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ディーン・フジオカが“逃亡者”、井浦新が“追跡者”に SPドラマ『レ・ミゼラブル』放送決定

リアルサウンド

18/11/20(火) 17:13

 ディーン・フジオカと井浦新がW主演を務める、フジテレビ開局60周年特別企画のスペシャルドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』が、2019年1月6日に放送されることが決定した。

【写真】キャスト全員のビジュアル

 本作は、文豪ヴィクトル・ユゴーが1862年に発表した『レ・ミゼラブル』を、平成30年間の日本を舞台に置き換えた大河エンターテインメントとしてスペシャルドラマ化したもの。宿命的に対峙することになる2人の男のたぐいまれなる人生を通じて、“平成”という激動の時代における様々な社会的事象を映しながら、暗闇の中でも希望の光を求め多種多様に交差する人々の心情を描く。主人公は、過去に罪を犯し、別人に成り代わって生き抜いた男と、その事件の被害者遺族で彼を生涯追い続けた刑事の2人。追う者と追われる者、互いに一歩も引かない心理戦が展開される。

 3時間にわたる本作には、W主演を務めるディーンと井浦のほか、山本美月、吉沢亮、村上虹郎、清原果耶、松下洸平、清水尋也、福田麻由子、長谷川京子、金子ノブアキ、富田靖子、寺脇康文、伊武雅刀、かたせ梨乃、香里奈、奥田瑛二ら17人の出演が決定。

 なお本作は、3幕に渡って展開される。「第1幕」の舞台は平成3年(1991年)~平成7年(1995年)の神戸。ある日、殺人犯の少年が刑務所から脱走したニュースが駆け巡る。2年前、17歳の少年・馬場純が正当防衛の末、殺めてしまった相手は、母・結子を騙して全財産を巻き上げた男・斎藤太。病気の弟の手術費を稼ぐためアルバイトに精を出していた純は、刑事罰となり、少年刑務所に入れられてしまう。ある日、弟が危篤であることを聞かされた純は思わず脱走。けれども弟はすでに亡くなってしまっていた。絶望の淵で自殺しかけたところ、自立支援施設「徳田育成園」を営む徳田浩章に助けられ、身分を隠して育成園で暮らし始める。そこで弁護士を目指す少年・渡辺拓海と出会うが……。

 もう一人の主人公は純が殺めてしまった男・斎藤の一人息子・斎藤涼介。悪徳な両親と縁を切っていたものの、父親が殺された理由が投資詐欺を働いたせいだと世間に知られ、被害者遺族のはずがまるで加害者家族の様な報道被害にあってしまう。そんな中、平成7年に起きた阪神・淡路大震災。未曾有の大震災が2人の少年の運命を大きく変えることに……。

 「第2幕」は平成16年(2004年)の東京を舞台に、「第3幕」は平成30年(2018年)の福島が舞台となる。2人の主人公の再会と、阪神大震災で決定的に変わった運命のその後が描かれ、世間から身を隠しながら生きる純と、純を追いかけ続ける涼介、そしてついに対峙する2人の男、30年にわたる長い旅路に打たれる衝撃的な終止符が描かれる。

 別人に成り代わって波乱の人生を生き抜く馬場純をディーン、その逃亡者を憎しみで執拗に追い詰める刑事・斎藤涼介を井浦が演じる。また、若き日の純を吉沢、病に倒れて幼い娘を純に託すシングルマザー・不破唯を山本、純が大切に育て上げた娘・梢を清原が演じる。そして純の親友で物語のキーとなる渡辺拓海役を村上、梢と恋に落ちる若手政治家・碓氷慎役を清水尋也、慎に好意を寄せる田辺瑛里華役を福田が務める。

 唯に不法な保育料をつきつけ、少女・梢にも辛く当たる田辺真澄を長谷川、その夫で他人の蜜を吸って生きる田辺元を金子、純の母・馬場結子を富田、そして、結子を騙したことで純に殺められる極悪人・斎藤太を寺脇、元・大物代議士で慎の祖父・碓氷太一郎を伊武、息子・涼介を悩ます母・斎藤歌織をかたせ梨乃、純を影ながら支えつつも、大きな秘密を抱える切ない女性・佐山梨沙子を香里奈、絶望の淵に立たされた若き純を救う自立支援施設の園長・徳田浩章を奥田が務める。

