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乃木坂46 山下美月が語る、初主演ドラマ『電影少女』で得た自信 「殻を破れた手応えは感じている」

リアルサウンド

19/5/23(木) 18:00

 山下美月(乃木坂46)と萩原利久がW主演を務めるドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』が、テレビ東京の木ドラ25枠で放送中だ。西野七瀬と野村周平主演で昨年1月期に放送された『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』に続く、桂正和の人気漫画『電影少女』が原作の連続ドラマ新シリーズとなる本作。ビデオを再生した主人の望みを叶えるためなら手段を選ばない“悪のビデオガール・神尾マイ”(山下美月)と、次第にマイにのめり込んでいく高校生・叶野健人(萩原利久)の姿が描かれる。

参考:乃木坂46 山下美月、『電影少女 2019』は“小悪魔キャラ”でハマり役に 西野七瀬とは対極の存在?

 今回リアルサウンド映画部では、神尾マイ役で主演を務めている山下美月にインタビュー。連続ドラマ初主演にかける思いから、乃木坂46としてのグループでの活動と個人での活動の違いや、演技での活動の今後についてまで話を聞いた。

ーー山下さんにとっては今回の『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』が連続ドラマ初主演となります。話を聞いた時の率直な感想を教えてください。

山下美月(以下、山下):本当にありがたいお話だと思ったんですけど、私自身お芝居の経験がたくさんあるわけではなく、未熟なところが多いので、本当に私でいいのかなという不安はありました。前作は西野(七瀬)さんがやられていたので、それを引き継ぐのが私で大丈夫かなという思いも正直ありましたが、今は葛藤しながら毎日体当たりで頑張っています。

ーー西野七瀬さんの存在はやっぱり大きかったですか?

山下:乃木坂46の山下美月として作品に参加させていただいているので、そういう意味で、やっぱりプレッシャーは大きかったです。西野さんの前作に引き続き、面白い作品にしていきたいという気持ちは強かったです。

ーー西野さんは今回の作品が発表された際に、「本作が、こういった形で始まると聞いて驚きました。美月が演じる新しいビデオガールを楽しみにしてます!応援してます!」とコメントを寄せていましたが、西野さんとは何か話をしたんですか?

山下:ちょうど七瀬さんが乃木坂46を卒業されるタイミングでドラマの情報も発表されたので、入れ違いになってしまったんです。それは私としては寂しかったんですけど、2月に京セラドームで行われた七瀬さんの卒業コンサートの時に、七瀬さんが私に声をかけてくださったんです。前作の現場がすごく楽しかったというお話をしてくださったので、それを聞いて、私自身も現場に入るのが楽しみになりましたし、少し安心しました。先輩から言葉をいただけたのは、とてもありがたかったです。

ーーただ、ドラマの内容は前作とは大きく異なりますよね。

山下:そうなんですよ。前作はわりと恋愛の部分がフィーチャーされていましたが、今回は神尾マイちゃんと男性との関わりが中心のダークファンタジーなので、前作とは全く違ったところから攻めています。私としてもこういった役をやるのは初めてだったので、どうやってみせていったらいいのかは、かなり悩みました。スタッフさんとも現場で何度も話し合いました。ただ、ドラマに出演するのは今回が3作目なんですけど、前回出演させていただいた『神酒クリニックで乾杯を』(BSテレ東)と同じスタッフさんも多く、2クール連続ということもあったので、そういった意味での安心感はありましたね。

ーー最初に台本を読んだ時は驚きもあったのでは?

山下:もともと「悪のビデオガール」というお話だけは聞いていたんですけど、原作にはないオリジナルストーリーということで、私自身も台本を読むまで詳細は知らなかったんです。なので、初めて台本を読んだ時は衝撃でした。神尾マイちゃんはこうなっているんだとか、こういう役目を果たすためにビデオから再生されたんだとか、すごくビックリしましたが、こういう普段なかなかない世界に入り込めるのが、お芝居や映像作品の楽しさだと思うので、普段の私とは全く別の私として見てほしいです。そして、見てくださった方に「悪女」とか「性格悪そう」と思っていただけたら、私としては嬉しいですし、成功だなと思うので、そういう風に思ってもらえるように演じることは意識しています。

ーー役作りも難しかったですか?

山下:神尾マイちゃんは原作には少ししか登場しないので、どうやって役作りをすればいいかはかなり難しかったです。神尾マイちゃんは前作の天野アイちゃんに比べたらもっと人間離れした存在でもあるので、人間らしさをどう消すかなど、いろいろ考えたりもしました。

ーー今回演じている神尾マイは、普段の山下さんとは印象がガラリと変わりますね。

山下:そうですね。普段、乃木坂46としてアイドルのお仕事をさせていただいている時とは真逆というか……ファンの方もドキッとするような山下美月になっているんじゃないかなと思っています。

ーー真逆ということは自身と重なる部分もあまりない?

山下:他の作品で役を演じる時は、自分自身と重ね合わせて、似ているところや共通する部分を見つけたりしていくんですけど、今回はマイちゃんが人間ではない点など含め、今までに出会ったことのない役だったので、共通している部分を見つけることができなかったんです。だからこそ、オンとオフの切り替えをはっきりするように意識していました。でも、誰かを癒したいとか元気づけたいという気持ちは、アイドルをやっている時の自分と重なるところがあると思います。

ーー今回の作品ではかなり体も張っている印象です。

山下:私としては殻を破れたという手応えは感じています。それこそ普段アイドルをやっている時には見せないような一面なので、試行錯誤しながら演じていました。神尾マイちゃんは、色っぽさや女性らしさがある中にも、少女らしさや清楚なところもあるので、そこがより男性を惹きつけると思ったんです。私としては、たぶんこの作品が10代最後の作品になるので、19歳の自分にしかできない神尾マイちゃんを見せたいと思いましたし、自分としてもそれが形として残ったらいいなと思って演じました。それに、今後もし他の作品に出演させていただくことになった時に、この『電影少女』の経験がすごく生きてくるんだろうなと思います。

ーー映画初出演となった『日日是好日』、初ヒロインを演じたドラマ『神酒クリニックで乾杯を』など、演技の仕事も増えていますね。やっぱりグループでの活動と個人での活動は違うと感じますか?

山下:そうですね。やっぱり1人で外の世界に出るっていうのは、普段グループで活動している身からすると、不安や寂しさしかないです。でも、「アイドルだから」という目では見られないようにしなければいけないなとも思っています。今回のような個人でのお仕事で結果を残せることができたら、グループのためにもなると思っているので、もっともっと頑張っていきたいです。

ーー個人での活動をグループにも還元していきたいと。

山下:乃木坂46は今、メンバーそれぞれが個人としての活動でも活躍していますが、私がこうやって少しずつ自分のやりたいことを見つけていける環境がグループにあるのは、結果を残してきた先輩方のおかげなので、自分もそうなっていきたいです。乃木坂46は本当に優しい、あったかいグループだなと思います。

ーー演技面での今後の目標は?

山下:私自身どんどんお芝居が好きになっていますし、いろんな役をやってみたいという気持ちも芽生えているので、お芝居の仕事はこれからも広げていきたいです。それに、もっとお芝居の勉強がしたいですし、もっといろんな世界を見ていきたいなと思います。そして、いつか必要とされる人になれるように、今後も頑張っていきたいです。(取材・文=宮川翔)

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