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『I randomly love you / hate you』2018年、LCDモニター2台、シングルボードコンピューター(アンドロイド)、サイズ可変「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」の展示風景の部分(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2018年)撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

エキソニモによる6年ぶり国内個展『LO』 テーマは「不完全なメッセージ」

CINRA.NET

19/2/21(木) 21:00

エキソニモの個展『LO』が2月23日から東京・江戸川橋のWAITINGROOMで開催される。

千房けん輔と赤岩やえによるアートユニット・エキソニモは、1996年からインターネット上で活動を開始。2000年からインスタレーションや、ソフトウェア、デバイス、ライブパフォーマンス、イベントプロデュースなど活動の幅を広げ、2006年に『アルス・エレクトロニカ』ネットビジョン部門ゴールデン・ニカ賞を受賞した。2015年から活動の拠点をニューヨークに移している。

エキソニモにとって日本での6年ぶりの個展となる『LO』。同展は、「不完全なメッセージ」をテーマに新旧作を織り交ぜた作品群で構成。展示物は、2台のモニターの中で「Love」と「Hate」がついたメッセージが会話し合う作品『I randomly love you / hate you』のほか、同展のテーマに基づいて制作された新作や、過去作品から今回新たに制作し直した作品などが並ぶ。『I randomly love you / hate you』は、昨年行なわれたグループ展『ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて』でも展示された。

会期初日の2月23日には、オープニングレセプションを実施。また現在、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]で開催中の『オープン・スペース2018 イン・トランジション』では3月10日まで、Googleが所蔵している作品『Natural Process』が約14年ぶりに公開されている。詳細はWAITINGROOMのオフィシャルサイトから確認しよう。

エキソニモのコメント

本展のタイトル『LO』は、1969年(今から50年前)にインターネットの原型となるARPANETの最初の通信実験で送信されたメッセージです。「LOGIN」と入力しようとしたところ、「LO」を送信した後にシステムがクラッシュ。続く「G」は送信されず、この2文字がインターネットの世界を切り開いた言葉になりました。エキソニモは、世界が分岐したとも言えるこの「LO」に続く言葉が「G」でなかったら、それは「VE」だったかもしれない(LOVE)、「L」だったかもしれない(LOL)と、想像を巡らせました。「不完全なメッセージ」が現在をこのように形作ったということは、ある意味示唆的です。メッセージが不完全であるからこそ、逆に伝わるものがあり、そこから異形の何かが生み出されることがある。この展覧会は、エキソニモの新作と旧作(リミックス含む)を構成し、そこから不完全なメッセージを立ち上げ、それに続くものを鑑賞者に問いかけるものになるでしょう。

※記事掲載時、会場所在地に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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