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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第6回

川本三郎の『映画のメリーゴーラウンド』

ジョン・フォード『駅馬車』の話から……最後は『スリー・ビルボード』につながりました。

隔週連載

18/9/4(火)

 ジョン・フォードの『駅馬車』(1939年)は馬車に乗り合わせた人間たちのあいだにドラマが起るという点で、モーパッサンの代表作『脂肪の塊』にアイデアを得ている。
 モーパッサンの小説で、題名にもなった太った娼婦ブール・ド・シュイフ(脂肪の塊)に当る女性が、『駅馬車』では、クレア・トレヴァーが演じた気のいい酒場女ダラス。アメリカ映画ではおなじみの「黄金のハートを持った娼婦」である。サム・ペキンパー監督『砂漠の流れ者』(70年)の、あの最高に素晴らしかったステラ・スティーブンス演じる娼婦ヒルディはその伝統を受継いでいる。

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