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舞台「悪魔と天使」囲み取材より。前列左から野村宏伸、白石隼也、観月ありさ、高島礼子、佐藤B作。後列左から鍵本輝、黒川智花、ぼんちおさむ、中島早貴、黒田こらん。

手塚治虫原作「悪魔と天使」開幕、観月ありさ「市原悦子さんが見守ってくれている」

ナタリー

19/1/18(金) 21:21

観月ありさ主演の舞台「悪魔と天使」が、明日1月19日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて開幕する。これに先駆けて本日18日に同劇場で囲み取材が行われた。

監修・脚本を佐藤幹夫、脚本・演出をモトイキシゲキが手がける「悪魔と天使」は、手塚治虫の生誕90周年を記念する作品。手塚のマンガ「ダスト8」を原作とした本作の劇中では、“平成から年号が変わるとき”を舞台に、豪華列車・トワイライトエキスプレス号の大事故から生還した8人の乗客を巡る物語が繰り広げられる。

囲み取材には観月をはじめ、キャストの白石隼也、野村宏伸、黒川智花、鍵本輝(Lead)、中島早貴、黒田こらん、ぼんちおさむ、佐藤B作、高島礼子が登壇した。精霊の悪魔キキモラと海江田沙月の2役を演じる観月は、「生きるとか死ぬとか、自分たちが人生をどう生きていくのか?ということが丁寧に描かれている舞台です」と本作を紹介。続いて、精霊の天使キキモラと岬慎吾役を務める白石は「日々生きるということが、素晴らしいことなんだというのを、観ていただく皆さんに届けられたら」と意気込んだ。また「初日のような感覚でドキドキ感があります」とゲネプロを前に緊張を口にする柏木守役の野村は「皆さん集中しているので、いい作品になると思います」と期待を寄せた。

九條小百合役の高島は作品について、「年齢に関係なく、若い人でも、もしかしたら明日亡くなってしまうかもしれない。そんなメッセージを説教臭い感じではなく、ミステリー要素を織り交ぜながらお届けしたい」と述べ、渋井新役の佐藤は「自分が生きたいと思う生き方があっても、なかなかそうはいかないのが人生。そのとき何を幸せに思うか、ということの答えがこの芝居にはある気がします」と思いを口にした。

小島忠役の鍵本は「僕はカンパニーの中では下の世代」と前置きし、「偉大な大先輩に囲まれながら毎日芝居させていただき、本当に勉強の連続。千秋楽まで皆さんに怒られないようにがんばりたいです」と真摯に述べる。吉沢エリ子役の黒川は「生と死という重いテーマではありますが、いただいた命の大切さ、家族への感謝の気持ちを改めて感じられる作品だと思います」と本作を分析した。

大前田十蔵を演じるぼんちは、演技中の観月について「にらまれると怖い(笑)。その迫力をぜひ舞台で観てほしい」と観客にアピールし、「僕にとっての悪魔は漫才でウケないお客さん、天使は笑ってくれるお客さんです!(笑)」と会見場を笑いで包む。有坂瞳役の中島は「劇場も大きいですし、先輩方の存在感もすごいので、埋もれないよう、この派手な衣装を味方につけて挑みたいと思います!」と笑顔を見せた。そして小坂徳子役と、1月12日に亡くなった市原悦子に代わり“天の声”を担当する黒田は「一人ひとりの思いがこもっている舞台です。最後までケガなく務めたい」と続けた。

記者から市原とのエピソードを尋ねられた黒田は「(市原に)別れの挨拶をした」と明かし、市原について「安らかに眠っていらっしゃいましたが、まるで生きているかのようで、今にもセリフを言い出しそうな雰囲気でした」と振り返る。また過去に市原と共演経験のある高島は「芝居に対して諦めない姿勢を学ばせていただきました」と述べ、佐藤は「二人芝居やドラマでご一緒させていただきました。芝居に対して妥協しない方で、お住まいの上の階に同じ間取りのお稽古場があるほど、芝居に人生を費やしてきた方でした。あの人に勝てるものが自分にはあるんだろうか?と考えるとゾッとします。いつも凛となさっていて、どんな風が吹いても立ち向かっていく姿は今でも忘れられません」と故人をしのんだ。

登壇者たちのエピソードに耳を傾けていた観月は「みんな市原さんの“天の声”を聴くのが楽しみだったので残念です。市原さんは『悪魔と天使』の脚本を読んで、『ぜひやりたい』とおっしゃってくださっていたそうで、市原さんが天から見守ってくれているんだと思いながら、最後までがんばりたいです」と言葉に力を込めた。さらに本作のテーマ曲を手がけた河村隆一が、肺腺がんの手術を受けたため自宅療養中であることに触れ、「回復に向かっているそうなので安心しました。少しでも早く復帰していただき、迫力のある歌声を聴かせていただきたいです」とエールを送る。そして最後に「新年早々の舞台なので、おめでたい気持ちで観ていただけたらうれしいです」と観客に呼びかけ、取材を締めくくった。

上演時間は途中休憩20分を含む3時間15分を予定。公演は明日1月19日から2月3日までKAAT神奈川芸術劇場 ホール、2月9日・10日に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、3月1日から3日まで愛知・御園座で行われる。

手塚治虫 生誕90周年記念 原作:手塚治虫「ダスト8」より 舞台「悪魔と天使」

2019年1月19日(土)~2月3日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール

2019年2月9日(土)・10日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2019年3月1日(金)~3月3日(日)
愛知県 御園座

原作:手塚治虫「ダスト8」より
監修・脚本:佐藤幹夫
脚本・演出:モトイキシゲキ
音楽:鎌田雅人
テーマ曲:河村隆一「Hope」
出演:観月ありさ / 白石隼也 / 野村宏伸、黒川智花 / 鍵本輝(Lead)、矢部昌暉(DISH//)、向山毅(SOLIDEMO)、木全寛幸(SOLIDEMO)/ 中島早貴、黒田こらん / 白木美貴子、咲良、脇坂春菜、成沢愛希、萩原悠、優志、石黒洋平 / 佐渡稔、梅垣義明、久保酎吉、まいど豊、石井智也 / ぼんちおさむ、松澤一之 / 佐藤B作、高島礼子

※鍵本輝と向山毅、矢部昌暉と木全寛幸はWキャスト。

(c)TEZUKA PRODUCTIONS (c)舞台「悪魔と天使」製作委員会

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