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永野芽郁、幸福の絶頂からどん底に 『半分、青い。』梟町に舞台を移し新章突入

リアルサウンド

18/8/5(日) 6:00

 『半分、青い。』(NHK総合)第18週「帰りたい!」は、鈴愛(永野芽郁)と涼次(間宮祥太朗)の幸せの絶頂からスタートし、鈴愛の涼次への気持ちが愛憎へと変わる、激動の5年間が描かれた。第7週~14週「東京・胸騒ぎ編」、第15週~18週「人生・怒涛編」と続いてきた鈴愛の上京編が完結。夏虫駅でのプロポーズ以来に、律(佐藤健)と鈴愛が再会する2人の第2章のスタートを告げる週でもある。

参考:『半分、青い。』第109話では、喫茶ともしびで鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)が再会を果たす

 田辺(嶋田久作)は涼次に「いい時に、いい具合に、舵を切ってよ」と人生の舵取りを指南するが、5年の間で涼次は夢を叶えるためには家族が邪魔になると、鈴愛たちとの別れを決断する。

 第18週は、廉子(風吹ジュン)のナレーションにて、次週から新たな章の始まりを宣言していたこともあり、週の後半にどこか第1週~6週までの「岐阜・故郷編」を思い起こさせる節が多くある。鈴愛は、事務所・クールフラットを後にした時に見た“空の青”の青さに岐阜に帰ることを決めるが、これは『半分、青い。』の象徴的なシーンでもある第1話の冒頭、高校3年生の鈴愛が律に傘を借りた後に見上げる青空を彷彿とさせる。鈴愛が東京で見上げる青空は、タイミング的にもストーリーがリスタートすることを示しているようにも捉えられた。

 実家のつくし食堂にタイミング悪く居合わせたブッチャー(矢本悠馬)は、鈴愛の娘相手に「お前のお母ちゃんはスズメや!」とおどけて見せる。その顔は、小学校の時のブッチャーそのもの。鈴愛もあの頃のように、ブッチャーと言い争いの喧嘩を繰り広げるのだが、週の前半が愛憎入り交じる回が続いたためか、不思議と気楽に観ていられる。虚ろな表情を浮かべていた鈴愛も、だんだんと元気を取り戻しているのが、この週の救いでもある。

 今週より登場となった鈴愛の娘・花野(山崎莉里那)は、一気にストーリーへと馴染んでいく。はきはきとしたポジティブな性格は母親似。ブッチャーがおどけてみせたのも、鈴愛との幼少期を重ね合わせての行動なのかもしれない。そして、律の息子・翼(山城琉飛)も登場するが、気品溢れる生真面目さは、これまた幼少期の律そっくりだ。鈴愛は受話器越しに話す翼との会話を終え、花野を抱き、自身が母親であることを改めて実感する。そして同時に、律もお父さんになったのだということを実感し、心の中で泣く。ナレーションでの「私たちの時は過ぎた」という言葉が、ともに30歳を越えた2人のこれまでの歩み、長く続いた2人の第1章の終わりを表している。

 第19週「泣きたい!」の予告を観て、その情報量には驚いた。律の実家への帰郷、鈴愛の五平餅継承、「律を支えたい」という鈴愛の言葉。涼次や祥平(斎藤工)、田辺、“三オバ”藤村三姉妹が出てこなくなるのは寂しさを覚えるが、梟町の面々の再登場、何よりも律が再び物語に帰ってくることで、さらなる盛り上がりを見せていくのは間違いない。(渡辺彰浩)

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