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日向坂46、知名度アップの突破口はメンバーの“趣味”にあり? 齊藤京子、松田好花ら活躍から考える

リアルサウンド

19/2/25(月) 7:00

 日向坂46が、2月11日にけやき坂46より改名発表。3月27日に単独シングルデビューを果たす。約3年間の活動を通して、メンバーの念願だった今回のグループ改名。日向坂46として新たな船出となるなかで、数多くの課題に直面することもあるだろう。そのひとつには、メンバーとグループ双方における、知名度の向上があるのかもしれない。

(関連:けやき坂46 小坂菜緒×渡邉美穂×丹生明里 “2期生トリオ”が語る、激動の10カ月と自身の成長

 欅坂46の妹分グループとして当初の活動を開始した彼女たちは、乃木坂46などと比べると、たしかに知名度の観点では劣ってしまうだろう。しかし、メンバーそれぞれが持つ“趣味嗜好”を突破口とすることで、その状況も打開できるに違いない。これまでにも、乃木坂46・松村沙友理は大のアニメファンとして雑誌の特集企画などに登場。同グループの井上小百合もまた、『スーパー戦隊シリーズ』好きが高じて、2017年7月放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演。両者とも、自身の強みを活かした活動を展開している。

 同様の事例は、昨今の日向坂46でも見受けられるようになってきた。前述のシングルデビューに先駆けて、3月15日には佐々木美玲が初冠番組『開店!みーぱんベーカリー』(テレビ朝日CS放送)に出演。「将来はパン屋さんになりたい」と語るほどの彼女が、メンバーを交えてパンの食べ歩きなどを行なうとのことだ。本稿では、佐々木以外にも様々な趣味嗜好を持ったメンバーを紹介しつつ、その個性が発揮されたエピソードを振り返りたい。

 渡邉美穂の趣味と強みは、小学校時代より続けてきたバスケットボール。これまでにも、グループの冠番組『ひらがな推し』(テレビ東京)などで、その腕前を披露している。渡邉は、持ち前の“陽だまり”のような明るさはもちろん、時には共演者らと身体を動かすことで早々に打ち解けあってきた。そんな彼女はグループの“親善大使”的な存在といえる。

 「ラーメン大好き!齊藤京子です」の自己紹介でお馴染みの齊藤京子。彼女はこれまで、『ひらがな推し』などで自身の“推しラーメン店”をランキング形式で発表するなど、ラーメン愛好家としての着実な認知活動を行なってきた。その想いが実ったのだろう。2018年4月に、自身初となる冠番組『けやき坂46 ラーメン大好き!齊藤京子です』(テレビ朝日CS放送)に出演すると、同年12月には『ラヲタの殿堂~今一番うまいラーメン選手権2018冬~』(テレビ朝日)にも登場。後者では、自身の推薦するラーメン店を紹介して、ライバルとして共演した棚橋弘至や高嶋政宏を迎え撃った。惜しくも優勝者には選ばれなかったまでも、非常に大きな爪痕を残していった。

 漫画・アニメの分野では、丹生明里がグループの切込隊長に。彼女は兄の影響から、小学校時代より『ドラゴンボール』シリーズを愛読しているとのこと。そんな丹生は、昨年12月放送の『オラたちのドラゴンボール講座』(ANIMAX)に登場。彼女にとって、初の単独番組出演となった。当時のオンエアでは、作品内で最も好きなシーンを尋ねられた際、「『セル編』の悟飯が超サイヤ人2に覚醒して、セルから仙豆を奪うところと、セルジュニアを倒すところです!」と饒舌に。その様子には彼女のファンも思わず唸ったことだろう。

 アイドルに限定せずとも、趣味や特技というものは自身の素の表情を表に出しやすい要素だろう。それは、個人の趣味がそれぞれの個性や元来に培ってきた自信、さらにはパーソナリティ形成にさえ結びついている可能性が高いからである。丹生の例が顕著なように、趣味について会話する際には、逐一のコメントにもより具体性が伴って聞こえてくるに違いない。また、視聴者にとっても、アイドルの素顔を見られる絶好の機会だといえるほか、メンバーそれぞれの露出が増えることは、ひいてはグループの知名度向上にも還元されるかもしれない。その一方、日向坂46のなかには共演者の趣味嗜好に積極的な理解を示すことで、その存在感を強めているメンバーもいる。それが、松田好花だ。

 松田はこれまで、柔和な人柄や献身的な努力家ぶりから、メンバーや多くのファンに愛されてきた。その強みを大きく開花させたのが、今年2月放送の『ひらがな推し』特別企画「『へのつっぱりはいらんですよ!』キン肉マンを習得しよう」である。同企画は、MCを務めるオードリーが番組内で“キン肉マン例え”を挟む際、その世代差からメンバーが思わず閉口してしまうことへの対策に。メンバーは事前に、同作のコミックス版を読み進め、オンエアに臨んでいた。

 予習の成果を試すべく、番組内ではオードリーが次々と『キン肉マン』になぞらえた小ボケを披露。そのマニアックぶりに静まるメンバーもいたなか、彼らのネタにいち早く反応を示して、率先してスタジオを盛り上げていたのが松田だった。また『キン肉マン』では、読者が考えた“超人”も採用されていたことになぞらえ、彼女たちもオリジナル超人を考案。渡邉が「ごはん横取りマン」、新加入の上村ひなのが「ぐるぐーるマン」などを見せるなか、松田は「火羅駕那」(読み:ひらがな)を披露した。同キャラクターは、身体のパーツに“ひらがなけやき”の“ひ”や“ヒ”を盛り込んでいるほか、「手と足から炎が出る」といった設定も。この詳細さには、企画の発端であるオードリーも賞賛するばかりだった。

 同企画は、作品のメインターゲット層と離れたアイドルグループと交差する意外性があったからこそ、大きな反響を呼んだのだろう。『キン肉マン』作者ユニットの1人であるゆでたまご・嶋田隆司も、オンエア終了後にコメントを残すほどだ(参考:ゆでたまご嶋田 Twitter)。同オンエアでの松田は、メンバーとMCがさらなる親睦を深める一翼を担うのみならず、グループ全体に多くの注目を向けさせる役割を担っていた。彼女もまた、今後の日向坂46における重要な存在であることは言わずもがなだ。

 それぞれが独自の突破口から知名度を上げていくだろう日向坂46メンバー。グループ活動のみならず、彼女たちが個人でも放つ“ハッピーオーラ”からは、もう誰も目が離せない。(青木皓太)

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