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いま、最高の一本に出会える

重要文化財 狩野芳崖 《悲母観音》(後期展示) 明治21(1888)年 東京藝術大学蔵

狩野芳崖と四人の弟子「芳崖四天王」の作品が一堂に。『狩野芳崖と四天王』、泉屋博古館分館にて開催

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18/8/27(月) 8:00

近代日本画の父と言われた狩野芳崖と「芳崖四天王」と称された四人の弟子たち。その画業を紹介する特別展『狩野芳崖と四天王—近代日本画、もうひとつの水脈—』が、福井県立美術館、山梨県立美術館を経て、六本木・泉屋博古館分館にて9月15日(土)より開催される。

1828年に生まれた狩野芳崖(ほうがい)は、室町時代以来400年以上にわたって続いた絵師集団、狩野派の最後を飾る画家。 明治時代に来日したお雇い外国人、アーネスト・F・フェノロサに見出され、日本画革新運動を実現すべく作品の制作に励み、近代日本画の歴史における記念碑的作品《悲母観音》を残したことでも知られる。

そんな“近代日本画の父”と言われる芳崖には四人の弟子がいた。岡倉秋水、岡不崩、高屋肖哲、本多天城の四人は、最晩年の芳崖に師事し、芳崖の絶筆《悲母観音》の制作を間近で目撃。その後入学した東京美術学校では「芳崖四天王」と称され、一目置かれる存在だったという。

同展は、狩野芳崖、そして、芳崖四天王の知られざる画業を、全三章の構成で浮き彫りにするというもの。

第1章「狩野芳崖と狩野派の画家たち—雅邦、立嶽、友信—」では、狩野芳崖のほかに、江戸幕府の御用絵師として共に切磋琢磨した橋本雅邦、木村立嶽、狩野友信の名品をあわせて紹介。狩野派の正統を受け継ぎながら、近代日本画の黎明期を生き抜いた輝かしい模索の足跡を紹介する。

続く第2章では、「芳崖四天王—芳崖芸術を受け継ぐ者—」として、岡倉秋水、岡不崩、高屋肖哲、本多天城の画業を辿る。画題、図様、筆使いや色彩感覚など、多分に芳崖の影響を感じられる作品から、芳崖の遺したもの、そして明治維新により終焉を迎えた狩野派のアフターストーリーを見つめ直す。

最終章となる第3章では、「芳崖四天王の同窓生たち=『朦朧体の四天王』による革新画風」として、芳崖四天王の同窓である横山大観、菱田春草、下村観山、西郷孤月、木村武山を取り上げる。それまでの概念を刷新し、「朦朧体」と呼ばれる新しい表現を模索した彼らの作品を紹介する。

狩野芳崖を中心に、狩野派の最後を飾る画家たち、知られざる芳崖四天王、そして四天王と同時代を生きた朦朧体の四天王まで、芳崖の創った近代日本画の多様な流れと、その魅力あふれる作品を堪能できるにちがいない。

【開催情報】

特別展『狩野芳崖と四天王—近代日本画、もうひとつの水脈—』

9月15日(土)〜10月28日(日)泉谷博古館分館にて開催

前期:9月15日(土)〜10月8日(月・祝) 後期:10月10日(水)〜10月28日(日)

【関連リンク】

泉屋博古館

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