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六本木歌舞伎 第3弾「羅生門」公開舞台稽古より。

「羅生門」開幕に三宅健「タフな“漢”になれるよう」海老蔵は“海老蔵”役に

ナタリー

19/2/22(金) 17:52

本日2月22日、六本木歌舞伎 第3弾「羅生門」が東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕。初日公演に先駆け同日、同劇場で公開舞台稽古が実施された。

本公演は、2015年に東京・EX THEATER ROPPONGIでスタートした「六本木歌舞伎」の第3弾。芥川龍之介の「羅生門」を原作とした今作では、17年に上演された第2弾「座頭市」に続いて三池崇史が演出を担当し、市川海老蔵や三宅健(V6)らが出演する。

天変地異で人々が飢え、都の荒廃が進むある日、主から暇を出された下人は羅生門の楼上に登る。そこで下人が目にしたのは、折り重なる死体の中で死人の髪を抜く老婆の姿だった。生きるために老婆の衣をはいで駆け出そうとした下人だったが、茨木童子に出会い……。

定式幕が開くと、海老蔵演じる渡辺綱と市川右團次演じる茨木童子が勇壮な戦いを見せ、観客を「羅生門」の世界へ引き込んだ。三味線やツケの音、花道を用いた演出が舞台を盛り上げる中、出演者たちは歌舞伎のセリフ回しだけでなく、現代の若者のように砕けた口調でやりとりを交わして観客を沸かせる。海老蔵が出演しているCMをモチーフにした場面も盛り込まれ、物語はテンポよく展開していった。

渡辺綱や老婆、“市川海老蔵”などの役どころを生き生きと演じ分ける海老蔵は、緩急の付いた演技で客席を惹きつける。下人と宇源太を演じる三宅は、舞台上での早ごしらえや、刀や縄を使った立ち回り、見得など歌舞伎ならではの演出でクールに魅せつつ、海老蔵が洋服姿で演じる“市川海老蔵”とやりとりをする場面では、軽妙な掛け合いやギャグを披露して会場を笑わせた。

開幕に際し、海老蔵と三宅からのコメントが到着。海老蔵は「観て頂く皆さまに、『羅生門』の世界観を感じ取って頂けたらと思います」とメッセージを送り、三宅は「歌舞伎俳優という人生を生きてきた人の凄さを今この眼で見届けられることに感動しています」と胸の内を明かしつつ「厳しい荒波の中で揉まれて、この公演が終わった時には一皮も二皮もむけたタフな漢になれるよう精一杯努めたい」と意気込みを語っている。

なお本作には海老蔵や三宅、右團次のほか、市川九團次、大谷廣松、片岡市蔵、市川齊入らが出演している。上演時間は途中休憩25分を含む約2時間。六本木歌舞伎 第3弾「羅生門」の東京公演は3月10日まで行われ、その後、3月13日から17日まで大阪・オリックス劇場、3月21日から24日まで北海道・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)で上演される。

市川海老蔵コメント

第三弾となる六本木歌舞伎「羅生門」、本日初日の幕が開きます。
演出には第一弾から続けて三池崇史監督に、そしてこの度は、三宅健さんをお迎えして、ついにこの日を迎えました。
観て頂く皆さまに、「羅生門」の世界観を感じ取って頂けたらと思います。

三宅健コメント

海老蔵さんをはじめとする、歌舞伎の世界の方々とご一緒させていただき身の引き締まる思いです。皆さんとお芝居をさせていただく中で、時代も空間も飛び越えた真に迫る表現力の凄さを目の当たりにしています。来る日も来る日も修練を積み重ね、歌舞伎俳優という人生を生きてきた人の凄さを今この眼で見届けられることに感動しています。
そんな方々とご一緒させて頂けることに日々感謝と敬意を払い、ひと公演ひと公演を噛み締めながら大切に演じていきたいと思います。そんな厳しい荒波の中で揉まれて、この公演が終わった時には一皮も二皮もむけたタフな漢になれるよう精一杯努めたいと思います。そして、強面な見た目とは裏腹にとっても優しい人柄の三池さん。三池さんの描く独創的な羅生門の世界にこの1ヶ月どっぷりと浸かり私の身も心も捧げたいと思います。

六本木歌舞伎 第3弾「羅生門」

2019年2月22日(金)~3月10日(日)
東京都 EX THEATER ROPPONGI

2019年3月13日(水)~17日(日)
大阪府 オリックス劇場

2019年3月21日(木・祝)~24日(日)
北海道 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)

原作:芥川龍之介
演出:三池崇史
出演:市川海老蔵 / 市川右團次、市川九團次、大谷廣松、片岡市蔵、市川齊入 / 三宅健 ほか

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