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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

天月-あまつき-(撮影:川崎龍弥[isai])

天月-あまつき-、ファンにラブレター贈った武道館公演「歩いてきた道は間違ってなかった」

ナタリー

18/8/29(水) 17:00

天月-あまつき-が8月23日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「Loveletter from Moon」を開催した。

開演時間を迎え、客電が落ちるとスクリーンには天月-あまつき-本人が出演するオープニングムービーが流れ始める。映像の中で天月-あまつき-が少年に“題名のない本”を手渡し、少年の手によってその本が開かれたところでライブがスタート。せり上がるステージに立ち、天月-あまつき-が「アストロスト」を勢いよく歌い始めると、客席のペンライトの色は彼のイメージカラーである赤一色に染まった。「イデア」の曲中で天月-あまつき-が歌詞の一部を変えて「会いに来たぜ。武道館」と口にすると、オーディエンスは堰を切ったように一斉に喜びの声を上げた。総勢10名のダンサーからなる“天月DANCERS”と共に披露した「ヒロイックシンドローム」では、天月-あまつき-自身もダンスに参加。続く「マリオネットラヴァーズ」では軽快なダンスと共にウィスパーボイスで囁くように歌い、ファンを魅了した。

MCに入り、アリーナ中央に設置されたセンターステージに歩いてきた天月-あまつき-がジャケットを脱ぐと、会場内は悲鳴のような歓声に包まれる。彼はアリーナ席のオーディエンス1人ひとりの顔を見渡しながら「とっても楽しいです。僕がこんなに楽しいんだから、みんなにはもっともっと楽しんでもらいたい」と笑顔で語り、代表曲の1つ「ホシアイ」を歌い始める。曲中、彼が「この武道館でみんなと歌える日を待ってました!」と叫ぶと客席からも歌声が上がり、武道館には盛大なシンガロングが響きわたった。

オーディエンスの盛大な歌声に笑顔で返す天月-あまつき-は、武道館での単独公演開催について「数年前は夢のまた夢のまた夢の夢の夢の……くらいでした。『夢を叶えた』と言うより、『みんなに夢を叶えてもらった』」と語り、ファンに感謝の言葉を贈った。さらに彼はペンライトの色を隣の人と変えるように提案。ペンライトの色が会場内をカラフルに彩る中、彼はバラードナンバー「ツナゲル」をしっとりと歌い上げた。

ライブ中盤、天月-あまつき-が衣装チェンジのためにステージをはけると天月DANCERSによる振り付け指南のコーナーへ。オーディエンスが振り付けの練習を何度か繰り返したところでヘッドセットマイクを付けた天月-あまつき-が登場し、「Sing! Swim! Swing!」の演奏に突入。この曲では天月-あまつき-の振り付けに合わせてオーディエンスも一緒になって手を動かし、会場内は一体感のある空気感に包まれた。「月曜日の憂鬱」「かいしんのいちげき!」「きっと愛って」といった最新アルバム「それはきっと恋でした。」の収録曲が届けられたあとには突然ステージが紗幕に覆われ、セットの転換に入る。幕に女性の影絵が映し出されると、天月-あまつき-は失恋ソング「僕のことなら忘れてくれていいよ」を歌唱。四季を感じさせる映像で時の流れを表現しながら、彼は別れた相手を思う歌を情感豊かに歌い上げてみせた。

武道館でのライブに向けて楽曲ごとに異なる演出を考案していたという天月-あまつき-は「1曲1曲で夢が叶っています」と話し、晴れ晴れしい表情を見せる。さらに彼は「僕の中ではありがたいことにここ(武道館)がゴールではなくて、これから先を見据える日でもある」と続け、ファンの大歓声をさらった。またイヤーモニターのトラブルで急きょMCの時間が増えると彼は7月に愛猫・はるが亡くなってしまったことをとつとつと語り始め、「音楽って音楽をやる人がいなくなったとしても、覚えていてくれる人がいればそれはずっと心の中で鳴り続けるものなんです。それと同じで、いなくなってしまったとしても、覚えていればみんなの心の中で生き続けるんじゃないかなと思う」と自身の思いを打ち明けた。話し続ける中で、感極まって言葉を詰まらせると客席からは「がんばれ!」という声援が上がり、彼は「間違いなく君がいてくれたから、今日僕はここにいると思っています」と感謝の言葉を返した。その後ファンへの思いを込めるように「キミトボク」「きみだけは。」の2曲を届け、ライブはクライマックスへ。本編の最後に天月-あまつき-が歌ったのは「君が僕の心に魔法をかけた」。武道館の天井からハート型の紙が放たれ、ひらひらと無数のハートが宙を舞う中、天月-あまつき-は「楽しかったよ。ありがとう!」という言葉と共にライブ本編の幕を閉じた。

アンコールに応え、Tシャツに着替えて再びステージに現れた天月-あまつき-は、MONGOL800「小さな恋のうた」のカバーで会場内のテンションに再び火を点ける。さらに彼はライブ本編で歌えなかった曲をメドレー形式で披露。このメドレーでは「流れ星」「LIFE」「気まぐれメリーゴーランド」など彼のこれまでの歩みを振り返るような曲たちがつなげられ、会場内の興奮は留まることなく高まっていく。さらに彼は「何度繰り返しても足りないよ。だってうれしいし、楽しいんだもん」と話し、スタッフ、バンドメンバー、来場者に何度も感謝の気持ちを口にした。最後に「僕が歩いてきた道は間違ってなんていなかった」と叫んだ彼は、ラストナンバー「Hello, My story」を熱唱。曲中、天月-あまつき-が目頭を押さえて歌えなくなると、彼を支えるかのようにファンの歌声が上がるひと幕もあった。すべての楽曲が披露され、SEとして「きっと愛って」が流れ始めると客席から自然と歌声が上がり始める。曲の後半では大合唱となり、ステージを去ろうとしていた天月-あまつき-は歩みを止め、最後の一節では彼も歌唱に参加。ファンと一緒に最後の曲を歌いきった彼は笑顔でステージをあとにした。

天月-あまつき-が去るとスクリーンには彼からの“ラブレター”が映し出され、最後に彼はファンに向けて「また一緒に遊ぼうね」とメッセージを送った。

天月-あまつき-「Loveletter from Moon」2018年8月23日 日本武道館 セットリスト

01. アストロスト
02. DiVE!!
03. イデア
04. ヒロイックシンドローム
05. Mr.Fake
06. マリオネットラヴァーズ
07. ホシアイ
08. ガラクタモンスター
09. ツナゲル
10. Sing! Swim! Swing!
11. 月曜日の憂鬱
12. かいしんのいちげき!
13. きっと愛って
14. 僕のことなら忘れてくれていいよ
15. Flight Light ~星くずとBoeing~
16. キミトボク
17. きみだけは。
18. 君が僕の心に魔法をかけた
<アンコール>
19. 小さな恋のうた
20. メドレー(流れ星~コスモノート~虹の向こうへ~LIFE~はじまりのうた~ハートフルエッジ~気まぐれメリーゴーランド~ネバーエンドランド~プレゼント~流れ星)
21. Hello, My story

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