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「みつあみクインテットツアー」12月15日の東京・ヤマハホール公演第2部の様子。(撮影:鳥居洋介)

吉澤嘉代子のピアノ&ストリングスツアー、朗読を織り交ぜながら15曲熱唱

ナタリー

18/12/17(月) 21:33

吉澤嘉代子がピアノとストリングス編成による東名阪ツアー「みつあみクインテットツアー」の最終公演を12月15日に東京・ヤマハホールにて開催した。東京公演は1日2公演実施されたが、本稿では19:00スタートの第2部の様子をレポートする。

この公演はピアノ、バイオリン2名、ビオラ、チェロからなるクインテットをバックに、ブルーのドレスを着て三つ編みにした吉澤がパフォーマンスを展開。最新アルバム「女優姉妹」でも1曲目である「鏡」を重厚なストリングスアレンジで披露し、ライブをスタートさせた。序盤のMCで吉澤は「今回のツアーは、これまで書いた大切な曲を、新しいアレンジでお届けするツアーです。今日この回が最終回です。1曲1曲噛み締めてお届けします」と宣言した。

小芝居を織り交ぜながら進行するスタイルが定盤となっている吉澤のツアーだが、今回のツアーでは小芝居に代わって彼女が考えた物語の朗読を盛り込みながらライブを実施。まず初めに、自分の痛みに気を取られてしまい、大切な人の痛みに気付くことができなかった女性を主人公にした「みつあみちゃんのお話」の朗読が披露された。

「地獄タクシー」ではバンドマスターの横山裕章(agehasprings)が、地獄行きのタクシー運転手に扮する演出も。その後、波音のSEが流れる静かな会場で吉澤が人魚伝説の解説を朗読し、「人魚」をしっとりと歌い上げた。

ライブ後半には、アルバム「女優姉妹」のリード曲「女優」や、「残ってる」「がらんどう」といった人気曲を次々と演奏。「泣き虫ジュゴン」の前には「水族館のジュゴンのお話」という朗読も披露された。そして「綺麗」では吉澤と観客がサビで掛け合いを繰り広げ、この曲をもってライブ本編は終了した。

鳴り止まない拍手と「嘉代子」コールに応えて再び登場した吉澤は、「一番好きな12月の歌」として、松本隆作詞、大瀧詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」のカバーを披露。続いて「東京絶景」を熱唱すると、会場にこの日一番の拍手が沸いた。

このツアーではアンコールのラストで、公演ごとに異なる楽曲をアコースティックギターの弾き語りで歌唱してきた吉澤。この日は「未成年の主張」を演奏し、歌い終えた彼女は「またこの形でライブしたいです。皆さん、よいお年を!」と挨拶した。

吉澤嘉代子「みつあみクインテットツアー」2018年12月15日 ヤマハホール 第2部 セットリスト

01. 鏡
02. ユキカ
03. 月曜日戦争
(みつあみちゃんのお話)
04. 胃
05. えらばれし子供たちの密話
06. 地獄タクシー
(人魚伝説の解説)
07. 人魚
08. 女優
09. 残ってる
10. がらんどう
(水族館のジュゴンのお話)
11. 泣き虫ジュゴン
12. 綺麗
13. さらばシベリア鉄道
14. 東京絶景
15. 未成年の主張