Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

「雪の華」より、レヴィでオーロラを待つ美雪。

登坂広臣×中条あやみ「雪の華」ロケ地レポ、雪が青く光る極寒の地・レヴィでの秘話

ナタリー

19/2/1(金) 17:35

登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)と中条あやみの共演作「雪の華」が、本日2月1日に全国公開。映画ナタリーでは、フィンランド・レヴィのロケ地を、監督を務めた橋本光二郎のコメントを交えてレポートする。

中島美嘉の同名曲を映像化した本作は、ガラス工芸家志望の青年・悠輔と、余命宣告を受けた女性・美雪の期間限定の恋を描くラブストーリー。本編の約半分がフィンランドで撮影されており、冬と夏の2度にわたってロケが行われた。

同国北部のラップランド地方、キッティラ市内にあるスキーリゾート、レヴィ。劇中では、“約束の地”でオーロラを観たいと望む美雪と、1人で旅立った彼女を必死で追いかける悠輔が同地を訪れることとなる。日本からは、フィンエアーの直行便でヘルシンキ空港まで約9時間30分、そして国内線に乗り継いでキッティラ空港まで約1時間30分。そこから車で15分ほど走るとレヴィに到着する。

同地でのロケは2018年、マイナス20℃になることもある極寒の2月に実施された。美雪が凍えながらオーロラを待つシーンは、小人“エルフ”をモチーフにしたテーマパーク「エルフの隠れ家」内で撮影。広大な雪原に階段を設け、ろうそくやイルミネーションで道を作ることによってロマンティックな空間が生み出された。最新のスキーリゾート施設もそろうレヴィであえてこの場所を選んだ理由を、橋本は「美雪は、オーロラを観るために“最果ての地”に来たイメージでした。最新の設備では雰囲気がないし、あまりに大自然の中だと、若い女性が1人で来ることが不可能に見えると思った。伝統的な建物があるところを探して、後ろに木造のサウナ小屋が見えるようになっています」と説明する。

オーロラ鑑賞シーンは夜の設定だが、実際には自然光を駆使すべく、“スカイライン”と呼ばれる日の出と日の入りの時間帯に撮影されている。朝8時から準備を開始して約10テイク撮影、昼の2時から準備を開始して約10テイク撮影、という時間との戦いが、4、5日繰り返されることとなった。現地ではスカイラインのことを“ブルータイム”と呼ぶことからもわかるように、この時間帯、あたり一帯の雪は青く輝く。また足跡の影が黒ではなく青色に見える“ラップランドブルー”という現象も目にすることができる。本作の撮影はマイナス5℃という比較的温かい気温で行うことができた。その後、橋本らが景色の映像素材を撮っていると急激に冷え込み、オーロラが現れたという。また本編冒頭に使用されているダイヤモンドダストも、このときに実際に撮影されたもの。橋本は「フィンランドの神様が味方しているような気がする」と自らの運のよさを噛み締めていた。

先に紹介した通り、レヴィへ行くにはヘルシンキ空港で飛行機を乗り継ぐのが最短ルートだが、劇中ではよりドラマチックな展開にすべく、悠輔はヘルシンキ中央駅から寝台列車で約15時間かけてレヴィの最寄り・コラリ駅に向かっている。レヴィの地を紹介する中で橋本は「実際にここへ来てもらえれば、美雪が1人ぼっちで5時間近くオーロラを待っていたのがどれだけ寂しいか、そして美雪を追いかけてきた悠輔がどれだけ大変な思いをしたかがわかると思う」と語った。

さらに劇中には、フィンランドの先住民・サーミ人の小屋をイメージした「レストラン・カンミ」も登場。夏にヘルシンキ旅行へ訪れた美雪と悠輔がドレスアップしてディナーを楽しむシーンだが、実際は冬のレヴィにて撮影されている。このレストランではサーミ人のオーナーが、民族音楽「ヨイク」を演奏してくれることも。昭和天皇にヨイクを披露した経験もあるというこのオーナーは、映画撮影時には橋本やキャストらの前で坂本九の「上を向いて歩こう」のヨイクアレンジを歌ったそう。劇中では悠輔が「……(食べたら)かわいそうじゃね?」と心配しながらトナカイ料理を味わう様子が描かれているが、同店における橋本のオススメはサーモンだそうで「ここのサーモンはフィンランドで一番おいしい」と絶賛していた。

なお実際にフィンランドを訪れる際は、アークティック・フロンティアなどのツアーに参加すると、高確率でオーロラを鑑賞できる。鑑賞成功率90%を誇る同ツアーには、カメラの貸出と専門家による指導が付いているので、初心者でもオーロラの撮影が可能。そのほかにも「エルフの隠れ家」観光や、犬ぞり・トナカイぞり体験といったレジャーもあるので、Visit Finlandのサイトなどを参考にしてほしい。

なお映画ナタリーでは、ヘルシンキのロケ地レポートも追って掲載予定だ。

(取材協力:Visit Finland / Finnair)

(c)2019 映画「雪の華」製作委員会

アプリで読む