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いま、最高の一本に出会える

「ばるぼら」製作発表会の様子。左から二階堂ふみ、手塚眞、稲垣吾郎。

稲垣吾郎が二階堂ふみとの共演に「夢を見ていたよう」、「ばるぼら」製作発表会

ナタリー

18/11/21(水) 21:00

映画「ばるぼら」の製作発表会が、11月20日に東京・帝国ホテルで行われ、キャストの稲垣吾郎、二階堂ふみ、監督の手塚眞が出席した。

1973年から1974年にかけて手塚治虫が連載した「ばるぼら」は、異常性欲に悩まされる売れっ子耽美派小説家・美倉洋介が、自堕落なフーテン女・ばるぼらと出会い翻弄されていく物語。稲垣が美倉、二階堂がばるぼらを演じ、渋川清彦、石橋静河、大谷亮介、渡辺えり、美波、片山萌美、ISSAYもキャストに名を連ねる。ウォン・カーウァイ作品で知られるクリストファー・ドイルが撮影監督を務め、日本・ドイツ・イギリスの共同で製作された。

手塚治虫生誕90周年記念式典にて製作が発表された本作。囲み取材で、手塚眞は本作を監督した理由について「実は子供の頃から『ばるぼら』を読んでいて、思い入れがありました。また、今まで自分が監督として表現してきたことと、父親の作品との接点が感じられましたので、この作品をやらせていただきました」と明かす。手塚治虫マンガとは子供の頃から親しんできたという稲垣は、「その中でも『ばるぼら』という作品に出演できるのは、自分にとって新しい挑戦であり、このタイミングじゃなければ演じられない役だとも思いました。愛がむき出しになった僕を、皆さんに楽しんでいただけるのではないかな」と笑顔で語った。

ドイルとの仕事について稲垣は「もともとファンだったので光栄でした。監督とクリスさんが作り出すとても美しく少し退廃的な世界観は、僕の好みにも合っていて夢のようでした」と述懐。さらに撮影現場を「本当に現実だったのかなというくらい、ふわふわとした時間で。そこにいざなってくれたのは、ばるぼらを演じた二階堂さんだったのかなと思ったり。僕にとっては今まで経験したことがない出来事でした」と振り返る。撮影現場では数カ国が飛び交っていたと話す二階堂は「すごく刺激的な現場でした。言葉でつながっているのではなく、アートというのは感覚で共有しているものなんだなと改めて感じました」と述べた。

二階堂と共演した印象を聞かれると、稲垣は「現場では本当に“ばるぼら”だったのに、今日なんかびっくりするほど二階堂さんで。それは当然そうだと思うんですが(笑)。存在しているようで存在していないような役柄で、撮影が終わるともうばるぼらに会えなくなるのかなと寂しくなってしまいました。夢を見ていたような感覚が残っています」と回答。一方、二階堂は稲垣について「文学を感じる方。初めて難しい本を手に取ったときのような感覚の方でした。知りたいと思うんだけど、自分の未熟さを思い知らされるというか。だからとても勉強になりましたし、お芝居をしていくうちに自分の中に眠っているばるぼらを呼び起こされるようでした」と語った。

最後に手塚眞は「内容は深いし、口当たりのよい作品ではないかもしれません。ですが、これはなんだろうとよく味わっていただくと、そこから新しい味が開ける。皆さんを夢の世界に連れて行くことができるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」と作品をアピールした。

「ばるぼら」は2019年に全国ロードショー。なお現在、本作の予告編がYouTubeにて公開中だ。

(c)2019 Barbara Film Committee

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