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ぴあ

フライング・ロータス

ヒロアカ、ドラゴンボール…「KUSO」フライング・ロータスが大好きな日本文化語る

ナタリー

18/8/16(木) 22:49

「KUSO」のジャパンプレミアが、本日8月16日に東京・シネクイントにて開催され、“スティーヴ”名義で監督を務めたミュージシャンのフライング・ロータスが登壇した。

本作は、巨大地震に見舞われた米ロサンゼルスを舞台に、奇病に侵された人々の狂気に満ちた物語を描くホラー。2017年のサンダンス映画祭で上映された際には多数の観客が席を立ち、“史上もっともグロテスクな映画”と称された。

本編を鑑賞し終え呆気にとられる観客の前に現れたフライング・ロータスは「どうでした?」と聞きながら声を上げて笑う。「みんなのために作った映画だからね、マジで」と言い、笑う観客を見て「僕は20年くらい、日本の映画にインスパイアされてきたんだ。三池崇史、塚本晋也、北野武……彼らは僕のヒーローだよ。ある意味この映画で、日本の映画からもらったインスピレーションへの恩返しができたかな」とコメントする。また「子供の頃から、日本のカルチャーはラーメンからアニメまで親しんできたので、日本は僕にとって第2の故郷だよ」と日本への愛を語った。

本作は、原題でも「KUSO」というタイトルが付けられている。司会から、日本語の“糞”を意味するのかと確認されると、フライング・ロータスは「イエス」と即答。その理由を「まず笑える。あとアメリカでは『KUSO』と言ってもなんの問題もないだろうと思ってね。日本で言うと問題になっちゃうんだけど(笑)」と説明し、「でも自分にとってはいろんな意味合いを表現する言葉だよ。映画だってそういうものでしょ? 観る人によっていろいろな受け取り方があっていい」と付け加える。本作で描いた内容については「僕がどういうことをおかしいと思うのか、どういうものに心動かされるのか、どういうものを見て怖いと思うのか。そういうことを考えたよ。もちろん僕だって四六時中そんなことを考えてるわけじゃないけど(笑)、まあダークなジョークだよね」と解説した。

本作で長編初監督を務めたフライング・ロータス。ハイスクール卒業後は映画関係の学校に通っていたことを明かし、「映画を撮りたくて真剣に勉強していたけど、そんな頃に音楽方面でのキャリアが始まってしまったんだ。いつかビジュアルの仕事をしてやるぞと思いながら音楽を続けてきたんだけど、この間やっと時間ができたからこの作品に取り組むことができたよ」と念願の映画制作を振り返る。サンダーキャットら周囲の協力に感謝しつつ、“おっぱい恐怖症”の患者とともに登場する医者役のジョージ・クリントンについては「あの役は彼に向けて書いたんだよ(笑)。撮影初日に彼が『セリフを覚えてないんだけど』『俺が役者の経験ないのわかってるよね?』って言うからビビったけど、本番が始まったらバッチリ、期待以上のものを返してくれた。自分が何を求められているか、彼はわかっていたんだ」と裏話を披露した。

後半には、彼が好む日本のカルチャーについて質問が。「僕のヒーローアカデミア」「ドラゴンボール」「カウボーイビバップ」「寄生獣」など、次々と好きな作品のタイトルを挙げたフライング・ロータスは、日本文化の特徴を「独自の発想に魅力を感じるよ。『殺し屋1』『AKIRA』『エヴァンゲリオン』……ああいうのはアメリカで作ろうと思っても無理。もちろんアメリカにも美しい作品はあるけど、違うんだよね。日本には先見の明のあるアーティストがたくさんいると思う」と熱く語った。

また明日8月17日に千葉・幕張メッセで「SONICMANIA 2018」に出演するフライング・ロータスは、同イベントに参加するという観客に対して「パーティタイム……」とあやしげな笑みを向ける。以前「ドラゴンボール」の道着を着てパフォーマンスしたこともある彼は「明日着る服もかなりスペシャルだよ」とファンの期待を煽り、最後に「今日は観に来てくれてありがとう。この“糞”を楽しんでいただければ。明日はみんなでパーティしましょう!」と語りかけた。

「KUSO」はシネクイントで8月18日より1週間限定レイトショー。

※「KUSO」はR18+指定作品

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