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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『キャプテン・マーベル』

リアルサウンド

19/3/15(金) 18:05

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、学生時代にバンドでホールの「Celebrity Skin」をコピーしていたリアルサウンド映画部の宮川が『キャプテン・マーベル』をプッシュします。

参考:キャプテン・マーベルがついに登場! 『アベンジャーズ/エンドゲーム』最新予告&ポスター公開

 世界中のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ファンが息を呑んだ『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の衝撃のラストから約11カ月。その続編であり、『アベンジャーズ』シリーズ完結編となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)に繋がる最重要作品とも言える、MCU21作目『キャプテン・マーベル』がついに日本でも封切られた。

 『インフィニティ・ウォー』で、サノスの指パッチンによって消えかかったニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、最後の希望としてポケベル風の機械でSOSのメッセージを送ったのが、本作の主人公キャプテン・マーベルだ。アベンジャーズのメンバーはもちろん、世界中の人口の半分が消えてしまった世界を救うための大きな鍵を握る存在である彼女の物語がどのように紡がれるのか、MCUファンの期待もMAXと言ったところだろう。

 本作が注目を集める理由はそれだけではない。本作はマーベル初の女性ヒーロー単独主役作品で、『ルーム』で第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが堂々の主演を務めるほか、ライアン・フレックと共に監督を務めたアンナ・ボーデンは、マーベル初の女性監督となり、昨今のハリウッドの変化を象徴した作品にもなっているのだ。

 このアンナ・ボーデン&ライアン・フレックは、日本では劇場未公開作が多い男女ペアの監督コンビだが、日本でも2017年に限定的に公開された、ドラッグ中毒の教師と教え子である生徒の交流を描いたライアン・ゴズリング主演映画『ハーフネルソン』(ライアン・フレック監督・脚本、アンナ・ボーデン共同脚本)のように、一筋縄ではいかない人間たちの関係性の描写に定評がある。彼らのようなインディペンデント系の監督が抜擢されるのは、『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ、『ブラックパンサー』のライアン・クーグラーなど近年のMCUの監督の人選からしても納得できるものであったが、その作風からMCUにハマるのかどうかは懐疑的だった。だが、実際に作品を観てみると、キャプテン・マーベルの人物造形に彼らの作家性が見事に反映されており、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギの采配の手腕には驚かされるばかりだ。

 さらに、もはやMCUには欠かせないキャラクターとなったサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーとクラーク・グレッグ演じるフィル・コールソンが、1990年代が舞台の本作ではCGによって全編若かりし日の姿で登場しているのも面白い。今までに見たことのないニック・フューリーのコミカルな姿が見れるほか、彼の重大な秘密も明かされる。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは1970年代~80年代の楽曲群が作品にさらなる説得力を持たせていたが、本作ではエンディングで流れるホールの「Celebrity Skin」をはじめ、ニルヴァーナの「Come as You Are」、R.E.M.の「Man on the Moon」など90年代を代表する数々の楽曲が使用され、その時代感を彩っているのもポイントだろう。

 もっとも、迫力に欠けるアクションシーンやキャプテン・マーベルの圧倒的すぎる強さ設定など不満が全くないわけではないが、それらも全て『エンドゲーム』への期待で消えてしまうのがMCUブランドの強さ。そして冒頭から急に訪れる、MCUの歴史を象徴する“ある映像”には思いがこみ上げること間違いなし。とにかく、『キャプテン・マーベル』を観なければ先に進めない。待ちに待った2019年4月26日も、もうすぐそこまできている。(リアルサウンド編集部)

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