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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第3回

峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら

山形県民を知るなら、やっぱり雪と即身仏

毎週連載

18/12/15(土)

 山形の話をしていると、どうしても暗くなるけど、暗い話のほうが盛り上がりますよね(笑)。
 山形には出羽三山っていう3つの山があるんです。月山、湯殿山、羽黒山という3つなんだけど、これは山岳信仰と密接なんです。“霊的”って言ったらなんか恐いけど、そうじゃなくて。山岳信仰っていうのは、山から風が運ばれてきて、人々はその力を借りて……っていう言い伝えのような、もっと親しみ深いもので、そのおかげで山形は飢饉も少なかった。だから「山岳信仰スゲェ」って言って松尾芭蕉も来たんだと思うし、その意味ではすごく面白い地域でもあるんですよ。

 あと山岳信仰と関係があると思うんだけど、他の県にないことで言うと、山形には即身仏っていうものがあるんです。他県の人に言っても、知らない人のほうが多いんですけど、これもさっきの出羽三山の一つ、湯殿山にあるもので、拝みながら死んでいったミイラを祀っているものですね。

 諸説あるんですけど、お寺の修行僧が「自ら仏になる」っていう意志を持って、飲まず食わずで土の中に拝みながら入ったまま死を迎え、ミイラとなり即身仏として祀られているというもの。
 もう一つの説は、これは都市伝説のような話じゃないかと思うんですけど、罪人をそのまま土に埋めた言い訳として即身仏として祀っているもの。

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