 今回、「第1幕」はクランクアップ済みで、「第2幕」と「第3幕」はクランクイン前。この時点での出演者からのコメントも公開された。

■ディーン・フジオカ
道を間違えた人間は、やり直せるのか。人は人を赦せるのか。華麗なる復讐が終わった後、私は再び世界的名作のリバイバル作品に携わらせていただくこととなりました。フランス文学「レ・ミゼラブル」のストーリーを元に、その舞台を文化や歴史的背景の全く違う日本に移した本作品にて、激動の平成を通して対峙する二人の男の間に存在する情念や、同時代に生きる人々と関わり合いから生まれる様々な感情のやりとりを表現することに徹したいと考えています。『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』で同じゴールに向かって一緒に戦い抜いたメンバー、初めてご一緒する並木監督、3年ぶりの共演になる井浦新さんや個性あふれるキャスト、スタッフの皆さんと共に新たな世界的名作シリーズに挑戦できることに喜びを感じています。平成最後の年明けに、平成の30年間を怒涛のように駆け抜ける本作品をご覧いただき、次の時代へ歩み出す勇気を感じて取ってもらえる事を願っています。

■井浦新
30年分の時間をかけてそれぞれの人生が交差していく物語です。その壮大な物語を演じていける、ということに大きなやりがいを感じています。斎藤涼介という男は、驚くほど臆病で、自分の弱い部分を人に見せないためにいろいろな言い訳を周りにも自分にもしてきた男です。たった一つの生きる糧が馬場純への復讐心。その純とどのような反響を見せられるか、とても楽しみにしています。ですので、この役をやるにあたっては、役を固めて芝居に臨むのではなく、現場で生まれてくる熱を最大限に引き出すようにしたいと思っています。壮大だからこそ、なるべく力を抜いて、柔軟にアプローチできたら、と。物語のスケール感、しっかりしたテーマ、身震いするぐらいの共演者の方々…、その中で自分がどんな芝居ができるのか、背筋が伸びる思いと共に、楽しみにしています。

■山本美月
フジテレビ開局60周年という記念すべきタイミングで『レ・ミゼラブル』という名作に参加させていただけることをとてもうれしく思います。私の演じさせていただく不破唯の短い人生の中で、母親として娘を想い、強く生きる姿を表現出来たらと思います。

■吉沢亮
ディーン・フジオカさん演じる主人公の少年時代を演じました。身長差がどうとか言われそうですが、もう演じました。全部で1週間ほどの撮影日数でしたが、毎日が濃厚で、映画一本撮ったくらいの達成感と疲労感。そしてキャスト、スタッフ、並木監督、是非またご一緒させていただきたいと思える素晴らしい方々と過ごした時間は至福でした。他人から愛情を向けられるのはこんなにも痛いのかと、その痛みをいつまでも感じられる人間でいたいと改めて思わせられる作品かなと思います。お楽しみに。

■村上虹郎
このお話をいただいた際には危なっかしくてとんでもない船だなと思いつつ、夏にロンドンで本場の『レ・ミゼラブル』を見ていたのもあり、縁を感じて乗り込んでみました。まさか設定が神戸弁で来るなんて。大胆に日本版として書き換えられた本が素敵で泣きました。渡辺拓海という男は金髪の不良なのに司法試験の勉強をしているというオリジナルなキャラクターですが、重要な存在として出てきます。この超大作でガツンと新年早々気合い入れていきましょう。皆様よろしくお願い致します。

■清原果耶
馬場純の娘・梢役で出演することになりました、清原果耶です。名作『レ・ミゼラブル』の世界をお借りし、作っていくこの作品がどのようなものになるのかとても楽しみです。そして、錚々たるキャストの皆さんと共にこの作品に参加させていただけることを光栄に思います。壮絶な人生を生き抜いてきた血のつながりがない父・馬場純に大切に育てられてきた、純な心を持つ梢の意思を素直に表現出来ればと思います。

■松下洸平
あの大作を現代ドラマ化するという企画を伺った時は驚きましたが、更に驚いたのは、頂いた台本が映し出す日本の激動と『レ・ミゼラブル』の世界が見事に交わり合っていたと言う事です。僕は原作に登場するマリウスという革命家をモデルにした若き政治家、碓氷慎を演じさせていただきます。この作品の一部になれる事を光栄に感じますし、新しい年の始まりにふさわしい、これまでにない現代版『レ・ミゼラブル』が多くの方に届く様、精一杯務めさせていただきます。

■長谷川京子
わたしが演じさせて頂く役は一言で言うと…“強欲”な女です(笑)。救いようもない、全く共感出来ない人物をどう自分に引き寄せるか。考えるだけでワクワクしています。映画版『レ・ミゼラブル』は大好きな作品で、公開当時は続けて3度見に行ったほどです。今回参加出来ること、とてもうれしく思います。

■金子ノブアキ
今まで演じてきた悪役の中でもかなりタチの悪い男ですが、 楽しみながら作り上げたいと思います。 この記念碑的作品に参加できる事をうれしく思います!

