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RIRIが示す、2ndアルバム『NEO』での“進化” 「自分の中に芽生えた新しい決意を伝えたい」

リアルサウンド

18/11/14(水) 19:00

 RIRIが、11月28日に2ndアルバム『NEO』をリリース。アメリカ・ロサンゼルスで制作された新曲のほか、Spotifyによるオフィシャルプレイリスト「New Music Friday」に選出された「Maybe One Day」、Zeddからオファーを受け制作した「STAY」オフィシャル日本語カバーなど全10曲を収録した本作より、11月14日から清水翔太とのコラボ曲「Forever feat. 清水翔太」が先行配信される。今回リアルサウンドではRIRIにインタビューを行い、LAでの制作エピソードや“進化”についてじっくりと話を聞いた。聞き手はDJとしても活躍し、ラジオ番組などを通じてRIRIとの交流もあるYANATAKE氏。(編集部)

(関連:RIRI&ちゃんみな、強い輝きで次代を明るく照らすーーコラボステージも披露した『LIVE TIPS』レポ

■アルバム『NEO』に込めた思い
 2ndアルバム『NEO」は高校を卒業して、すぐにロサンゼルスに渡って制作したアルバムです。学生生活でのさまざまな経験、メジャーデビュー、たくさんの音楽フェスに出演させてもらったことなどを通して、自分の中に芽生えてきた新しい決意。これを伝えていきたいな、と思ったんです。

■アルバムで表現したかったこと
 『NEO」はギリシャ語で“進化”するという意味があります。学生生活でもたくさん楽しいことがあったし、メジャーデビューが決まった時の嬉しさも忘れられません。そして、ライブや多くの夏フェスに出演させていただいてファンの方が増えてきたのも実感して、とても充実した日々を過ごしてきました。その反面、アーティスト活動をしていく上では苦しいことや、悩むこともあったんですね。

 その壁を乗り越えようと頑張るときは、自分の中にいつも「私は表現したい世界で活躍していくんだ!」という強い想いがあって、その気持ちがどんどん大きくなっていったんです。そうやって色々な経験をすることによって“進化”していく自分の気持ちを今回のアルバムで表現しようと思いました。

■ロサンゼルスでの制作
 制作は高校を卒業してすぐに3カ月間、ロサンゼルスで行いました。毎日、セッションしながら曲作りをしていくのですが、世界で活躍しているミュージシャン達がスタジオに集まってくれて、まず自分が「こういう方向性のサウンドでこういう内容の曲を書きたい」ということ伝えて、色々なアイデアを出しあいながら作っていくスタイルで制作が進んでいきます。それと海外のスタジオでは、みんなノリが良くて明るい雰囲気で曲作りができるのは作品に大きな影響があったと思いますね。自分のフィーリングに合った制作環境を作ってもらえているのは、とても恵まれていると思います。そうやって1日で1曲が完成することもあるし、もっと時間をかけるような曲もありましたが、今回はアルバム用に25曲くらいは作りました。その中から厳選して『NEO」に収録した曲は、納得がいくまで自分のこだわりを突き詰めることができたものばかりなので、しっかりと自信を持って、お届けできる作品だと思います!

■英語詞の“進化”
 私の曲は英語詞が多いのですが、ディレクションしてくれる作家さんが発音の部分も細かくアドバイスしてくれるので学びが大きいです。今はストリーミングサービスやSNSを通して、グローバルに自分の音楽を発信していけるので、英語の部分での“進化”も大切な課題でした。前作アルバムも自分で改めて聴き直してみたのですが、発音はより成長したかも、と思えたのは嬉しかったです。

 アルバムのMIXやマスタリングの作業も何回も海外とやりとりをしながら細部にわたって意見を伝えられました。ジャケットも今回NYLON JAPANさんとのコラボといった形で撮影させてもらったのですが、ファッション面やデザイン、雰囲気にも自分のアイデアがたくさん入っています。こうして完成したアルバムなので、とても満足しています。早く色々な人に聴いて欲しいです。

■収録曲について
「HONEY」
 アルバムのオープニングは力強いストレートな恋愛の曲になりました。君の隣にいても、その景色よりもまぶしく見えるくらい自分は輝いていたい。君の輝くハニーになりたい、と歌ったドリーミーなラブソングになったと思います。最初はすべて英語詞で作ったのですが、自分が変えたいと思う部分を日本語に置き換えさせてもらいました。サウンドやメロディに合わせて言語が混ざっても自然に聞こえるように置き換えるというのも、こだわった部分なので、そのあたりにも注目して聴いてもらえたら嬉しいです。

「Maybe One Day」
 普段から好んで聴いているような旬のダンスミュージックにもトライしてみたいとセッションの時に提案して出来た曲です。先行シングルとして発表したのですが、Spotifyの「Global X」という全世界の人が聴くプレイリストに選出され、憧れていた世界のトップ・アーティストの楽曲と並べてもらった時に、頑張っていれば世界に届くかもしれないと感じました。この時は1日中、飛び跳ねているくらい嬉しかったです。

