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笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈が共演 帚木蓬生のベストセラー映画化『閉鎖病棟(仮)』11月公開

リアルサウンド

19/2/4(月) 11:38

 笑福亭鶴瓶が主演を務める映画『閉鎖病棟(仮)』が11月に公開されることが決定した。

 本作は、1995年に発売され累計80万部を超える大ベストセラーとなった、山本周五郎賞受賞作『閉鎖病棟』(新潮文庫刊)を、『愛を乞うひと』『エヴェレスト 神々の山嶺』の平山秀幸監督・脚本により映画化するもの。とある精神科病院を舞台に、様々な過去を背負い、家族や世間から遠ざけられながらも明るく生きていた患者たちの日常を遮るように起こった殺人事件を巡り、登場人物たちの交錯する様々な想いを描く。

 主演は、落語家、タレント、俳優と多岐にわたって活躍する鶴瓶。本作で鶴瓶が演じるのは、死刑囚でありながら、刑の執行が失敗し生きながらえ、今は精神科病院にいる男・梶木秀丸。『ディア・ドクター』以来、10年振りの主演作となる本作では、役作りのため、炭水化物を摂らない食事制限や腹部にサランラップを巻くなどして、約10日間で7キロもの減量を成功させ、トレードマークの庶民的な顔とは異なる存在感を要する役柄に挑む。

 また、秀丸と心を通わせる患者役として、『そこのみにて光輝く』『新宿スワン』の綾野が出演。サラリーマンだったが、幻聴が聴こえるようになり、家族から疎まれて精神科病院に強制入院となったチュウさん役を演じる。そして、不登校が原因で精神科病院に通院する女子高生・由紀役を、『来る』『恋は雨上がりのように』の小松が演じる。

 2011年に原作と出逢った平山監督は、原作に惚れ込み、初めて自ら脚本を執筆して映画化を打診。今回、9年越しで実現することになった。

■コメント一覧
●笑福亭鶴瓶
平山監督から、長文のオファーの手紙をいただいたのが3年前。素晴らしい作品を数多く手がけた平山監督がそこまでおっしゃるならと、お引き受けしました。とにかくいい脚本なんです。クランクイン前に脚本を読んでいたら、涙が止まらず、撮影現場でも台詞を言っていても、ぐっと詰まることが度々あります。“人に優しい映画”になると確信しています。

●綾野剛
鶴瓶さんは深く潔く、小松さんは繊細で瑞々しく、平山監督は愛で現場を包み込んでくれる。 私はこの作品の中で、本当を見つける事を捨て、嘘をつかない事を手に入れた。本当とは観念だ。嘘をつかないとは心念だ。平山監督のまなざしに魅せられ気づかされました。誰一人、自分に嘘が無い人達の物語です。優しく強く抱きしめて頂けたら幸いです。

●小松菜奈
今回、私が演じているのは、自分ならば決して耐えられない程の壮絶な過去を背負いながら、強い覚悟で生きていく少女の役です。共演者の方々とお芝居の化学反応を楽しみながら、日々挑戦しています。特に長野ロケでは、演技に集中出来る環境が整い、鶴瓶さんや綾野さんという諸先輩がオープンに接して下さるので、オンとオフを切り替えながら、現場で落ち着いて撮影に取り組めているのを実感しています。

●平山秀幸監督
原作が書かれた20年以上前と比べて、今ではスマホやパソコンで生活は便利になったけれど、むしろ、自分の荷物を抱えきれずに、心の病にかかる人が増えた気がする。
自身もどん底で苦しいのに、他人の痛みを思いやる――原作で、秀丸がみせる“自己犠牲”に圧倒され、どうしても映画化したいと脚本を書き始めた。
笑福亭鶴瓶さんは、きっと新しい顔を見せてもらえるとお願いした。
そこに綾野剛さん、小松菜奈さんという、才能溢れるキャストが加わって、芝居の応酬を見ていて楽しい現場となった。

(リアルサウンド編集部)

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