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左から片山慎三、和田光沙、松浦祐也。

「岬の兄妹」監督がポン・ジュノからの影響語る、キャストの決め手は本当の兄妹ぽさ

ナタリー

19/3/1(金) 18:33

「岬の兄妹」の初日舞台挨拶が本日3月1日に東京・イオンシネマ板橋にて行われ、キャストの松浦祐也、和田光沙、監督の片山慎三が登壇した。

ある港町を舞台に、仕事を解雇され生活に困った兄・良夫と、町の男に体を許し金銭を受け取る自閉症の妹・真理子が登場する本作。「ローリング」の松浦祐也が良夫、「菊とギロチン」の和田光沙が真理子を演じた。

出演のきっかけについて司会者に聞かれた松浦は「カメラマンの池田(直矢)さんと監督と新宿で飯を食ったときに話を聞きました。おごってもらったし、ざっくりしたままやることになって」と笑顔で話す。そして、「劇中ではあんなで、嘘ばっかついててすみません! 自分は小手指の本屋の息子で、文学青年ですから。演じてますから!」と弁解し、客席の笑いを誘う。

和田は「松浦さんから連絡をいただいてオーディションを受けました。脚本を読んで、エッジが効いてとがっていると感じ、この役をやりたいと思った」と述懐し、役作りについて「撮影期間が1年あったので、DVDや本といった資料を参考にしながらつかんでいく感じでした」と述べた。

「死にものぐるいで1年かけて撮影しました」と挨拶した片山は、松浦を選んだ理由を「山下(敦弘)組から一緒にやらせていただいていて、上手なのもわかっていたし、同い歳で話しやすい」と説明。和田については「明るい人だし、あっけらかんとしたところがにじみ出るかなと。笑えるシーンも作れると思いました」と語る。さらに「2人は息が合ってて仲が良くて、本当の兄弟に見える。組み合わせが重要なので、バランスや空気感でこの2人にしたんです」と話した。それを聞いた和田は「本当にお兄さんみたいな感じで、絶対的な安心感があった」と述べ、松浦との信頼関係をうかがわせる。

ポン・ジュノの「母なる証明」などに助監督として携わった経験のある片山は、本作にポン・ジュノから影響を受けた部分があるか尋ねられると「真理子の客が変わっていくカットは、(ポン・ジュノが参加したオムニバス映画)『TOKYO!』での、フレーム外で人を入れ替える手法を応用しました。ホラーっぽいシーンも意識的に取り入れましたし、ポン・ジュノからは1つの映画にいろんな要素を入れることを学びました」と答えた。

最後に片山は、映画祭などでの称賛を受け本作の公開規模が全国まで広がったことについて「予測していなかったので単純にうれしい」とコメントし、「今の日本映画にはない要素がたくさん入っています。ラストシーンについては、皆さんが思ったことが答えだと思っています」とメッセージを伝えた。

(c)SHINZO KATAYAMA

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