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いま、最高の一本に出会える

「轢き逃げ -最高の最悪な日-」完成披露試写会の様子。

「轢き逃げ」完成披露で水谷豊を壇ふみが絶賛「世の中の監督は見習って」

ナタリー

19/4/16(火) 21:20

「轢き逃げ -最高の最悪な日-」の完成披露試写会が、本日4月16日に東京・パークタワーホールにて行われ、キャストの中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、檀ふみ、岸部一徳、テーマソングを担当した手嶌葵、監督の水谷豊が出席した。

とある地方都市で起こったひき逃げ事件を発端に、平穏な生活を奪われた人々の人生が複雑に絡み合っていくさまを描いた本作。初めて脚本も手がけた水谷は「60代で3本映画を撮りたいという思いがあって、2本目をどうしようと思っていたら『水谷さんが撮るサスペンスを観てみたい』と言われた」と述懐し、「アイデアをプロデューサーに伝えるために文字にしたのが脚本を書くきっかけで、気付いたら本になっていた。誰も止めてくれなかったものですから」と笑顔で語る。

オーディションで役を射止め石田とともにダブル主演を務めた中山は、「脚本を読んで非常に難しい役柄だなと思いました。ト書きの部分から心情があふれ出ているので、映像になったらどうなるのだろうとわくわくしました」と回想し、水谷の演出について「目の前で役を演じて見せてくれるので、芝居を目の当たりにできるのがうれしかったです」と明かす。石田は「現場での水谷さんが優しくて大好きになりました。自ら役の動きをしてくれるので、すごく助かって甘えてた部分もあります」とはにかむ。

水谷は中山と石田について「オーディションは直感で決めたのですが、現場に入ってから、なんでこの2人にしたのかわかってきたんです」とコメント。「中山さんはハンサムで崩れそうもないタイプなんですが、話の中では崩していかければならない。彼なら魅力的に崩していってくれるだろうという予感がしました。法嗣くんは最初に感じた魅力的な不器用さがこの作品にぴったり」と説明した。

小林は「緊張が止まらない状態だったのですが、皆さんがやわらかく受け止めてくださって、この現場でよかったと思いました。とっても和気あいあいとやらせていただいたので感謝しています」と振り返る。毎熊が「水谷さん、岸部さん、壇さんが昔の話を楽しそうにされてる姿がとてもかっこよく見えてうらやましいなと思いました。僕も30年経ったときに『あのときの水谷さん、ああだったね』とか言いたいです」と話すと、水谷は「僕がいなくなってからね」と冗談を飛ばし、毎熊はすかさず「ずっといてください!」と返した。

水谷の映画監督デビュー作「TAP -THE LAST SHOW-」にも出演した岸部は、水谷の魅力を司会者に聞かれると「いっぱいありますけどね。まっすぐで純粋なところと、ちょっとそそっかしいところがある」と笑い、「いつも挑戦する人で、そこが尊敬できるところかなと。頭が下がります」と回答。水谷は「しゃべり終わったときに笑ったのが気になる」と言いつつも、「一徳さんと一緒に仕事をするというのは夢のようなこと。サリー(岸部の愛称)の時代から大ファンでしたから、今起きてることに感激する。俳優さんとしても“唯一無二”というのが一徳さんにふさわしい表現だと思います」と感慨深そうに語った。

檀は「俳優として素晴らしいのは存じ上げて憧れていたのですが、監督としても素晴らしい! 世の中の監督は見習ってくださいという監督なんです。決断力もあるし、画がきっちりできてるし、無駄なカットを撮らない!」と興奮気味に水谷の魅力を伝え、「あとから足りなくなるんじゃないかと心配していたけど、できあがったら完璧。ずっと監督をやってください」と懇願し、会場を盛り上げた。

最後に水谷は「子供の頃からたくさん映画を観てきて、さまざまなジャンルの映画や映画音楽に心動かされて感動してきました。僕の半分は映画と映画音楽でできています。映画に出る側、作る側になって、僕が今まで心動かされたような映画になることを目標に作るのですが、この作品がそうなっているかはわかりません。でももうすぐわかります……」とほほえみ、イベントを締めくくった。

「轢き逃げ 最高の最悪な日」は5月10日より全国で公開。

(c)2019映画「轢き逃げ」製作委員会

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