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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第4回

川本三郎の『映画のメリーゴーラウンド』

ケヴィン・コスナーの『フィールド・オブ・ドリームス』の話から…ブルックリン・ドジャースの話につながりました。

隔週連載

18/8/7(火)

 メジャー・リーグのドジャースの本拠地は現在、ロサンゼルスだが、1950年代までは、ニューヨークの下町ブルックリンにあった。
 エリア・カザン監督の『ブルックリン横丁』(45年)に描かれたように、この地区はニューヨークのなかでも庶民が住む町、マンハッタンとはイースト・リヴァーで隔てられている。いわば川向う。だから「ブルックリン橋を渡ってマンハッタンにいく旅は、世界でいちばん長い旅だ」という言葉があるほど。
 ブルックリンの狭い通りをトロリー・バスが走っていた。町の人間は自然と「よける」(dodge)のがうまくなった。そのため1880年に創設された野球チームの名前はドジャースとなった。
 このロサンゼルスに移転する前のブルックリン・ドジャースほど愛された野球チームはないのではないか。ひとつには、1985年に本拠地をロサンゼルスに移してしまった結果、ブルックリン・ドジャースがなくなってしまったため。消えたチームだからいっそう愛着、郷愁が強くなる。映画のなかにはブルックリン・ドジャースのファンが実に多い。

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