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東方神起、15周年アルバム『New Chapter #2』で歌う真実の愛 作品から伝わる“唯一無二感”

リアルサウンド

19/1/13(日) 10:00

 東方神起、デビュー15周年を記念したスペシャルアルバム『New Chapter #2: The Truth of Love』。彼らのデビュー記念日である12月26日に、各音楽サイトを通じてリリースされた本作は「大切なファンのために一生懸命準備したプレゼント」(チャンミン)、「東方神起が自分自身と向き合う姿をお見せできるアルバム」(ユンホ)と、「BlanQ Interview」で2人が答えているように、丁寧な作り込みを感じさせる仕上がり。15周年という大きな節目に、あらためて東方神起の唯一無二感を噛みしめるアルバムになっている。

(関連:東方神起が切り拓いていくまだ見ぬ“明日” アルバム『TOMORROW』から読み解く攻め続ける姿勢

 収録されているのは、リード曲「Truth」を含む計7曲。「Truth」は、重厚なベース音と、パーカッションのリズムに合わせて、チャンミンの透明感のあるハイトーンボイスが印象的な歌い出し。そこに倍音を感じさせるユンホの歌声が重なると、“冷静“と”情熱“が絡み合う、“これぞ東方神起“なグルーヴが生まれる。

 紡がれている歌詞も、傷つく痛みを知った大人の恋。愛することで降りかかる悲しみも苦しみも知りながら、それでも愛を注がずにはいられない、というもの。そんな人生の切なさを歌えるのは、成熟した大人の東方神起だからこそ。10代のフレッシュな頃と比べると、歌う愛に深みが出てくるのも、長年彼らを見続けてきたご褒美のように感じられる。チャンミンが語ったように“ファンへのプレゼント“であり、ユンホが言うように“東方神起と自分自身に向き合うこの時間こそ真実の愛“と教えてくれる楽曲だ。

 また、「Truth」のMVでは、東方神起の真骨頂でもあるダンスも楽しめる。これまで彼らが踊ってきた激しいダンサブルな曲に比べると、ゆったりとしたリズム。しかしながら、驚くほど細かなステップが刻まれていることに気づく。電話ボックスから出てくるチャンミンはまるでミュージカルのワンシーンのように可憐で、ユンホのターンはフィギュアスケートを彷彿とさせる力強さがある。相変わらず指先まで神経の行き届いたキレのある動きは、2人が真摯に続けてきた努力の証。鍛錬の先にある優雅さ。それも、東方神起が築き上げてきたオリジナリティかもしれない。

 他にも、アーバンな雰囲気とビートについノリノリで踊るユンホを思い浮かべてしまう「Sooner Than Later (Feat. The Quiett)」、チャンミンも作詞に加わったと思うと甘い歌詞に愛しさが増す「Jelly Love」、歌声からまぶしい陽の光や温もりさえも感じられるような「Morning Sun」……と、単に音が耳を通り抜けるだけではなく、脳内で様々な情景が映し出されるような曲ばかり。まるで乾いた土が、水を吸い込むよう。東方神起の作品は、すんなりと聞く者の中に入ってくる。それは、彼らのパフォーマンスが15年かけて洗練されてきたからこその、浸透度の高さなのだろう。

 もちろん、それぞれの個性を発揮させたソロ曲も収録。ユンホのソロ曲「夜話 (City Lights) (Feat. TAEYONG of NCT) (Sung by U-Know)」は、同じ事務所のNCTのテヨンをフィーチャリングしている。熱心にアドバイスを行なう後輩想いで有名なユンホらしさを感じせるナンバーだ。そして、チャンミンのソロ曲「아스라이… (Beautiful Stranger) (Sung by MAX)」は、自らの得意分野にさらに磨きをかけている。美しく咲いた花びらが舞うように、チャンミンの綴った詞がふわりと手のひらに落ちてくるような歌だ。

 そして、ラストに収録されている「Circle(동행[同行])」は、思わずライブのクライマックスに歌い上げる2人を想像してしまう1曲。この15年間、どんなに人気を博しても、どんなに逆風が吹いたとしても、彼らはいつも変わらず謙虚だった。そして、この歌にあるように、ファンに対して、いつだって“明日を夢を見させてあげる”と全力で歌い、踊ってきた。「Reboot」、そして「New Chapter」へ。新たな一歩を踏み出した東方神起が歌う真実の愛は、たくさんの日々が照らす彼らが歩んでいく道そのもの。15年間変わらなかった想いと愛が、次の東方神起の道標になるに違いない。(佐藤結衣)

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