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いま、最高の一本に出会える

左から田中美里、緒形直人、南沙良、坂本欣弘。

南沙良が不登校の少女演じた「もみの家」撮了、「自分に重なる部分もあった」

ナタリー

19/4/3(水) 14:25

「もみの家」のクランクアップ囲み取材が4月1日にロケ地の富山県砺波市にて行われ、キャストの南沙良、緒形直人、田中美里、監督の坂本欣弘が出席した。

不登校の少女・彩花が、若者の自立支援施設“もみの家”での出会いと経験を通し、少しずつ自分の気持ちと向き合っていくさまを描く本作。現在、彩花と同じ16歳の南は「自分に重なる部分もあって、近親憎悪に似た感情も持ちました。いろんなことが重なって、自分の中で気持ちの整理がつかなくなっているときもありましたし、足並みをそろえるのに苦戦した時期もありました」と正直な気持ちを吐露。「でも彩花の気持ちになって、何かが変わっていくことを感じることができました」と続けた南に、坂本は「見るからに成長していました。役としても成長しているのを感じることができましたね」と太鼓判を押した。

もみの家の経営者・佐藤泰利とその妻・恵を演じた緒形と田中。南の印象を聞かれた緒形は「繊細な心の動きを表現できる人」と評し、「あと彼女のいいところは笑顔だと僕は思ってる。この映画でも少なからずいい笑顔が見れます」とアピールする。田中も「最初会ったときは大人っぽい、動じない子だなと感じました。でもその中にも15、6歳らしい愛らしさ、繊細さを持っていて、彩花と重なる部分もありました」と南を優しく見つめながら話した。

「15、6歳の少女の成長を描いた作品が作りたいとずっと思っていました」と明かす坂本。「実際の(自立支援)施設にも取材に行きましたが、それをイメージして『もみの家』を作ったわけではないんです。あくまでも自分の考える、この場所での、今の子供の問題について物語にしたいという思いがありました。不登校、引き込もりだったり、その当人や親や友達たち、この映画を観た人たちが1歩を踏み出せるための作品になるように、取材をさせていただきました」と思いを述べる。

1年にわたる長期の撮影を終えた南は最後に「私自身、1年を通して出会いと別れのまぶしさだったりたくさんの刹那を強く感じることができました」とコメント。生活の中で、少しでも息苦しさだったり閉塞感を感じたことのある人の心の中に、何かを残せる作品になっているんじゃないかと思っています」と真摯に語った。

「もみの家」は2020年春、東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。富山県では先行公開される。

(c)「もみの家」製作委員会

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