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GLAYデビュー25周年公約発表会レポート「バンドっていいよなという高校生のころの気持ちが続いているだけ」

19/5/25(土) 21:36

2019年5月25日(土)にデビュー25周年を迎えたGLAYが都内某所にて、公約発表会を実施した。周年のテーマを「GLAY DEMOCRACY」とし、1月1日に4つの公約が発表されていたが、残りの公約を生配信で全て発表。TAKURO、JIRO、HISASHIの3人の口から語られた公約の内容、そして、25周年を迎えての思いを伝える。

徳光和夫さん司会のもと、始まった「GLAYデビュー25周年公約発表会」で最初に語られたのは、ヴォーカル・TERUについてだ。前日にやけどを負い、療養のため欠席となったTERUをリーダーのTAKUROは「TERUさんは大丈夫です。昼食でも作ろうとしたんでしょうか。まさか自分の顔を茹でることになるとは。そこまでアホとは思わなかった(笑)」、ベースのJIROは「TERUのドジっぷりはたくさん見てきましたけど、今回も本当にアホだな。でも顔写真を送ってきたくらい元気です」と会場を笑わせ、徳光さんからはTERUから届いたという手紙が代読された。

発表された公約1「全国ホールツアー12ヶ所20公演」は1999年の「HEAVY GAUGE」を引っ提げたツアーのリバイバルツアー。TAKUROは「20年前のGLAYはものすごい忙しさでちょっと息切れしていた。将来も見えないままひたすら走っていたから、このアルバムはダークな印象。20年経って、あのころの忙しさも必要だったと理解できた今、この曲たちを今の楽しい気持ちでの思い出に塗り替えられたら」、JIROは「ファンのみんなにあのころを思い出してもらえたらと思っていたけど、演奏していて僕のほうがそういう気持ちになった」とすでに始まっているツアーへの意気込みを語った。

公約4の「新元号初アルバム(15th)発売」については、TAKUROがレコーディングを故郷・函館で行ったことを明かし、「TERUの声、叫びがどこから出てくるのか、突き詰めて考えたら故郷だった。歌声のつややかさや響き、表現力が過去最高。彼の声にふさわしい曲を紡いだつもり」とアルバムへの自信をにじませ、TERUの作詞の才能についても絶賛。JIROは「今までの着飾ったロックとは違った、核としてGLAYが大切にしているロック。自分の中でも光が見えた」、HISASHIは「新しいGLAYが始まっている」とそれぞれ、ニューアルバムの完成度の高さを語った。

この日、新たに発表された公約6は「デビュー25周年ベストアルバム『REVIEW Ⅱ』の発売」。1997年に発売したGLAY初のベストアルバム『REVIEW』は累計売り上げ約500万枚のヒットとなった伝説のアルバムだ。「シングル発売のときは売れなかった『彼女の“Modern…”』は絶対に入れたかった。あれは当時のGLAYが世の中に伝えたいビートで、500万人の人が買ってくれた。あのころの情熱をメンバーみんな、今も忘れていない。今、自分たちが25年やってきて、伝えたかった楽曲もⅡでは含めたい」とTAKURO。HISASHIは「活動期間が短い中でのベストアルバムだったから、売れないと思っていたらまあまあ売れた」と当時を振り返った。

そして公約の7つめは「デビュー25周年を総括する海外ロングツアー&ドームツアー開催」。7月31日にはフリーライブを実施することも発表された。開催場所は賛同者の人口比率が 多いエリアとなる。フリーライブはTERUの発案だとのこと。「25周年は自分たちだけでやろうとしてできることではない。この一年で恩返しがしたい」とTAKURO。

25周年を振り返ると「正直、僕らはバンドがやりたくて東京に来て、続けるということはそれが職業になるということだったけど、4人でわいわいバンドがやりたかっただけ。新曲を出したい、ツアーをやりたい、その繰り返しだった。身の丈に合わない大きな夢を描いていたというより、バンドっていいよな、っていう高校生のころの気持ちが続いているだけ。朝起きて、ギター練習しようとか、やることは変わらない」とTAKUROは語る。HISASHIは「僕らが見てきたロックバンドは解散する美学があったけど、僕らは続けていくことの素敵さを見せたい」と笑顔。JIROは「こういう記者会見は昔は苦手だったけど、今は楽しめている。自由に活動できているから、ひとりでも多くの方に僕らの気持ちを伝えたい」と話した。

GLAYは25周年を終えたのちはいつもの日常に戻ると言う。「毎回、TERUがステージで『行ってきます』と言うと、みんなが『行ってらっしゃい』と返すんです。また帰ってくるという約束をひとつずつ守っていくのがGLAYらしい生き方。笑顔を増やしていくことがバンドを始めた原点」とTAKURO。

最後に徳光さんが語った言葉がとても印象的だった。「25周年はGLAYにとって単なる通過点。温故知新という言葉があるが、GLAYは温故起新だと思う。古きをたずねて新しきを起こすグループに成長した」変わっていくことが良いとされる現代において、GLAYは変わらずにいること、ブレずにいることの素敵さを私たちに見せてくれる。GLAYにとっての25周年は、ファンにとっても生きてきた軌跡をたどる旅になるのだろう。令和という新しい時代の幕開けと、GLAYの25周年が重なったことも偶然ではないのかもしれない。

GLAY7つの公約
公約1:全国ホールツアー12ヶ所20公演
公約2:新元号初シングル発売
公約3:メットライフドーム(旧・西武ドーム)ライブ実施
公約4:新元号初アルバム(15th)発売
公約5:全国9ヶ所17公演、18万人動員の大型アリーナツアー決定
公約6:デビュー25周年ベストアルバム「REVIEW Ⅱ」を発売
公約7:デビュー25周年を総括する海外ロングツアー&ドームツアー開催予定

(撮影/高橋那月、取材・文/藤坂美樹)

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