■伊武雅刀
今回は政治家の役です。国民のために働く人間です。国を良くする信念の前に立ちはだかる些末な事は冷徹に切り捨てます。老獪、冷酷、人誑し。統率力、実行力、判断力を駆使して組織をまとめる豪腕さ。はっきり言ってあまりお近付きになりたくない人物です。しかし役者である以上与えられた役はこなさなければならない。ああ無情。今回は嫌われようが憎まれようが、主人公の前に巨大な壁となって行く手を阻むつもりです。可愛い孫のために。

■かたせ梨乃
自分とは正反対で、今までやった事が無いぐらい、ものすごく薄幸な役です。まさか自分がこのような役をやらせていただけるとは思ってもおりませんでした。誰かに依存しないと生きていけない女性で、その誰かを失い、家族が崩壊して、自分も崩壊してしまう。心の中に刻み込まれた後悔を抱えながら何もできず、乗り越えられない…。物語は震災という動乱に巻き込まれて、自分の意思ではどうにもならず、進む方向が変わってしまった人々。その懸命な生き様が描かれており、心ヒリヒリする作品になるのではと期待しています。

■香里奈
この度、佐山梨沙子役をやらせていただくことになりました。本作の中で、梨沙子は小料理屋で働いている女性になりますが、主人公やその周りの人達とどのような関係性なのか、そしてどのような”秘密”をもった人物なのかも注目して見ていただけたらと思います。そして今回、時間経過がありそれぞれの役年齢も変わっていく中で、キャラクターがどのように変化していくかも、とても楽しみにしています。スタッフ、共演者の皆様と共に、心に響くような作品を作っていけたらと思っています!!

■奥田瑛二
人は結局、誰を信じて、誰を守るか…強い信念で主人公、若者たちの道しるべとなる役どころである。久しぶりの難役だ。心砕いて信愛を注ぐ、目に見える手を差し伸べるのではなく強く生きるべく方向を示す。重大な問題を抱え、どっちの道に進むか迷った時…『難しい方を選ぶ。無理やと思う方を選ぶ…それが大体、正解や』と言う。自分に嘘(うそ)がつけない役である…だだいま静かに奮闘中!

■プロデュース・太田大(フジテレビ第一制作室)
・企画意図について
平成最後の年明けとなる2019年の新春。一つの時代が終わり、裏を返せば新しい時代の幕開けでもあるこのタイミングに、希望を感じられる物語をお贈りしたいと思いました。そこで真っ先に思い浮かべたのが『レ・ミゼラブル』でした。19世紀のフランスを舞台に、過去の罪から逃れられなかった主人公をはじめ、逆境の中で生きる人々を描いた「レ・ミゼラブル(=惨めな人々)」は、タイトルの通り、日本では『あぁ無情』という題名に訳されるほど辛い物語です。しかし、その根底には、フランス革命に向かい志半ばで倒れていく市民たちが思い描いた夢と希望が詰まっている熱い物語でもあります。未曾有の震災や災害をいくつも経験、前代未聞の犯罪が多発、景気は乱高下、激動の時代だった平成。いまこの時代に生きている人々は荒波を生き抜いてきたということでもあります。そんな平成という時代を振り返りつつ、これから来る新しい時代に踏み出すための光と希望の物語を紡ぐうえで、「レ・ミゼラブル」の精神がシンクロすると考え、企画致しました。

・今作の見どころ
原作の主人公、ジャン・バルジャンと、彼を執拗に追い続けるジャベール警部。原作では、完全なる敵対が描かれますが、この二人の間に、互いの素性を知らずに信頼関係が築かれてしまったとしたら、という観点が今回の現代日本版の『レ・ミゼラブル』の見所です。一度は心を許し、友情が結ばれそうになった関係性なのに、実は最も憎むべき相手だった。二人の間に訪れるのは光か断絶か…。追う者・追われる者の、手に汗握る攻防と心理戦とともにご注目ください。

・ディーン・フジオカ起用理由
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』で、ヴァンパイア並みに仮面を被った美しき復讐鬼を演じ切って頂いたあとに再びご一緒するならば、正反対の人間臭い“素のまま”の人物を演じていただきたいと思っていました。今回の主人公・馬場純の数奇な運命に翻弄され、葛藤を続ける役柄は、まさにそれに当たると考え、お願いさせていただきました。

・井浦新起用理由
馬場純を生涯追い続けることになる、もう一人の主人公・斎藤涼介には、執念深い因縁の相手としての渋みと迫力の中にも、言葉数が少なくとも信頼関係を築きあうにふさわしい包容力と温かみが必要でした。知的で、冷静さの中に強い情熱を感じさせる井浦さんならば、この役柄をリアルに具現化していただけると考え、お願いさせていただきました。

(リアルサウンド編集部)

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