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ぴあ

古内東子「Hourglass」ジャケット

古内東子、日米豪華メンバーでレコーディング「Hourglass」アナログ化

ナタリー

18/8/27(月) 12:00

古内東子のアルバム「Hourglass」のアナログ盤が9月26日にリリースされる。

「Hourglass」は1996年に発表された、古内にとって5枚目にあたるアルバム。制作は日米で行われ、アメリカのロサンゼルスでのレコーディングにはジェームス・ガッドソン(Dr)プロデュースのもと、フレディ・ワシントン(B)、デヴィッド・T.ウォーカー(G)、グレッグ・ムーア(G)、デヴィッド・ウィリアムス(G)、ハーマン・ジャクソン(Key)らが参加。日本でのレコーディングは小松秀行(B)がプロデュースを手がけ、佐野康夫(Dr)、斎藤誠(G)、吉川忠英(G)、中西康晴(Piano)らが参加した。

このアナログ盤はオリジナルマスターテープから96KHz / 24bitにデジタル変換した音源が使用され、バーニー・グランドマンがカッティングを施した。今回のリリースに際し、古内は「音楽をやっていく上で今でも私の大きな心の支えになっているのだと思う。だからこそ、聴くたびに感謝の気持ちが溢れ出すアルバムでもある」とコメントしている。

古内東子 コメント

時は1996年、今から22年も前のこと。
デビューした年に2枚のアルバムをリリースし、その後も年一枚ペースで出していたため、あっという間に5枚目のアルバムを作るタイミングが来た。

東京のスタジオでこちらのミュージシャンと5曲をレコーディングし、残りの5曲はLAのスタジオで現地のミュージシャンとレコーディングし、MIXとマスタリングまで行った。
LAでの日々は刺激と感動の連続だった。
アメリカの音楽シーンを支えてきた伝説のスタジオミュージシャンたちが、毎日入れ替わりやって来ては普段着でサクッと名演奏をして帰ってゆく。そのたびに心が震え、今みたいに携帯カメラなんてなかったので、その場面を自分の眼に必死で焼き付けた。もちろん音の方は後にしっかりとCDに焼き付けられた。

どうしてそんなプレイが思いつくのか、この音の心地良さは一体何なのか。彼らに尋ねても、何だろうね?と笑うだけで特にヒミツはなさそうだった。音楽とはとことん向き合い、突き詰めて突き詰めて、むしろ時に苦しいもの、などと思い始めていたデビュー4年目の未熟な私にとって、彼らの、呼吸をするかのように自然体で楽器を奏で、日本語という未知であるはずの言語の楽曲にも、実に軽快に命を吹き込んでゆくその姿には、ただただ感服したのをおぼえている。この道を選んだ自分を、誇りにさえ思えた。

全曲を録り終えて、そのままLAでのMIXが始まりいよいよ完成が近づくと、前半の日本勢もまったく負けてはいないことにあらためて気づく。今ではライブの定番となっている、「誰より好きなのに」「いつかきっと」「星空」なども、日本人ミュージシャンと録音したものだ。すべての音という音が、キラキラと粒立っている。そして、東京録音とLA録音を合わせた10曲が、ひとりのアメリカ人エンジニアのMIXによって見事に繋がった。それを体験した数日間も、まさにマジカルだった。

良い時代だった、と言われればそれまでだけど、「Hourglass」の制作を通して得られた経験は、音楽をやっていく上で今でも私の大きな心の支えになっているのだと思う。だからこそ、聴くたびに感謝の気持ちが溢れ出すアルバムでもある。

そんな「Hourglass」が、時を経てアナログ盤として再リリースしてもらえるのだと言う。何だか心が踊って、22年前に思いを馳せているうちに、短文でいいと言われていたコメントがこんなに長くなってしまった、、大変失礼しました。嬉しくて。

古内東子「Hourglass」収録曲

SIDE A

01. いつかきっと
02. 誰より好きなのに(Album Remix)
03. ルール
04. 心を全部くれるまで
05. かわいくなりたい

SIDE B

01. おしえてよ
02. ユラユラ
03. 置き去りの約束
04. あの日のふたり(Album Remix)
05. 星空

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