「Sugar Free」
 恋愛もしたいけど「今は自分の持っている夢や目標に挑戦したい」という気持ちが強くて、それを曲にしようと制作が始まりました。私の楽曲はR&Bテイストなものが多くて、テーマも恋愛が多くなりがちなのですが、時にはそうじゃないな、っていう時もあるんです。こういう内容の曲を歌ったのは初めてだし「自分の力でガンガンいってやる!」という決意を込めた曲になりました。

「LOVE」
 今までの自分の曲と比べると、かなり大人っぽい雰囲気の曲だと思います。サビの歌い回しもそこまでキャッチーではないかもしれないけど、自分的に攻めた歌い方でカッコイイと思えるものができました。

「Patience (feat. Saweetie)」
 Saweetie(スウィーティー)というUSで人気があるフィメールラッパーとのコラボレーション曲です。Instagramを見た時にすごく可愛くて、ファッションもとかも、気が合いそうだな、と思いました。レコーディングも一緒にスタジオに入ることが出来たし、メロディを口ずさみながらその場でリリックを書いていくのを目の当たりにできたのは、とても勉強になりました。 実際に彼女のラップが自分の楽曲に入ってくるのはエキサイティングな出来事だったし、 また一歩、自分も次のステップに踏み出させてもらった感覚があります。 女性らしさもあって、強さもあって、ガールズ・パワーが表現できた曲になったと思います。

「NEO」
 実はこの曲はアルバムタイトルを決める前に出来ていた曲で、自分が経験してきた「こういうことを表現したい!」という決意が表れてる曲に仕上がって、今の気持ちが一番強く出せた曲だったので、アルバムタイトルと同じ曲名にしようと思いました。日本語の部分も伝えたいことをしっかりと書いています。

「Forever (feat. 清水翔太)」
 男性ボーカリストとコラボレーションして、デュエットソングをレコーディングするというのは初めてだったので、どう仕上がっていくのか、とても楽しみでした。しかも清水翔太さんがプロデュースしてくださるということで、直接ボーカルディレクションもしていただいて新しい経験になりました。今回のアルバムでは今までトライしてこなかった曲へのチャレンジが沢山ありました。実は日本語だけの曲もやったことがなかったですし、仕上がり含め、まさに“NEO”な新しいチャレンジで生まれた曲という感じです。ライブで歌唱する時、2人の歌のバランスなどがどうなるのか、今からとても楽しみです。

「Stay (Covered by RIRI)」
 皆さんご存知の通り、世界的DJ/プロデューサーのZeddさんを代表する曲です。ずっと大好きな曲でリピートして何回も聴いていたので、まさかオフィシャルのカバーをやらせていただけるとは思っていませんでした。生配信番組で一緒にセッションした時に「いつかグラミー賞が獲れるようにお互い頑張ろうね」とお話してくれたことは、私の気持ちをさらに前進させてくれた大切な思い出です。

「That’s My Baby (Midas Hutch Remix)」
 オランダのプロデューサーのMidas Hutch(マイダス・ハッチ)さんが以前来日されたときに、渋谷のタワーレコードで私のインディー時代のアルバムをたまたま試聴して気に入ってくださって、買って帰ったそうなんです。その後SNSを通じてメッセージを頂いたことがきっかけで、今回リミックスをお願いすることになりました。彼が得意とするブギテイストのアレンジはトレンドの一つだし、踊れる感じに仕上がって、とても気に入ってます。

「Maybe One Day (KSUKE Remix)」
 原曲は最新のクラブミュージックのニュアンスが強い作品なので、制作当初からガラッと雰囲気を変えたEDMリミックスも作ってみようという話があがっていたんです。EDMでも種類はたくさんあるけど、メロディアスでエモさもあって、コード進行もきれいだなと思いました。大好きなリミックスです。KSUKEさんが大きなフェスのステージでかけてくださったのをSNSで見て驚きました! 自分もその場にいたらジャンプしまくります!

■目標に向かって“進化”していくRIRIーーYANATAKEによる取材後記
「ストリーミングやSNSによって、世界に自分の音楽が届く環境は整ってきたと思います」

 まっすぐな瞳でRIRIはこんな風に語っていました。

 進むべき道をしっかりと見据えて、目標に向かって“進化”していく様子は『NEO」を聴けば自ずとわかるはず。デジタルネイティブな新世代は活躍の場を限定しない。その可能性は果てしなく、日本の音楽業界の在り方さえ変えていける手応えを感じるのです。RIRIは20歳を迎える2年後の未来をどう描いているのでしょうか。2020年、東京オリンピックで活躍するのはスポーツ選手だけではないはず。日本が世界に誇れる歌姫が大舞台に立っている姿は『NEO」というフィルターを通して見た未来にはしっかりと映し出されています。そのことは、これからの世代に大きな夢と希望を与えることになるでしょう。グラミー賞や『コーチェラ』出演だってはったりに聞こえない。このアルバムを聴けば本気でそう思えるのです。

(取材・文=YANATAKE)

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