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インドの工場の労働力搾取を絵画的な映像で露わに 記録映画『人間機械』

CINRA.NET

18/6/28(木) 20:15

ドキュメンタリー映画『人間機械』の予告編とポスタービジュアルが公開された。

監督・脚本を務めたラーフル・ジャインのデビュー作となる同作は、インドの北西部グジャラート州にある巨大な繊維工場で働く、出稼ぎ工場労働者の姿を捉えたドキュメンタリー。カメラワークを駆使して撮影された宗教絵画を思わせる映像によって、幼い子供を含む労働者たちが強制的に強いられている労働力の搾取と、貧富の格差を露わにしていく。

ラーフル・ジャイン監督は昨年の『山形国際ドキュメンタリー映画祭』での上映時のインタビューで、「監督は労働者に対してこの映画で何ができると考えているか」との質問に「映画監督は、救世主のように思われているのでしょうか」「この映画は、労働者階級のために作られた映画ではないです。彼らは映画を観る余裕さえないですからね。我々、中流・上流階級の人たちが、余裕のある人たちが考えて、それに従って行動を起こして行く。そのための映画だと思います」と答えている。

作業機器から出される反復した大きな音が響く予告編では、汚水が流れる工場の劣悪な環境や、うな垂れる労働者の姿、ウトウトとしながら働く子供の姿などが映し出され、「グローバル資本がもたらした『地獄』」というキャッチコピーが確認できる。

なお、同作のポスターやチラシなどのデザインは、東京・渋谷パルコ『AKIRA』のアートウォールで大友克洋とコラボレーションした河村康輔。劇場窓口での前売りチケットは、河村デザインのステッカーセット付き。『人間機械』は7月21日から東京・渋谷ユーロスペースで公開される。

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