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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第6回

松本幸四郎 私の歌舞伎人生

三谷さんのこと

隔日更新

18/7/10(火)

これまでに刺激を受けたクリエイターはたくさんいますが、三谷幸喜さんもその一人です。三谷さんの作品に初めて出演したのは『バイ・マイセルフ』(1997年、山田和也演出)、父(九代目松本幸四郎、現・二代目松本白鸚)との二人芝居でした。父とは『アマデウス』(1995年、ピーター・シェファー作、ジャイルス・ブロック演出)で、サリエーリとモーツァルトとして向き合ったせいか、ライバル心を燃やして取り掛かったのを覚えています。歌舞伎や『アマデウス』では先輩である父が作品を熟知している状態ですが、これは書き下ろしでしたから、初めて同時に台本をいただくわけですよね。しかも僕のほうが三谷さんと年齢が近いし、『アマデウス』よりは勝ち目があるんじゃないかと無謀にも思っていました。けれど、とんでもなかった。父自ら、立ち上げた現代劇のユニット「シアターナインス」の第1回公演だったこともあり、その情熱はとてつもないものでした。台本を同時に受け取ったのに、初めての稽古で役を作り上げているのを目の当たりにして、これは敵うわけないなと思いました。……と、話が反れましたね(笑)。

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