を、平成30年間の日本を舞台に置き換えた大河エンターテインメント。平成という激動の時代を映しながら、希望の光を追い求める人々の心情を描いた重厚なサスペンスドラマとして描かれる。この日のイベントにも登壇したディーンと井浦がW主演を務めた。

【写真】ディーン・フジオカと吉沢亮

 この日ディーンはチャコールグレー調のスーツ姿で登場。役紹介の際、今作について「とにかく逃げました」と朗らかに答え、早速会場に笑いを起こした。今作の主人公・馬場純を演じるディーンは、馬場純の人生と、渡辺拓海になりすまして生きる人生について「出会いがあって生かされている」と表現した。

 純を追い続ける斎藤涼介を演じた井浦は、涼介の原作での立ち位置であるジャヴェール警部を演じたジョン・マルコヴィッチやラッセル・クロウの名を挙げて「名だたる役者がやってきた役を演じることができ光栄だと思った」と語った。

 イベント当日がクリスマスだったこともあり、登壇した山本が「みなさま、メリークリスマス」と発すると会場は和やかなムードに。一方で奥田が「クリスマスは大っ嫌い」と発言すると会場からはドッと笑いが起きた。奥田は、本作で訳あって脱走した純を自立支援施設「徳田育成園」へ誘い入れる徳田浩章を演じる。だが、「ディーンさんとは電話のシーンしかないので共演していない。心残りといえば心残り」と、実は共演シーンがなかったという舞台裏を明かした。

 その後、「お芝居する上で心がけたこと」がトークテーマになると、ディーンは、若かりし時代の純を演じた吉沢の演技から、「吉沢さんの演技をどうバトンを受け取っていくか考えた」と明かした。また、純という同じ人物を演じるディーンと吉沢は、この日が初対面。ディーンは「今日吉沢くんとはじめましてだったのですが、他人じゃないような気がしています」と吉沢の印象について話した。

 そんなディーンと同じように、吉沢もディーンに親近感を抱いたそう。また、「すげえと思った」「気づいたら横にいらして、『オワァ』と言ってしまった」と興奮したことを明かした。吉沢は、ディーンに純という役のバトンをどう渡せるかを考えながら、「なぜ人を殺めることになったのか、自分のシーンがすごく重要で、家族のシーンの温度感に気をつけながら丁寧に演じた」と説明した。

 一方、井浦は若かりし時代の涼介を演じた清水尋也との関係を”チーム斎藤涼介”と話す。井浦は、”チーム馬場純”とも言えるディーンと吉沢に対し「(関係が)ペラッペラ」だと、まさかの挑発。井浦は「若い頃を演じる“ワタナベ”さんの演技を見に行きましたし、第1章を見届けましたし、バトンを渡す授与式もやりました。馬場純のバトンは薄っぺらいんだなー」と続ける。そんな言葉を受けてディーンが「今、授与式をやりましょうか」と吉沢を促し、井浦が行ったという授与式(握手と抱擁)を舞台上で行うと、拍手が起こった。熱い抱擁を終えた吉沢は、「ちなみに、清水ですけどね」と、井浦が若かりし涼介を演じた役者の名前を間違えていたことを指摘(斎藤涼介を演じたのは”ワタナベ”ではなく、清水)。会場は笑いに包まれ、井浦は「こっちもペラペラだった」と笑った。

 イベントの後半では、本作が平成30年間の日本が舞台となることにちなみ、平成30年を振り返ることに。井浦は「平成元年のとき、中学3年生だった。14~44才までの間、何者かになろうともがき続けた30年だった。新しい年号でももがき続けるのかな」と自らの人生を懐古した。この日登壇したメンバーのなかでは、吉沢と山本は平成生まれ。2人とも「平成しか知らないので人生の全て」と語り、ディーンが「いい時代でしたか?」と山本に問うと「いい人生だったと思っています」と笑顔で答える。同じ質問に奥田は「平成元年に38才でした。ディーンくんにキャーキャー言ってるけど、僕はもっとかっこよかったんですよ!」と発し、会場を沸かせた。

 最後に改めて本作の見どころについて、井浦は「追う者・追われる者が物語の軸ですが、それだけではない家族の物語だと思う。さまざまな家族の姿をじっくりと味わう楽しみも詰まっている」と語った。さらに、ディーンは清々しい表情で「楽しかったです!」と答えると、「平成最後の年に、この作を次の時代へ繋いでいく気持ち」と語り、イベントは幕を閉じた。

(片山香帆)