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「鈴木愛理 LIVE TOUR 2018 "PARALLEL DATE"」最終公演の様子。

鈴木愛理、初ソロツアーでこじらせ全開妄想パラレルデート

ナタリー

18/12/20(木) 20:42

鈴木愛理によるソロ始動後初の単独ツアー「鈴木愛理 LIVE TOUR 2018 "PARALLEL DATE"」の最終公演が、12月17日に福岡・Zepp Fukuokaで行われた。

℃-uteとBuono!の解散後にソロでのアーティスト活動を始めた鈴木は、“15年目の新人”として今年6月にアルバム「Do me a favor」でソロデビュー。7月9日には東京・日本武道館でのワンマンライブ「鈴木愛理 1st LIVE ~Do me a favor @ 日本武道館~」を大成功のうちに収めた。ソロで初めて挑むツアーは全国7都市8会場のライブハウスで展開され、鈴木はソロデビュー前の4月に東京と大阪で行われたワンマンライブ「鈴木愛理 1st LIVE ~Do me a favor」から活動を共にしているイッフィーこと伊平友樹(G)、アミ様こと亜美(Cho)、エミチョロリンことにしのえみ(Key)、サッシこと加藤聡(Dr)、バンマスのマー君こと宮本將行(B)からなるバンドメンバーにダンサーのHaLuKaとmarinaを加えた8人で各地を回った。

このツアーはタイトルの通り、鈴木と“あいりまにあ”(鈴木ファンの呼称)がパラレルワールドでデートをするというコンセプトで構築されていた。開演前には鈴木が家の中で洋服を選んだりとデートの準備をする姿がスクリーンに映し出され、まるでプライベートを覗き見しているかのような雰囲気に。そして華やかなオープニングナンバーののち、鈴木は悩みに悩んで選んだベージュのコート姿で登場すると、1曲目からポップな新曲「THE BRAND NEW LOOK」でフロアを沸かせる。そして「ねえみんな、私のお洋服、一緒に選んでくれる?」と、2曲目「Candy Box」ではショッピングを楽しみ、3曲目「たぶんね、」ではカフェでまったりしたりと、上下に組んだステージセットを活用してデートシーンを演出。「光の方へ」では客席に巨大なバルーンが投げ込まれ、デート中のハッピーなムードが表現された。鈴木はダンサー2人を交えてミュージカルさながらにデートする女の子のウキウキ感を歌とダンスで演じていく。

4曲を続けて歌った鈴木はここで「今日はお約束事が2つあります。まず1つ、すごくテンションが上がってきたら、ペンライトを回しながらめっちゃ大きな声を出してください。そしてもう1つ、私以外の女の子を見ないでほしいなー、なんて」と注意を促した。その後スクリーンには車に乗り込む鈴木の姿が男性目線の映像で流れ、ラフなファッションに衣替えした鈴木は、疾走感のあるロックチューン「未完成ガール」やダンスナンバー「Be Your Love」でドライブデートを表現したが、ダンサー2人とセクシーに歌う新曲「TRICK」を歌ったところで態度が一変。「今……よそ見してたよね?」と、約束事の1つである「私以外の女の子を見ないでほしい」を破った“彼氏”に腹を立て、「BYE BYE」で感情を爆発させてデートの途中で帰ってしまう。ここで場面は暗転し、スクリーンには突然いなくなった鈴木に狼狽する彼氏とのLINEのやりとりが。鈴木は夜のベンチに腰掛け、気持ちのすれ違による切ない心情を新曲「気まぐれ」に乗せる。情熱的なバラード「気まぐれ」、アコースティックアレンジの「Moment」を歌い上げた鈴木は、ハートウォーミングな新曲「ハナウタ」で彼氏と仲直り。LINEで夕飯の約束をした2人は、行きつけの店へと向かった。

