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「パラレルワールド・ラブストーリー」

玉森裕太主演作を監督が語る、2つの世界を描き分けるために考案した方法とは

ナタリー

19/5/17(金) 12:50

玉森裕太(Kis-My-Ft2)主演作「パラレルワールド・ラブストーリー」の監督・森義隆のコメントが到着した。

東野圭吾の同名小説をもとにした本作は、2つの異なる世界に迷い込んでしまった青年・崇史が真実を追い求める物語。崇史役の玉森のほか、ヒロイン・麻由子役で吉岡里帆、崇史の親友・智彦役で染谷将太が出演した。

「お客さんが主人公と一緒に、自分がどこの世界に立っているのか、何を見せられているのか『わからない』と混乱する時間を作ることが非常に大切だと思っていました」と語る森。「特に難しかったのは、人物の感情とパズルのような構成の両方を大事にすること。ミステリーとラブストーリーのバランスとも言えます。その2つの要素がうまく相互作用してスリルを生んでいくような脚本を作るため、何度も書き直しをしました」と明かす。

森は試行錯誤の末、脚本段階で「わかるもの」を書いてしまうと、演出と演技を加えたときに「わかりすぎるもの」になってしまうと判断。「あえて脚本を『わかりにくい』ぐらいのところで止めておいて、足りない部分を現場のスタッフ、キャストの感性で埋めていくという作り方をしたかった」と語る。

こうして練りに練った脚本を携え撮影に臨んだ森は、2つの世界を描き分けることが本作の演出の肝だと思っていた。そして現場のリズムを変えるため、1つ目の世界と2つ目の世界でカメラマンと助監督を変更。「目に見える効果があるかはさておき、そういう映画を撮っているという現場の感覚を大切にしたかったので。撮影、照明、録音、美術、衣装の各パートがそれぞれ丁寧に2つの世界を描き分けていくことを積み重ねた結果、脚本のロジックでは表現できない感覚的で映像的な差別化が実現できればと思っていました」と話した。

さらに森は、玉森への演出にも言及。「2つの世界の違いを一番はっきりと感じさせてくれるのが、玉森くんの芝居、つまり崇史の顔つき、佇まいということになれば大成功だなと思いながら演出していましたね」と振り返った。

「パラレルワールド・ラブストーリー」は5月31日より全国でロードショー。

(c)2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 (c)東野圭吾/講談社

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