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土屋太鳳らチアダンス部と対立! 『チアダン』堀田真由が放つ熱血ドラマでのクールな存在感

リアルサウンド

18/7/27(金) 6:00

 チアダンス部にかける女子高生たちを描いたドラマ『チア☆ダン』(TBS系)は、今をときめく若手女優やモデルが集結した、夏にピッタリの青春ドラマだ。ダンスを得意とするキャストが多い中で今回注目するのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』での主人公の妹・りん役や、現在公開中の映画『虹色デイズ』など、話題作に次々と出演し人気急上昇中の堀田真由。彼女のルーツもまた、主演の土屋太鳳や石井杏奈と同じくダンスと深い縁がある。

 堀田が『チア☆ダン』で演じる稲森望は、主人公の藤谷わかば(土屋太鳳)が所属していたチアリーディング部の2年生で、3年生が引退した後に部長となる予定。わかばがチアリーディング部を抜けてチアダンス部を作り目立っていることで、現段階では、ある意味裏切り者のわかばたちのことを面白く思っていない存在。

 堀田は滋賀県出身の20歳。宝塚好きの祖母の影響で幼少の頃から兵庫の宝塚劇場へ行くことが多く、最初はタカラジェンヌになりたい思いで6歳からクラシックバレエを始め、10年間バレエ教室に通う。クラシックバレエの影響で人前で表現することが好きだった堀田は、佐藤健主演の映画『るろうに剣心』を観て、“なんで私はここにいないんだろう”と思うほどの衝撃を受け、後の2014年に佐藤も所属するアミューズの新人発掘イベント「オーディションフェス2014」に自ら応募し、WOWOWドラマ賞を受賞した。

 そして、仲里依紗が主演するWOWOW『連続ドラマW テミスの求刑』で女優デビュー。以降、様々なドラマや映画に出演。北川景子主演のドラマ『家売るオンナ』 (日本テレビ系)の最終回で、バレエコンクールを前に事故で怪我をして車椅子生活になった娘役という重要な役を演じ、2017年のオムニバスホラー映画『狂い華』の『呪いうつり』で初主演、そして『わろてんか』で注目され、着々と女優の道を歩んでいる。

 堀田はその見た目の純粋さと素敵な笑顔で、いわゆる等身大の高校生役が実に似合う役者だ。良い意味でどんな作品にでも溶け込めるのが彼女の特徴であり、クラスの窓側の席にいそうな身近にいる雰囲気を持つ美少女だからこそ、青春時代の淡い記憶を呼び起こさせる、どこか儚く心に残る存在だったりする。

 その雰囲気はCMで重宝され、印象深かったのは、2016年から続くHonda 「バイクが、好きだ。」“自由の翼”シリーズ。彼女の純真なイメージが見事に噛み合ったCMだ。「女子高生篇」では、女子高生の3人が窮屈な教室から解放されるように、線画で描かれた翼とバイクに乗って校舎の屋上や校庭を自由に駆け回る爽快感、「気づき篇」では、女子高生だった仲良し3人組が少し大人になって訪れた観光地で女性ライダーに遭遇し、何か心に決めた瞬間を自然に表現している。

 面白いのは、そのCMから繋がるように、実際に堀田が普通二輪免許を取得するまでのドキュメンタリーがHondaの特設サイトで公開されているのだが、リアルに頑張る姿はとても親近感が湧く。髪の長い美少女のような女性がバイクに乗る姿はギャップがあり、とてもかっこいい。バイクを得意とする若手女優は最近見かけないので、今後需要が増えていきそうだ。

 そして彼女が一躍有名になったのが、大分県の「おんせん県おおいた」のPR動画「ゆけ、シンフロ部!」。これを見て『チア☆ダン』にキャスティングされたのではないかと思うほど、堀田の魅力がいっぱい詰まっている。簡単に言ってしまうと『ウォーターボーイズ』の温泉版だ。「なごり雪」の曲に乗せ、温泉でプロのシンフロをする姿を見たマユ(堀田真由)とアリサ(松永有紗)は2人でシンフロ部を立ち上げ、進路に関しての仲違いを乗り越え、最後は一緒にシンフロをして東京へ行くマユへ別れのエールを送る。

 最初に2人で部を作る展開はまさに『チア☆ダン』で、青春ドラマの定番ネタ満載のパロディであるが、いたって真面目に作られ、ちょっとした映画以上の感動作となっている。温泉でスクール水着を着て真剣にシンクロをやるという奇妙な光景でも、純粋で繊細なイメージの堀田が真剣に演じるからこそ面白く、特技のバレエで鍛えられたダンスの美しさを披露できた作品でもある。

 さて『チア☆ダン』だが、堀田の経歴から言えば、まさにこのドラマは彼女のスペックが充分に活かされるドラマだと思う。解禁されているビジュアル写真を見ると、後にチアダンス部に合流すると予想されるが、清純な役が多い印象の堀田だけにヒール的な役は実に新鮮で、普通の美少女が冷たい態度を示すからこそ嫌味な感じが増長されている。当初は学級委員長である桜沢麻子(佐久間由衣)がチアダンス部に批判的な態度を示していたので、しばらくは部を邪魔する存在になるかと思いきや、第2話であっさり入部したことにより、チアダンス部と対立する存在として堀田の役が重要となってくる。

 情熱的なチアダンス部を演じる女優たちに対し、それを打ち消すクールな存在感を示すのはかなり至難の技。今後堀田の存在感次第で、ドラマの盛り上がり方も変わってくるだろうし、世間に女優・堀田真由を知られるためにも、今後の役者としての可能性を広げられるおいしい役だと考える。そして幼少から習っている得意のバレエを活かしたダンスがチアダンで発揮されるか? そこにも注目して今後の展開を見守りたい。(本 手)

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