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いま、最高の一本に出会える

安室透の“同僚”として一緒に行動している気分に? 『名探偵コナン ゼロの執行人』4DXを体験

リアルサウンド

18/10/25(木) 18:00

 昨年の『名探偵コナン 純黒の悪夢』に引き続き、『名探偵コナン ゼロの執行人』の4DX上映が、3週間限定で行われている。どうやら再び週間興行収入ランキングに顔を出すほどの人気ぶりで、4DX公開1週目にして第9位。累計興収は、歴代シリーズ最大となる88億6000万円にまで記録を伸ばしている。

参考:まだ続いていた!? 『コナン』vs『コード・ブルー』、年間興収1位をめぐる死闘は最終ラウンドに

 今回、ここまでの結果を出せた理由に、「安室透がストーリーに絡んできたから」というのも挙げられるだろう。安室透は、喫茶ポアロで働く私立探偵。そして、同時に黒ずくめの組織のメンバー「バーボン」と、公安警察ゼロ所属の「降谷零」としての顔を持つ。この安室透の3つの顔を総評して付けられた名が「トリプルフェイス」だ。容姿端麗で秘密が多く、行動の読めない彼には作品内外問わず、多くの女性ファンが付いている。『名探偵コナン ゼロの執行人』が公開された記念として、『サンデー』『サンデーS』(小学館)の表紙を安室透が飾った際は、売り切れ御礼で買えなかったという報告もネット上でうかがえるほどだった。

 そんな彼が登場する映画を、4DXという違った視点から楽しめるのだから観に行かない手はない。実際に4DXの見られる劇場へ足を運んでみると、たしかに事前情報どおり女性客の多さがうかがえた。

 『名探偵コナン』の劇場版第22弾にあたる『名探偵コナン ゼロの執行人』は、真実を暴く者と正義を貫く者の魂がぶつかり合う極秘任務ミステリー。今作は、東京サミットの開催場所である「エッジ・オブ・オーシャン」が爆破するところから始まる。ここでさっそく爆破規模を伝えるかのように、座席が大きく揺れ動き、激しい音、スモークなどで会場の模様を演出する。

 また、その爆発現場にいた安室透が巻き込まれている様子も映し出され、あたかも彼と同じ体験をしているかのごとく、座席の頭部部分からは熱風が吹き荒れる。この体験をしてみて感じたのは、安室の見えない同僚として一緒に行動していると錯覚できるということ。このことについては、後半の彼との出来事で確信的なものに変わっていくだろう。

 まったりとした日常パートでも、4DXのアクションがふんだんに盛り込まれている。たとえば、ドローンが飛び立ち、空を駆けまわるシーンでは、座席もそれに併せて右へ左へゆったりと動き出す。このように、「ここで動くのか!」と思うような、ちょっとしたシーンにも観客を飽きさせない演出が用意されているのだ。

 開催場所が爆発後は、その会場を爆破した犯人が毛利小五郎だとでっち上げられ、警察に収容されてしまう。犯人にされてしまった毛利を助けようと、コナンが動き始めることでストーリーは大きく進展していく。なぜ爆発したのか、どのようにして密室の場所を爆破できたのか、謎を解き明かしていくうち、真理にたどり着くコナン。ストーリー、4DXの演出ともにそこからは怒涛の展開が待ち受けている。

 やはり今回のシリーズで一番の目玉と言えるのは、安室によるカーチェイスだろう。まるで安室と一緒にいるように感じられると先ほどにも伝えたが、このシーンではそれが120%味わえるのだ。必死で運転する安室の姿を助手席の視点からまじまじと見られるのもポイントだが、4DXになったことで、どのような立場に置かれているのかをダイナミックに表現しているため、安室の緊迫感がよりこちらに伝わってくるのだ。それは、まるで助手席に乗っている観客を守っているかのようにも感じた。

 『名探偵コナン ゼロの執行人』の4DXは、まだ本編を観ていない人のみならず、すでに観たという人にもぜひ楽しんでいただきたい。3週間限定と短い期間ではあるが、なんとか予定を空けて観に行っても後悔しないほどの濃密な内容となっている。(文=聖☆あべさん)

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