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『トレース~科捜研の男~』錦戸亮の心の扉を開くのは新木優子? 月9連投で新たな挑戦へ

リアルサウンド

19/1/15(火) 6:00

 錦戸亮が主演を務める『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、1月14日に第2話を迎えた。7日放送の初回平均視聴率は12.3%と2桁台をマーク。第1話では、主要キャラである真野礼二(錦戸亮)、沢口ノンナ(新木優子)、虎丸良平(船越英一郎)の3人がどのような人物か、そして真野に秘められた陰惨な事件の過去が垣間見えた。

参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2019/01/post-301910.html”>ミステリアスな演技でシリーズ化なるか? 『トレース~科捜研の男~』関ジャニ∞錦戸への期待</a>

 第2話でフィーチャーされるのは、科捜研では新人の沢口。冷静かつ感情の起伏があまりない真野、これでもかというほどに激昂し感情を態度に表す虎丸と2人が両極端なため、沢口が影に隠れてしまっている印象があるが、第2話は彼女の心情や人柄がしっかりと見えてくる回だ。

 大学院で夢に破れ行き場がなかった沢口は、海塚律子(小雪)に誘われ成り行きで科捜研へ。大量の雑務が回ってくる毎日に新人の沢口は、疲労から軽い貧血を起こし、事件の鑑定中に倒れてしまう。その結果、彼女の口から出てくる言葉が「もう辞めたい」「なんで私、科捜研なんか入っちゃったんだろう」。真面目過ぎるが故の、初めての挫折。被害者の娘・真田有里(関めぐみ)は、沢口の相談役になり、また沢口もケアするために有里の気持ちに寄り添っていく。

 今回の事件で一番のハイライトとなるのは、有里に事件の全貌を伝える場面だ。殺害された真田和寿(名高達男)は、心臓移植をする必要のあった娘・有里のために、事故で搬送されてきた患者に筋弛緩剤を投与し、脳死へと追いやっていた。事件は、真実を知った患者の恋人による復讐劇。その真相を伝えるのは沢口だ。

 沢口はいつもどこか自信なさ気な表情を浮かべているが、真野から背中を押され有里を目の前にし、伝えることを決めた。沢口の視線は真っ直ぐに有里を見つめている。その残酷な過去から、時折俯いてしまうこともあるが、それを察知し、すかさず真野がフォローに入る。「これなら知らなかった方がましです。何の救いにもならない」。そう言って伝えたことに思い悩む沢口に、真野は遺族は真実を知ることで前に進むことができることを諭し、「お前はよくやった」と言葉をかける。

 事件を通して自身も前に進むことができたのか、科捜研に戻った沢口は人が変わったように、笑顔でテキパキと業務をこなしていく。沢口の成長にポイントを置いたストーリーだ。

 演じる新木優子にとっても、『トレース』は大きなステップアップのドラマ。『non-no』の表紙を飾る専属モデルであり、俳優としても活躍する新木。『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRDSEASON』(フジテレビ系)に始まり、前期の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)、そして『トレース』と、月9連投の快進撃を遂げている。ヒロイン役としては、昨年だけでも『トドメの接吻』(日本テレビ系)、映画『あのコの、トリコ。』『悪と仮面のルール』と多くの作品に出演しており、特に『あのコの、トリコ。』はnon-noモデルのイメージを存分に活かした眩しい女の子キャラを演じていた。

 しかし、今回演じる沢口は言ってしまえば、『あのコの、トリコ。』のような明るい役柄とは正反対の地味なキャラ。だからこそ、沢口を演じる上で表情の作り方や台詞に乗せる感情の強弱は、さらに重要になってくる。『トレース』において、沢口は真野が信頼を置くバディの関係性でもあり、同時に真野の表情を引き出すのは沢口だ。回を重ねる毎に、真野の過去が少しずつ浮かび上がってきているが、彼の心の扉の鍵を開くのは、沢口にかかっているのかもしれない。 (文=渡辺彰浩)

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