食事シーンで歌われる「私の右側」は鈴木がデビュー前のライブのために書き下ろした楽曲で、左利きの弟との食事をヒントにしたラブソング。今回のツアーではタコ焼き、手羽先、もんじゃ焼き、牛タンなど会場にちなんだご当地の名物料理が実際にステージ上に運び込まれ、スクリーンにはカメラ目線で彼氏に話しかけながら食事を楽しむ鈴木の姿が。ツアーファイナルの福岡ではぐつぐつと煮込まれた本物のもつ鍋が登場し、フロアにはおいしそうな匂いが充満した。その後は鈴木がライブを盛り上げるために書いた自作曲「No Live, No Life」のコーナーへ。ここではコーラスの亜美がスマートフォンでの写真撮影がOKであることをアナウンスし、あいりまにあは慌ててスマホを用意する。曲中の決めポーズではステージ袖のスタッフまでもが撮影に加わり、バンドメンバーやダンサーも自由に撮りだす始末。ライブはここから一気にクライマックスへと突入し、℃-ute時代のソロナンバー「通学ベクトル」やテレビCMも話題となった1stソロアルバム「Do me a favor」収録のダンスチューン「DISTANCE」など5曲が畳みかけられた。そして本編ラストは本ツアーのテーマを集約した新曲「パラレルデート」。繰り広げられたデートの一部始終は鈴木の女子会中の妄想で、「そんな夢みたいな話、あるわけないじゃんねー」というオチで物語はエンディングを迎えた。

盛大な「愛理!」コールを受けてステージに戻ってきた鈴木とバンドメンバーは、℃-ute時代のナンバー「最高ミュージック」で再び場内を沸かせる。さらに鈴木がソロで歌い継いでいるBuono!時代のキラーチューン「初恋サイダー」では鈴木がステージを飛び出しフロアの渦へ。鈴木は歌いながらフロアを1周し、あいりまにあとの一体感を楽しんだ。MCを挟まず本編を進行した鈴木はここで初めてフリートークの時間を設け、ツアーへの思いのみならず、最近観たドラマの話や「絶対にTwitterとかに書いてほしくない」プライベートの恥ずかしいエピソードなどを勢いよくまくしたてる。さらに鈴木は話の流れで、実は次のツアーが決まっており再び福岡を訪れる予定があること、ライブで歌ってきたアルバム未収録曲を音源として形にするべく準備を進めていることなど、これから先の活動にむけてすでに動き出していることを明かし、場内のあいりまにあを喜ばせた。20分近くしゃべり続けた鈴木は舞台袖のスタッフから「そろそろ」「まじで」と指示を受け、「パラレルデートだと言いながら、1曲だけ歌っていない恋愛曲があるんですよ。こじらせる曲だから最後に歌うのはどうかと思ったんだけど、最後の最後までこじらせて帰ってもらっちゃえ!と最後に選びました」と、1stアルバムからシンガーソングライターの山崎あおいが作詞作曲を手がけた“こじらせ”ラブソング「君の好きなひと」を披露。合計22曲で“PARALLEL DATE”を完結させ、鈴木は充実した笑顔で初のツアーを終えた。

なお本ツアーで披露された新曲6曲のうち「気まぐれ」「ハナウタ」「パラレルデート」の3曲は、山崎との共作で鈴木自身が作詞作曲を手がけている。

鈴木愛理 LIVE TOUR 2018 "PARALLEL DATE"
2018年12月17日 Zepp Fukuoka セットリスト

01. THE BRAND NEW LOOK
02. Candy Box
03. たぶんね、
04. 光の方へ
05. 未完成ガール
06. Be Your Love
07. TRICK
08. BYE BYE
09. 気まぐれ
10. Moment
11. ハナウタ
12. 私の右側
13. No Live, No Life
14. 通学ベクトル
15. STORY
16. Good Night
17. DISTANCE
18. start again
19. パラレルデート
<アンコール>
20. 最高ミュージック
21. 初恋サイダー
22. 君の好きなひと

※「通学ベクトル」は傘マーク付きが正式表記。

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