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BLACKPINK、幕張メッセで見せた“次世代クイーンの貫禄” デビューショーケースからの成長を読む

リアルサウンド

18/9/11(火) 8:00

 2016年にデビューして以来、初となるBLACKPINK単独ツアー『BLACKPINK ARENA TOUR 2018』が7月の大阪城ホール2Daysを皮切りに、福岡国際センター2Daysを経て、8月24日~26日の幕張メッセ3Days公演で開催された。今回のツアーチケットは即SOLD OUT、ツアーファイナルとしてクリスマスイブの12月24日に京セラドーム大阪での公演も決定している。

参考:BLACKPINK、MOMOLAND、TWICE……韓国ガールズグループのサマーソングなぜ増えた?

 イベント出演は複数あったものの、関東での単独公演は武道館でのデビューショーケース以来で、初日の24日は平日夜ながら会場は3階席までぎっしり。ピンクハートの公式ペンライトの明かりで埋まっていた。熱気に包まれた会場の雰囲気を爆発させた1曲目は、韓国内の音源チャートを総なめにし、米国ビルボードチャートHOT100ではK-POPガールズグループとして最高位の55位にランクインした大ヒット曲「DDU−DU DDU−DU」。さらにビルボードチャートのビルボード200で40位にランクインしたアルバム『SQUARE UP』の収録曲であり、韓国でも活動曲として親しまれた「FOREVER YOUNG」を披露すると、最新曲2曲で会場の熱気はいきなり最高潮に。ガールクラッシュ系でおしゃれ女子のロールモデル的なグループなだけあり、女性が多めの客席ではあったが、男性ファンの歓声も負けじと会場内に響いていた。

 続くデビュー曲の「WHISTLE」と「STAY」はアコースティックバージョンで。オープニングの熱気から一変、しっとりと聴かせる反転した魅力を見せてくれた。また、今回のツアーではメンバーそれぞれのソロステージが準備されており、洋楽カバーや日本語曲のカバー、ダンスステージからアコースティックギターの弾き語りまで多彩かつ多才な魅力を見せる場面も。同時にブラックなロックTシャツでの気取らないコーディネートから、花が敷かれたステージでのピンクのレースが繊細なドレスまで、ファッションに定評のあるBLACKPINKらしく様々なステージ衣装のバリエーションで楽しませてくれた。

 ソロパフォーマンス後のMCではお互いのステージについて言及しつつ、「ひとりでステージに立つのは寂しかったです」(ロゼ)「やっぱりBLACKPINKは私たち4人じゃなきゃね!」(ジェニ)とメンバー同士の絆を確かめ合うシスターフッドな一場面もあった。

 Beyoncé「Partition」でのダンスパフォーマンスや韓国の年末歌謡祭で披露したWonder Girls「SO HOT」カバー(The BLACKLABEL remix)、最新アルバムからの2曲「SEE U LATER」REALLY」の後は「BOOMBAYAH」で会場中の老若男女国籍問わず全員が「オッパ!」コールで盛り上がった。、さらに「PLAYING WITH FIRE」「AS IF IT’S YOUR LAST」と、ラスト一曲までアガりまくりのダンスナンバーで本編は終了した。

 アンコールを呼ぶ客席からのコールといえば通常は「アンコール」の掛け声が定番だ。しかし、YGのグループはそれぞれアンコールの時に特定の楽曲を歌うことが、ファンの間で自然と定着しているよう。BIGBANGは「MY HEAVEN」、WINNERは「GO UP」、iKONは「Long Time No See」と歌詞にそれぞれ意味のある楽曲が選ばれているが、BLACKPINKは「STAY」。〈どうしてもキミじゃなきゃダメなの そばにいて …Stay with me〉のパートの歌詞がステージを恋うファンの心情にシンクロし、今回の初ツアーから始まったとは思えないほど会場の息もぴったりだった。

 そして始まったアンコールは、何回でも盛り上がること間違いなしの鉄板「WHISTLE」DDU−DU DDU−DU」「BOOMBAYAH」の3曲。BLACKPINKにとっても初の単独公演だった武道館ショーケースの時はメンバーのパフォーマンスにもどこか緊張が感じられたが、日本でも数々のステージをこなした後の今回のツアーでは、アンコールでそれぞれリラックスしてファンサービスする様子も見られた。

 今回のツアーは、日本国内だけではなくBLACKPINK自身にとっても初の単独ライブツアーだったこともあり、MCでは随所に初々しさもあった。しかし、パフォーマンスでの堂々としたアティチュードはまさに次世代クイーンの貫禄を感じさせた。8月に日本語版もリリースされたばかりの「DDU−DU DDU−DU」MVのYouTube再生回数は、1カ月前にリリースされたBTS(防弾少年団)「FAKE LOVE」よりも先に3億回を突破した。ボーイズグループほどには結束の強いファンドムを持ちにくく、大規模な組織的ストリーミングがされにくいガールズグループとしては異例のスピードということで、各種メディアでもニュースになっていた。

 実力派アーティストとして今最も急速に世界的な注目を集めているガールズグループのひとつであり、今後のワールドワイドな活躍も期待される彼女たちなだけに、貴重な1stツアーになったと言えるだろう。(DJ泡沫)

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